【映画】しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~ | 別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE

超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~

★★★☆☆

 

ミラノダービー後、ロクに睡眠をとらないまま娘と2人で見てきました(嫁さんは仕事)。

 

これまでクレしんの映画は何個か見たことはあるが、今回は3D的なタッチで描かれた新たなクレしんということで、ちょっと立体的になってた。

 

あらすじとしては、宇宙から正義と悪、2つのエネルギーの塊が飛来し、悪のエネルギーはアイドルの追っかけをしながらも底辺の人生を歩むミチルくんのもとに、正義のエネルギーは野原家に降り注ぐ。ミチルくんとしんちゃん、2人がそれぞれ超能力者となって戦うといった内容。

 

 

クレしんらしく、随所随所でコメディパートが描かれ劇場が笑い声に包まれながらも、まじめな家族や友達とのストーリーもあって感情移入の面ではやはり抜かりない。90分という短い尺の中でうまく盛り込まれててスピード感もあった。

 

正直、大人料金払って寝かせてもらおうと思ったが、最後まで普通に見てしまいました。特に終盤、しんちゃんがひまわりと共に戦うシーンはなぜか泣きそうになる。

 

欠点としては2つ(ネタバレあり)

 

1つは終盤のミチルくんの回想パート。10分以上あったのではなかろうか、普通にクドくて痛々しい。それまで食い入るように映画を見ていた娘も、このパートが始まってちょっとした後、「トイレに行きたい」とご所望。

 

もう1つ、敵キャラの造形がキモイ。

 

 

今回の敵キャラだったミチルくん(声は松坂桃李)、結局は2段階変化する。1回目の変化は巨大化してちょっとビジュアル系バンドっぽくなっただけなのでどうってことないのだが、問題は最終形態だ。

 

その辺のホラーゲーム顔負けのモンスターとなって野原家に襲い掛かる。強そう!というよりも、ただただ不気味で気持ち悪い。

 

これは…製作側は何も思わなかったのだろうか。

とても子供に配慮してるように思えない…

 

案の定、その日の夜、娘が思い出したように泣き出してしまい、なかなか寝付けなくなった。野原家の絆よりも、モンスターの方が脳裏に焼きついているようだ。人によってはトラウマになりかねないレベルだぞ。

 

あと個人的にはあまり気にならなかったが、

こんな問題も提起されてる模様↓