スパ爺、3バックを試せ | La Gajitta dello Sport

※画像に意味はありません

 

インテルの調子がよく幸せな日々を送っていますが、

なんとなく代表ネタでも更新します。

 

今年はEURO2024がありまして、我らがアッズーリは昨年、ギリッギリで予選を通過して本大会への出場を決めています。そして昨年12月に行われた抽選の結果、スペイン、クロアチア、アルバニアと同組というなかなか鬼畜な結果となりました。

 

とはいえ、腐っても前回王者のアッズーリ。

当然今大会も優勝を狙わなきゃなりません。

 

そんな中、今月末には南米勢(エクアドル&ベネズエラ)との親善試合が予定されており、スパ爺もEUROの準備を進めてるような、そんな気がするようなしないような(テキトー)

 

そこでふと思いました。

 

「スパ爺、3バッグやらんのかな?」

 

昨年8月にスパ爺がアッズーリ新監督としてやってきて以来、6試合(全てEUROの予選)戦ってきましたがその全てでナポリでやっていたような4-3-3で戦っています。まぁインテルで監督やっていた時もそうでしたし、スパ爺の中ではこの戦い方に自信があるのでしょう。

 

ただですね、だからこそ、

EUROで再び頂点を目指すのであれば!

今月末に行われる親善試合2試合では!

ぜひ3バックを試してほしい!!

そんな風に思います。

 

理由としてはただ1つ。

インテル今強いから(棒読み

 

ご存知の通り、インテル今、強いっす。

昨シーズンのCL準優勝に始まり、今シーズンは2位ユーヴェにとんでもねー勝点差をつけて首位を独走中で、得点力から守備力に至るまで凄まじい数字を残しています。そんなインテルも、最近では昔のような多国籍軍ではなく、スタメンの半分くらいはイタリア代表選手で構成されるほど変化を遂げました。

 

【イタリアを代表する選手たち】

 

を考えた時、現段階で最も優れた選手達を代表に呼ぶのは当然ですし、そういった選手達を1番輝く方法で起用するってのもまた当然だと思うわけですよ。ただでさえ代表のお仕事というのは、クラブのように戦術等を浸透させるための時間があるわけじゃないので、自ずと色んな選手を試しで招集したり、時間がないからこそシンプルに選手を使うための策を講じたりします。間違っても、俺はこれがやりたいから成績関係なくそれに沿った選手を招集する!といった博打めいたことはできないわけです。

 

かつてコンテも、EURO2016の際はアッズーリの監督として3バックを採用してましたが、GKと最終ラインは自分が指揮していた経験がある+当時セリエはユベントス1強時代ということで、ユベントスをメインに考えてました。ブッフォン、キエリーニ、ボヌッチ、バルザーリの4人すね。

 

そしてそんなEURO2016では「イタリアはオワコン」とされていたにも関わらず、ベルギーやスペインを倒し、ドイツと互角の戦いを演じる(PK戦の末に敗北)など、一定以上の結果を残したわけです。そこには当然、「JUVE」で培われたベースが要因としてあったからと考えるのが自然な流れでしょう。

 

さてさて、最近のアッズーリはどうでしょうか。

 

無敗記録やEURO2020での優勝など成果はあげてはいるものの、1番大事なW杯に目を向けてみると2018、2022年と2大会連続で予選敗退。若手含め面白い選手は多くいるものの、正直言ってパッとしません。散々もてはやされて期待だけが膨んだものの、実際に大成している選手はあまりいません(特にFWが壊滅的)。

 

だからこそ

今強いインテルの選手をメインにすべし

なのです。

 

贔屓にしてるインテルの選手達がEUROで活躍するのを見たいから!という理由ももちろんありますが、それ以上に3バックをやるべき理由があると思います。それは…

 

【容易に落とし込めるから】

 

ここで、僕が思う3バックを組むならこうしろ!

ってのをまとめてみたので紹介します。

 

 

インテルの選手をメインに考えた場合、

フィールドプレイヤー10名のうち

6名をインテル選手で埋めることができました。

 

これだけで、今強いインテルのベースが4バックばかり採用してきたスパ爺でも容易に落とし込めることができそうですよね。インテルのようにとは言わないまでも、限りなくそれに近いベースが築けると思います。

 

そして他の選手達にも注目

10年以上前だったら3バックと聞くだけで「珍しい」みたいな意見があったもんですが、今の時代は違います。セリエで絞ってみても半分くらいのチームは当然のように3バックをベースとして戦っていますし、さらに言うと、代表選手が在籍するようなセリエ上位クラブは3バックを採用しているところが多いんですよ。

 

最終ライン

イタリアの次代を担うスカルビーニやボンジョルノ、ユーヴェのガッティなんかは所属クラブでは3バックです。マンチーニなんかもローマは3バックと4バックを併用しているので適応に何ら問題はありません。

 

中盤や前線も同様です

名前を挙げた選手の中で、普段3バックをやってない選手はウドジェ(トッテナム)、ディ・ロレンツォ(ナポリ)、ボナヴェントゥーラ(フィオレンティーナ)の3名のみ。前線で言えばラスパドーリ(ナポリ)とニョント(リーズ)くらいでしょうか。

 

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ちなみに言いますと、個人的に心許ないと思ってるWGの選手を起用しなくて済む、というのにも魅力を感じています。4-3-3でやる場合、必然的に何名かはサイドアタッカーを呼ばにゃいけませんが、候補となる選手に期待できる選手が皆無なんですよ。

 

ナポリで輝くポリターノも代表では全然だし、シャーラウィも微妙。ザニオーロなんて絶対にいりませんし。唯一期待できそうなベラルディも先日の大怪我でEUROに出場できませんし…。

 

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どうです?

今強い選手達を、最も輝かせる方法として、インテルの選手をベースとした3バックをやるべきだと思いません?

 

形としては3-5-2だろうと3-5-1-1だろうと何でもいいんですが、個人的には図で紹介したようなキエーザのようなタイプが中盤と前線の間で自由に動き回る3-5-1-1がいいかなと思ってます。

 

ラスパドーリやキエーザに高い位置でボールを収めてもらいつつ、バレッラやフラッテージがインテルでやってるのと同じように連動して1タッチを駆使して崩していく、もしくはタイミングを見計らって中盤やサイドからディマルコやダルミアンといったインテル戦士がPA内になだれ込む…みたいなのが理想ですね。

 

というか、こういった選手達を呼んで普段慣れてない4バックで戦わせることの方が悪手のように感じますよ。おそらく今月末の親善試合で召集される選手は、僕が上で紹介した面々とあまり変化なさそうですが、選手達がやりづらいやり方だけは避けてほしいものです。