【映画】グリーンランド | 別冊! LGdS

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FORZA INTER

 

グリーンランド

★★☆☆☆

 

アマプラのおススメに出てきたので視聴。

300やエンドオブ○○シリーズのジェラルド・バトラー主演の地球滅亡モノ。その他、デッドプールのヒロイン役であったモリーナ・バッカリンが出演。

 

あらすじ

 

 

建築士のジョン(ジェラルド・バトラー)は、自身の浮気が原因で妻アリソン(モリーナ・バッカリン)と息子ネイサンと別居中。たまに息子の顔を見に会いに行くようだが、アリソンとは冷め切った関係の模様。そんな中、パーティーの準備で息子ネイサンとスーパーで買い物中、突然スマホから大統領アラートが鳴り、すぐに家族3人で指定の場所(軍事基地?空港?)に来るような指示が出される。

 

突如進路を変えた彗星の破片(といっても巨大)が地球に降り注ぎ、人類滅亡級の災害となるとかなんとか。果たしてジョンは家族と共に生き残れるのだろうか、みたいな感じ。

 

 

 

気になった点

※ネタバレあり

 

①施設に入る際

 

 

ザックリ言うと設定に一貫性がない。題材そのものは個人的には好きな部類(ディープ・インパクトとかデイ・アフター・トゥモローとか2012とか好きなので)なんだが、軍用機が離陸する施設に入る際の設定がめちゃくちゃだった。

 

まず選抜者の選定方法が曖昧だ。おそらく政府の方で、災害後の復興に役立つ人材を優先してシェルターへ誘致するよう(大統領アラート)選抜者を絞るわけだが、ジョンら家族3人は子供も含めて全員が選抜されている。しかし途中で知り合った黒人の男性は「母は医療関係の仕事をしてるので選ばれたが、俺は選ばれなかった。7年も疎遠だったからかな」的なことを言ってる。

 

施設に入ってから、ネイサンが若年性の糖尿病を患っていることで搭乗を拒否される。別に後で持病もちの人間を乗せることはできないと判明する設定はいいのだが、そんな曖昧な選抜方法で誤まって持病もちの人間を選定して、他の人(選抜されなかった人)の枠を使っているという事実が釈然としない。

 

加えて施設に入る際、当初はスマホに届いたQRコードを読み取って入場、その後リストバンドを渡される。からいつのまにかリストバンドをしている人が入場できるに切り替わってた。この捻じ曲げでストーリーが動いている(ネイサンを拉致った夫婦が入場を拒否される)ので、目を瞑ることはできない。

 

②地球滅亡モノなのに

 

 

小さくない隕石の衝突、それによる衝撃波の映像はまぁまぁ迫力あったが、映画を通して全然目立っていない。この映画はそういったものよりも、非常時に現れる人間の残虐性や暴力性、そんでギャップをついた家族との絆がメインとなっている。

 

だが、さすがに迫り来る人類絶滅へのカウントダウン時に、薬を車に忘れました程度で夫とはぐれ、イカれた夫婦に息子を拉致され、一時家族3人バラバラになってそれぞれがんばります、でかなりの尺を取るのはやりすぎである。「いらねーよこのシーン^^;」と何度か本気でツッこんでました。

 

1番納得いかないのが、ラストだろう。終盤、なんでも直径15kmほどの巨大な彗星の破片が衝突し「地球滅亡レベルの災害となります」「地球上の動植物の75%は消失します」と逆の意味で期待を煽ってくる。ジョン達はシェルターのあるグリーンランドへ赴きギリセーフだったが、肝心の

 

衝突シーンがまさかの無し

 

であった。シェルターへ入り家族との絆を深めに深めて向かえた超重要なシーンのはずが、突然の暗転から「気がつくとこうなってました」ではあまりにも物足りない。ディープ・インパクトみたいな巨大な津波が街を飲み込む描写や、2012のように大陸が板チョコのようにめちゃくちゃになる描写なんかがあれば「ぬぉ!」と思えるのだが・・・

 

③モリーナ・バッカリン

 

 

やはり綺麗。綺麗すぎる。デッドプールで見たときから存じ上げておりましたが、今作ではネイサンの母として非常に大人な感じがして、別にエロい描写とかないのにちょっと薄着してるだけでセクシーに見えてしまう謎。

 

調べたところ、現在43歳ですって。映画撮影時はたぶん40くらいなんだろうけど、ちょっと信じられませんね。総じてツッコミどころ満載の映画だったが、これもまたヒロインの魅力で評価が少なからず上がってる映画の1つでござんすね。