セリエA 第29節
インテルはナポリをお迎えして1-1ドロー。前半にダルミアンのゴールで先制するも、終盤に(あろうことか)フアン・ジェズスに決められ追いつかれる。
ご覧のような面々。
共にCLでスペイン勢(アトレチコ、バルサ)に敗れた同士による【傷の舐め合い】は、本当にそのまま傷を舐めあって終わった。ちなみに同日、スペインではアトレチコVSバルサが行われていたらしく、3-0でバルサが勝ったんだとさ。あれあれ~…要塞じゃなかったの~…???
CLショックを払拭すべく臨んだナポリ戦だったのに、結局CLで課題となった部分が尾を引いて勝点を取りこぼすしょーもない内容。過密日程を考慮し各メディアがビセックやフラッテージ、ダンフリースの先発を予想する中、結局選ばれたのは疲弊している固定メンバー。球際のあたりの強さから「気持ちを切り替えて勝利を!」というのは伝わってきたものの、ちょいちょい見られるパスズレにトラップミス、そして相変わらずのフィニッシュ精度の乏しさよ。はい、アトレチコ戦と同じものを見せられてる気分だったよね。
そしてあろうことか、今シーズンこれまで失点のなかったラスト15分で、得意なはずのセットプレーから、かつてインテルの穴DFとして名の通った【不安・ジェズス】氏に同点ゴールを浴びせられるおまけ付き。
リスタートどころか、不振に陥りそうとさえ思える材料を残して試合はこのまま終わった。
で、気付いてる人もいると思うんだけど、
最近FWにゴールがない^^;
純粋なFWのゴールとなると、2月末のアタランタ戦(4-0)のラウタロまで遡らないとないし(ジェノア戦のサンチェスはPK)、3月には入ってからはディマルコ、ビセック、ダルミアン、アスラニといった選手がゴールを決めている。個人的にFWに頼らない、どのポジションの選手でもゴールを奪えてるのは大いにウェルコメなんだが、それでもあまりFWがゴールを逃がし続ける今の状況は…どうなの?
やっぱね、精度がね…ブツブツ…
で、なんか最近、
インモービレを引き抜くプランがあるとか?
かつてのセリエ得点王にして一応最多ゴール数(PK多めの36ゴール)等の記録ももってる選手だが、最近ではオワコン臭を雄弁に漂わせながらラツィオとともに派手に沈黙している。年齢?34歳ですが何か?僕より4つも年下ですが?
この一報を受け、インテリスタなお友達は「いらねーw」の大合唱。いつかボリエッロの名前が挙がった際に起こった現象と同じ匂いがしたが、ただ、よーく考えてみよう。
【アルナウトビッチよりマシでは?】
実はタメの2人だが、セリエAにおけるゴールの取り方は間違いなくインモービレの方が熟知してるし、ラウタロやテュラムもそんなインモービレから学ぶ部分が1㍉くらいはあるかもしれないではないか?ラウタロとテュラムを軸に、控えにタレミとインモービレがいる…今より全然マシですよ。
さらに、インモービレの名前が挙がる前にはもっと計算できるFWを獲得するだろう、とのニュースも。僕だけじゃなく、現地の方々にとってもアトレチコ戦で見えた課題に取り組まなければ!という姿勢が見えてなぜかホッとした。
予定されていたアタランタ対フィオレンティーナは、どうやらヴィオラの会長?が試合前に心臓発作で倒れたとかで延期に。
もはや9割方決まっているスクデットレースはこの際どうでもよく、興味としては…
①最多勝点記録更新となるか
②どこがCLに出場するのか
③CL出場枠は何枠になるのか
④どこが降格するのか
①
今回ナポリに引き分けたことでインテルの勝点は76に。残り9試合で全勝すれば勝点103となり、10年前にユーヴェが記録した勝点記録102を越えることになる。逆に1試合でも勝てなかったらその場で終了。わかりやすい。
②
CL争いに目を落としてみると、ボローニャがマジでCL出場権を獲得しそう。今節もアウェイでエンポリに1-0勝利で4位をしっかりとキープし、ジェノアにスコアレスドローだったユーヴェの背中を捉える。
そしてそれを追うローマとアタランタ。ローマはデ・ロッシ監督就任以降9試合で7勝1分1敗と絶好調。CLに関してはセリエ勢全体で盛り上げて欲しいと思ってるので、相応のチームで臨みたいところではある。ただ、モッタが指揮を継続するのであれば1年だけボローニャも見たい気もする。まぁ、なるようになるか。
③
CL新フォーマットで、出場チーム数が現行の32から36に増加する。この増える4チームのうち2チームは、直近の1年において最もUEFAポイントを稼いだ2国に与えられる。今シーズンのUEFAポイントは現在
1位 イタリア/セリエA 17.714
2位 ドイツ/ブンデスリーガ 16.357
3位 イングランド/プレミアリーグ 16.250
4位 スペイン/リーガ・エスパニョーラ 14.437
と推移してるので、このままイタリアが2位以内をキープできれば5位までCL出場権が与えられる。CLでは全滅してしまったイタリア勢だが、ELではミラン、ローマ、アタランタが。ECLではフィオレンティーナがまだ戦っている。なるべく多くポイントを…
④
残留争い。すでにサレルニターナの降格がほぼほぼ決定してるが、それ以外は13位レッチェくらいまで大混戦。1つの勝利が一気に順位を上げる威力を持っており、現在19位のサッスオーロでもまだまだチャンスがある。この時期になると下位チームの試合を見るのも面白くなってくるよね。残留争いブーストって確かにありますし^^;