EURO2024(VSクロアチア) | La Gajitta dello Sport

 

UEFA EURO 2024 グループステージ最終節

アッズーリはクロアチア代表と対戦。後半モドリッチに先制を許すもラストプレーでザッカーニが同点ゴール。グループ2位で決勝トーナメント進出。

 

 

現地表記では4バックだったが、

ダルミアンを右CB、ディ・ロレンツォを右WB、そしてラスパドーリとレテギが2トップを組む3-5-2でスタートを切ったアッズーリ。

 

試合が始まってほどなくしてスチッチに強烈な一撃を浴びるもドンナルンマのファインセーブで阻止。ポゼッションは基本クロアチアであり、イタリアはカウンターから好機を伺う形だった。

 

スチッチのシュート以降、クロアチアがなかなか攻めきれずにいると徐々にイタリアペースに。主に中央で相手を釣ってからディマルコ&ディ・ロレンツォの両サイドに素早く展開してクロスって形が増え、27分にはCKからのこぼれからバレッラ→バストーニの完璧な崩しがあったが今度はリヴァコヴィッチの超反応でこれを防がれる。

 

1節2節を通してゴ○屑のようなプレーをしていたディ・ロレンツォも、このタスクでバレッラのサポートがあれば少しはマシに見えた。(…で、結局フル出場かい。スパ爺はどうしてもディ・ロレンツォと共にありたいようだな…)

 

前半はボールを持たれはしたものの、内容的には多少イタリアに分があった、そんな感じっすかね。

 

後半、ペッレグリーニ→フラッテージ

抜け出しが上手いフラッテージを投入するのは良いんだが、ジョルジーニョを残す…。ディ・ロレンツォ並に今大会何の役にも立ってないわけだが、この試合でもブロゾ、コバチッチ、モドリッチらクロアチア黄金の中盤を前に何もできず…。実況がスパ爺のスペイン戦後のコメントを紹介してたが、「ボールを持つ展開じゃなければ意味がない」ってわかってるのに、なーんで残すんでしょ?

 

50分過ぎ、交代で入ったばかりのフラッテージのハンドによりPK献上。モドリッチが蹴ったPKはドンナルンマが完全に読み切ってストップしたものの、その流れから再度攻め込まれる。右サイドからスチッチが前線へ送るとブディミルが反応。これはドンナルンマがまたストップしたがこぼれ球をモドリッチに押し込まれた。何気にクロアチアで1番目立っていたスチッチ、どこかで見たことあるなと思ったらザルツブルク所属で昨シーズンのCLで戦ってたのね)

 

絶体絶命のアッズーリ

(3位通過の可能性はあるが)

 

すぐにディマルコに代えてキエーザを投入しさらに攻勢を強めたものの1点が遠い。この展開は70分過ぎにスカマッカを投入したところでさほど変化はなく、むしろ逆にカウンターからクロアチアに追加点を許す匂いがぷんぷん…

 

80分過ぎ、後にこの試合のヒーローとなるザッカーニを投入。(この段階でようやくジョルジーニョにも見切りをつけ攻撃的な手札であるファジョーリを投入)

 

本大会前から

3バックで挑むなら1番いらない選手…

なんでオルソリーニ外してこいつ招集してんだ?

パッとしないラツィオのパッとしない選手…

と個人的にボロクソに言っていたザッカーニだったが、値千金の同点弾を捻じ込んだ。97分、まさにラストプレーだった。フラッテージの潰れを利用したカラフィオーリの果敢な攻め上がりからザッカーニへラストパス。これをザッカーニが右足で巻いたコントロールシュートォォォォ

 

美しい軌道を描いたボールはゴール右上隅に吸い込まれた。後でXで誰かが動画挙げてたけど、ヴェローナ時代からラツィオ時代に至るまで、ザッカーニ唯一の得意パターンだった模様)))

 

ザッカーニ、今までごめんね。

ありがとう。

決勝トーナメントでは…うーん

期待しないでおきます^^;

 

 

このゴールをもって試合終了。

本当にギリギリでの決勝トーナメント進出。

 

グループステージ3試合を終えて

ここでスパ爺に改めて言いたい

 

■今の面子なら3バックが最適解。

可変だとか余計なことはしなくていい。普段3バックで慣れている選手達をシンプルに使うべき。

 

■ディ・ロレンツォ使うなら右WBで。

その際はダルミアンを右CBで、バレッラを右IHで。これくらい条件整えないと無理。間違ってもCBはやらせるな。穴となる。

 

■ジョルジーニョはやはりもういらない。

今の面子でポゼッションスタイルは相手が相当格下でない限り不可能。これは面子的な問題じゃなくて普段からそういう戦い方をしている選手が少ないから。強豪が揃う決勝トーナメント以降は絶対にボールを持つ展開にはできない。よってポゼッションスタイルでしか輝かないジョルジーニョは不必要。黙ってクリスタンテをアンカーに据えろ(ロカテッリがいればな…)

 

■守備

ボンジョルノを使ってほしいところだが、バストーニが中央でも問題なくプレーできているところと、カラフィオーリが期待通り台頭しているところ、そしてダルミアンの安定感を考えるに、3バック3枚はここから動かすべきじゃない。

 

■攻撃

ザッカーニが決めはしたが、総じてやはり今大会アッズーリのFWに期待はできない。3-4-2-1を基本とし頂点には体を張れるタイプのFWを。そして2列目、中盤がゴールを取れるようにしてほしいかなと。

 

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さて順位

 

1位 スペイン 勝点9 得失+5

2位 イタリア 勝点4 得失0

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3位 クロアチア 勝点2 得失-3

4位 アルバニア 勝点1 得失-2

 

スペインが3連勝で首位通過。しかも無失点ってか。

イタリアはギリギリで2位通過。

 

そんでもって決勝トーナメント1回戦は

スイス対イタリア

に決定。今週土曜の25時ですって。

 

一応3位にも決勝トーナメント進出の可能性はあるが(3位のチームは成績により上位4カ国が決勝トーナメントへ進出できる)、勝点2で得失点が-3のクロアチアが突破するのはほぼ絶望的。

 

グループA

3位 ハンガリー 勝点3 得失-3

 

グループC(1試合未消化)

3位 スロベニア 勝点2 得失0

 

グループD(1試合未消化)

3位 オーストリア 勝点3 得失+1

 

グループE(1試合未消化)

3位 スロバキア 勝点3 得失0

 

グループF(1試合未消化)

3位 チェコ 勝点1 得失-1

 

現段階でクロアチアはすでに勝点3を稼いでいるハンガリー、オーストリア、スロバキアよりも下の扱いとなる。

 

グループCでスロベニアがイングランドに大敗する

グループCでセルビアがデンマークに負ける

グループFでチェコがトルコに負ける

グループFでジョージアがポルトガルに負ける

 

この4つの条件が揃えばクロアチアにもチャンスがあるっぽいが…まぁ厳しいだろう…