セリエA 第24節
インテルはローマとのアウェイゲームに臨み4-2勝利。前半アチェルビのゴールで先制するもマンチーニ、シャーラウィに決められ前半のうちに逆転を許す。ところが後半、テュラム、バストーニらが3点とって再逆転で快勝。
当然のガチメンバー。
おそらくCLアトレティコ戦を考慮して次の試合(サレルノ戦)はターンオーバーかなと。
ちなみにDAZNでディレイ観戦でした。
SPOTV独占の試合だったので、DAZNでは試合終了後24時間後にフルマッチが配信。1日情報をシャットアウトして、DAZNで見ました^^;
前半
なかなかの雨の中、ペースを握ったのはローマ。前回対戦とは真逆の強気プレスはデ・ロッシの魂が乗り移ったか、雨をものともしない運動量でともかくインテルは結構押される(語彙力)。
だからこそのセットプレー。先制はインテル。
右からのCK、ルカクがクリアするもボールはアチェルビの頭上へ。まるで逆側サイドネットにいる味方にパスするかの如く弧を描いたボールは静かにゴールに吸い込まれた。正直、展開的に押されていたため運がいい。
しかしすぐに失点。今度はローマのセットプレー。
FKからマンチーニに頭で合わせられた。リプレイを見ると、パヴァールがマンチーニを捕まえきれずにいた。
前半終了間際にはカウンターからさらに被弾。
攻撃が潰されカウンターを喰らうことは珍しくないが、このシーンにおいては攻撃に厚みを持たせるためにバレッラが右→左サイド、ダルミアンが中央へ流れた中でのボールロストで、加えて跳ね返ったボールがルカクにコントロールされたことが致命的だった。
何の障害もなく左サイド(インテルの右サイド)を駆け上がるシャーラウィがカウンターを完遂。左右両ポストを弾いたシュート、さすがのゾマーもノーチャンスっすね。前半の終わり方としては最悪…
後半
しかしインテル、後半開始早々に同点に追いつく。
ムヒタリアンの素早いリスタートからチャルハノール→バレッラへ。リスタートが早かったせいで、守備時は本来5バックになるはずのローマの整備が追いつかなかった(本来であれば左SBのアンヘリーノが中に絞り、シャーラウィが左SBの位置まで下がっての5バック対応)。
加えてローマ、最終ラインと中盤に思いっきり空洞を作ってしまい、バレッラにそこを使われる。スペースが十分のバレッラは、楽に振り向いて空いているダルミアンへスルーパス。あとは完結させるだけだった。
120%のプレーをしてインテル相手に互角以上の試合を(前半は)演じていたローマにとって、この同点ゴールは精神的にキツかったんだろう。スコアはイーブンなのに、足が止まりだす。そしてインテルは、そういうの見逃さないのよね。
同点からわずか5分後。左サイドなかなか高めの位置でボールをもつバストーニに誰もプレスにいかない。バストーニはラウタロに楽に縦パスを通しそのままディマルコへ。フリーランで走るムヒタリアンへスルーパスを通しムヒタリアンは無理な体勢からクロス。テュラムが飛び込んだがアンヘリーノの足に当たってそのままズドン。再逆転となる。
試合はその後、選手交代を駆使し同点を目指すも根本的に足が止まっているローマをインテルがいなし続ける展開に。一度ルカクが抜け出し失点級の決定機を作られるが、ゾマーの神対応でシャットアウト(スピナッツォーラの右足ミドルもとんでもない威力だったな^^;)。
終了間際にカウンターからバストーニがトドメ。
バストーニのインターセプトからアウグスト→サンチェスと渡り、サンチェスはアルナウトビッチへやさしいスルーパス。アルナウトビッチはガラ空きの中央へボールを送ると、インターセプトの流れからそのまま爆走していたバストーニにが流し込んだ。
途中投入3人が絡み、90分プレーしていたCBがサボることなく走り続け決めるという、個人的にはこの試合で1番のゴールでござんした。
それにしても北川さんの実況面白かったな。
苦戦したもののオリンピコで快勝のインテルは当然の首位堅持。それどころか、今節(今朝なんですけどw)ウディネーゼがユーヴェに勝ってしまったことで独走状態になってしまう(あざっすw)。
ダービーでの敗戦を払拭すべく、ホームに降格圏を彷徨うウディネーゼを迎えたユーヴェだったが、前半にセットプレーから被弾し最後まで1点も奪えずに自らフェードアウト。おそらくアッレグリはまた言うんだろう。「4位以内が目標なので…」
加えてミランが(ナポリに)勝利したことで、ちょっと前までは【インテルとユーヴェによる優勝争い】だったのに、気付けば【ミランとユーヴェによる2位争い】に。
がんばってくれたまえ!!!