先日は、同じタイトルで水彩を音楽に喩えてみました。
今日は、水彩画を描くにあたっての立ち向かい方、心構えについて日本と海外の違いを、私なりの偏見も込めて書いてみたいと思います。
例えば、省略とか単純化について考えてみると、
日本人は、『それは、ちゃんと描けるようになってからの話。まだまだそのレベルではない。』というようなことを、教える側も、学ぶ側も信じ切っているように思えてなりせん。
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それに比べて海外の、とくにラテン系の人たちの水彩画作品を見ていると、プロアマ問わず、ハナから『面倒なことはしないよ。作品が良ければいいんでしょ。描きたいとこだけ描きますよ。』という声が聞こえてくるような気がします。
どちらがいいとか悪いとかいうつもりはありません。それぞれに一理ある気もしますし、どちらも間違えている気もします。
一つ言えるのは、水彩画の特性を生かし、雰囲気のある絵にするには、“ラテン系”の“いい加減”さや“適当”さが心地よく思えてくるのです。
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決して手抜きをするわけではありません。真剣に“描かない”ことの意味を考えてみるのも大切なことなのではないでしょうか。
私にそのことを気づかせてくれた一冊の本。
その名も“Passion!”Alvaro Castagnet 著
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個展情報
今度は個展です。二年ぶりの出版(同時期)の予定もあります!
笠井一男 水彩画展
1年半ぶりの個展です。
その場にいるような“ライブ感”をテーマとした風景画が中心になると思います。
会期;2013年6月27日(木)~7月3日(水)
11:00~18:00 ※最終日は16:00まで
会場;青山コンセプト21
03-3406-0466
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募集中!
笠井一男と行く
世界遺産の古都 光と影を描く
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詳しくは、株式会社トラベルプラン(担当;三井、吉永、菱沼)さんにお問合せください。
03-3561-5050