【映画】グランツーリスモ | 別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

グランツーリスモ

★★★★☆

 

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あらすじ(wikiより)

元サッカー選手のスティーブを父に持つイギリス人の青年ヤン・マーデンボローは、テレビゲームの『グランツーリスモ』に熱中する毎日を送っていた。弟のコビーはサッカー選手としての道を順調に歩んでいたが、ヤンは大学にも行かず、父から進路のことで毎日苦言を呈されていた。

 

ある日、ヤンを含む世界中の『グランツーリスモ』トッププレーヤーたちの元に、日産のマーケティング担当ダニー・ムーアから、SCEと日産が主催するレーシングドライバー養成プログラム「GTアカデミー」への誘いが送られてくる。ゲームプレイヤーを本物のカーレーサーに育成するGTアカデミーの訓練を経て最後の一人となった者には、日産のレーシングチームと契約する権利が与えられる。

 

果たして、ヤンはGTアカデミーに参加し、プロレーサーになれるのか!?的な内容。

 

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アマプラでレンタル。

あらすじの段階でB級映画のような設定だと思ったのだが、実話をもとにちゃーんと作りこまれていて、映画として見れるレベルにまで昇華している製作陣の優秀さが伺えた。

 

まずわたくし、レーシングゲームに興味ないっす。

グランツーリスモも名前は聞いたことありますがプレイしたことないし、なんなら初代プレステでリッジレーサーというゲームをちょいとやってたくらい。あとはマリオカートとか…^^;

 

いやしかし、映画見た後にグランツーリスモについて色々調べてみたんですが、こんなちゃんとした車のゲームってあるんすね。世界大会も行われてるみたいですし。僕は全然車詳しくないので「おおすごいな」くらいなんですが、車が好きな人にとっては実際にこの車をこんなチューニングすればこれくらい速くなる、こういう挙動になる、とかわかって、神ゲーなんじゃないすかね。

 

置き換えると、これはインテルにだけフォーカスしたサッカーゲームがあったとして、クラブの経営からチームの管理にいたるまで、あらゆるマネジメントが自分の裁量でできるとしたら、みたいな感じか。そんなゲームあったら絶対やりますわw

 

さて映画。

グランツーリスモのトッププレーヤーは現実のプロレーサーになれるのか、トリビアの泉でも検証しないであろうこんな馬鹿げた案を本当に実行して、実現させたという話があるなんて、この映画を見るまでは知らなかったっすわ^^;

 

2時間20分の尺ながら、すんなり見られる構成。実話をもとに、1つの映画として上手くまとめられてる印象っすね。肝心のレースシーンの映像もキレイで細部まで拘っていて、それでいて迫力もあったので良かったっす。

 

残念なポイントとしては影の主役であるはずの車。

もう少し焦点当てて見せてほしかった。

もっと尺伸ばしても構わないから、これはなんという車でどれくらい値段がかかっててどれくらい速いのか、このパーツはうんたらかんたら、グランツーリスモというゲーム、そしてレースについての基礎知識みたいなのも合わせて、初心者の方でもよりのめり込めるような材料が欲しかったっすね。