EURO2024(VSスペイン) | La Gajitta dello Sport

 

EURO2024 グループステージ第2節

アッズーリはスペイン代表と激突し0-1負け。カラフィオーリのOGが決勝点となった。

 

 

※おことわり

今回のレビューについてですが、穏やかな気持ちをもってアッズーリを応援したい人にはおススメできない内容となっております。ボロクソに書くつもりなので…。

 

ただただ、ただただ酷かった。

何も、何もできなかったアッズーリ。

 

スコアこそ0-1負けだが、内容的には…0-5くらい?

スペイン前線の連動したハイプレス、そして中盤構成力の差、とりわけジョルジーニョが酷く見ていられない。ポゼッションスタイルの副産物ともいえる【慎重になりすぎるが故の判断の遅さ】がスペイン相手だとやはり悪い意味で表面化した。ボールを持てない、持ってもすぐ取られる、何もできない廃人と化しその辺を徘徊してただけだった。スパ爺は後半開始と同時にジョルジーニョを下げたが、交代采配として適切だったのはこの1枚のみ。

 

特段酷かったのがディ・ロレンツォだ。

アルバニア戦ではディマルコのやらかしにより話題にならなかったが、試合全体を通してパッとしなかった。この試合ではスペイン代表御一行にめでたく【穴認定】される運びとなり、ニコ・ウィリアムズに終始翻弄されっぱなし。スペインとしてもあまりにもディ・ロレンツォが穴過ぎて、同サイドばかり使う結果に(だって簡単にチャンス作れるんだもん)。その関係で逆サイド、売り出し中で目立ってほしいヤマルが特に目立たないという皮肉(後半1本惜しいシュートあったけど)

 

特に気に入らないのが、全く通用していないディ・ロレンツォを前半あれだけ見せられたにも関わらず、後半開始と同時にフラッテージを下げカンビアーゾを投入したスパ爺の采配だ。はっきり言って

 

意味がわからない

 

ナポリ時代、スクデットを獲得した際の信頼からなのか、もっと他に理由があるのかわからないが、スパ爺の目には「ディ・ロレンツォがやられているのはフラッテージのサポートが悪いからだ」と映ったのだろうか。カウンターの際、キエーザと共にアッズーリの数少ない矢として期待できるフラッテージを下げ、より守備意識の強いカンビアーゾを投入したことで、結果的にディ・ロレンツォの右サイドはさらに悪化し攻められ続けた。面白いのは、ニコくんが下がってA.ぺレスという選手に代わった75分以降も、まだやられ続けていたところか。

 

そして他の交代采配も微妙。

キエーザに代えて…ザッカーニだと…?

ディ・ロレンツォにも言えることだが、シーズン通してロクに活躍もしてない、てかそれ以前になんで招集されたのかが不思議なザッカーニがこの場面でキエーザに代わって入っていったい何ができるというのだろうか?スカマッカに代えてレテギを入れてどう得点が入るのか。

 

まるでわからない^^

 

そもそもなぜEURO開幕前に試した3-4-2-1が好感触だったというのに、本大会になったところで可変式の4バックに変えたのか。守備時は4バックで攻撃時は3バックに可変してディマルコ、バレッラを中心に左サイドから攻めてキエーザを右に動かしてあえてスペースを空けて…はぁ??うるせーよwアルバニアにさえ通用していないシロモノがスペインに通用するわけがねーだろうが。

 

あのさ、単純に、

こんな弱いアズーリなんか見たくないんだよ

 

今からでも遅くない、クロアチア戦から

3-4-2-1を基本フォメにしてそれに沿ってメンバーを決めてくれ。そしてディ・ロレンツォはもう二度と出さないでくれ。ナポリ時代の教え子だからとかマジでどーでもいい。現実的にまるで通用してない、その事実しかない(これでナポリを退団してユーヴェやローマに鳴り物入りで加入しようとしてるんだから驚きだわ。間違ってもインテルには来るなよ。)

 

これでクロアチア戦、同じ過ちを繰り返すようなら結構早い段階で前回王者イタリアのEURO2024は終わる。ペリシッチはもちろん、クラマリッチでさえディ・ロレンツォでは歯が立たないだろう。クロアチアが珍しく未勝利なので負けなければ突破ということになりそうだが、それでもこんなことを続けてたらベスト16であっさり終わりそう。(そして次のW杯予選もまた…ってか?)

 

最終ラインは左から

バストーニ、ボンジョルノ、ダルミアン

そして右WBにはベッラノーヴァを最初から使ってくれ。

 

なんも変わったことしなくていいのよ。

可変とかいらんのよ。

普通に3-4-2-1をやってくれよ。

 

普段やってる選手達が気持ちよくプレーできるような環境を準備するのが代表監督の仕事でしょうが。教え子に拘り続けたり、自分のエゴ丸出しで選手達を困惑させるようなら、マジでヴェントゥーラレベルの監督として評価するぞ???

 

ということで順位表

 

1位 スペイン  勝点6 得失+4

2位 イタリア  勝点3 得失0

3位 アルバニア 勝点1 得失-1

4位 クロアチア 勝点1 得失-3

 

スペインの首位通過が確定。理由としては

勝点が並んだ際の順位決定方式の順序が【当該チーム同士の直接対決の成績】が優先されるため。これにより最終節でイタリアがクロアチアに勝ち、スペインがアルバニアに負け勝点6で並んだとしても、直接対決でスペインはイタリアを下しているため上になるとゆー話。

 

ということでイタリアは最終節、クロアチア負けなければ2位通過確定。負ければ普通に3位以下に転落。それでも3位であれば決勝トーナメント進出の可能性が十分あるが、万が一イタリアが敗れ、アルバニアがスペインに勝利、なんてことになったらイタリアは最下位で本大会を去る。

 

そんなクロアチア戦は日本時間、

6/25(火)の早朝4:00でっせ