出張ワークショップに行った際、パレットに入っている色について質問をよく受けるので、記載しておこう。
私はこれら16色を混色・重色・ウエット イン ウエットなどの方法で混ぜて使っている。 そして、何色でも混ぜる。
なので、『今の色は、何色と何色ですか?』 と聞かれてもよくわからないので、『色々…。』とお答えしている。(~_~;)
最近はほとんどシュミンケ・ホラダムのチューブを使用。
※パレットはクレイグヤングのPaintBox。 発注してからなんだかんだで手に入れるまで2年かかった。
ご興味のある方はこちら。Craig Young Paint Box Company
左上から右へ(すべてシュミンケ・ホラダム)
to the right from the upper left (All Schmincke Horadam)
1段目
■フタログリーン(519)半透明 Phthalo Green
■ネイプルス イエロー レディッシュ (230) 不透明 Naples Yellow Reddish
■インディアン レッド (645) 不透明 Indian Red
■パープル マゼンタ (367) 透明 Purple Magenta
2段目
■コバルト グリーン ターコイズ (510) 不透明 Cobalt Green Turquoise
■ロー シェンナ (660) 半透明 Raw Sienna
■イングリッシュ ベネチアン レッド(649) 不透明 English Venetian Red
■カドミウム レッド ライト (349) 不透明 Cadmium Red Orange
3段目
■コバルト ターコイズ (509) 半不透明 Cobalt Turquoise
■コバルトブルー ディープ (488) 半透明 Cobalt Blue Deep ■カドミウム イエロー ディープ (226) 不透明 Cadmium Yellow Deep
■スカーレット レッド (363) 半不透明 Scaerlet Red
4段目
■デルフト ブルー (482) 不透明 Delft Blue
■ウルトラマリン ファイネスト (494) 半透明 Ultramarine Finest
■トランスペアレント イエロー (209) 透明 Transparent Yellow
■トランスペアレント オレンジ (218) 半透明 Transparent Orange
私の使う色はこれですべて。
※このほかにはガッシュの白を少々、シルバーを使うこともたまにある。
※フタログリーンは赤系と混ぜて暗い色を作るときに使う。植物の葉に使うことはない。
※植物の“緑”はすべて混色で作る。その時、トランスペアレントイエローがあると便利。
こうやってみると、実は透明水彩とはいいながら不透明、半不透明が9色なので、半分以上は“透明”ではないということになる。
良く見てみるとシュミンケに限らず“透明水彩絵具”には、透明度の低い絵具がかなりあって、 私の場合も結果的にそうなっている。
細かいことをあまり気にして頭でっかちになるよりまずは気にせず描いてみて、気に入ったものだけ残していけばいいと思っている。
それから、 『色が濁る、汚くなる』と訴える方がいるが、私は“汚い色”なんてないと思う。濁色だって言い方を変えれば“渋い色”“シックな色”なわけだし、純色ばかりで描いたら品のない汚い絵になるかもしれない。使い方次第なんだと思う。
汚いのは色のせいではなく、
あなたの筆跡が汚いのかもしれない。
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