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がーこと申します

 

約2年のタイミング法での不妊治療後、

一卵性双生児(MD双胎)の女の子を授かりました

現在妊娠8ヶ月です

 

双胎間輸血症候群や不妊治療、

マッチングアプリの経験談、

妊娠出産などについて書いているので

覗いてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張り止めの副作用の動悸にも少しずつ慣れ、

手術当日の昨日から今日にかけて断続的ではありますが

眠ることが出来、いつもより少し早めに目覚めた術後1日目。

 

今朝はなんと言っても口の中が気持ち悪い。

目元もいつもより目やにが気になり、顔全体に不快感がある気さえします。

昨日はベットから起きられなかったため、

昨日の朝以降は洗面も歯磨きもしていない状態。

今朝も歩く練習が始まるのは朝食後なので、

この歯磨きしていない口で食べ物を迎えなければいけません。

 

この状態では水を飲むことも気が引ける。

こんな事態を想定していなかったため、

対策を何も用意していなかった私。

何かこの口を少しでも洗浄できる手段は無いだろうか…

 

その時、棚においてあるポーチの中に

試供品でもらったマウスウォッシュ1包と

ポケットティッシュがあることに気がつきました。

 

「せめてそれだけでも朝食前に使っておきたい…」

 

棚にあるポーチは自分では取ることができません。

朝食前に術後の採血をしに来てくれた看護師さんにポーチが欲しいことを伝え、

なんとか口を洗浄する手段を手に入れました。

 

こんなことをすることになるとは思っていませんでしたが…

出来るだけティッシュで口や歯を拭い、

そのあとミント風味のマウスウォッシュを含むと

歯磨きしないよりは少しは口が爽やかで

マシな状態になりました。

歯をティッシュで磨きながら

「私は何をしているんだ…

でも逆にみんなはどうしているんだ…??」

と見えないカーテンの向こうにいる

他の患者さんのことを想いました。

 

 

最近になって後期のたまごくらぶを見ていたら

帝王切開の時の必要用品特集があり、

『これを準備しておくともっとラク♪』

というコーナーに、

歯磨きシートとマウスウォッシュが紹介されているのを見つけました。

こんな「あってもなくてもどっちでもいいけどね♪」

というノリではなく、

私の中ではかなり必需品の枠に入るな…と思いながら

出産の帝王切開時には絶対持って行こうと決意したのでした。

 

 

 

 

 

 雑誌で紹介されていたのはピュオーラの方でしたが、

シート状なので指に巻き付けながら使うのに対し、

もうひとつ見つけた無印の歯磨きシートは、

すでにシートが指型になっているので

こっちも使いやすいかも…?

と思いました。

 

手術で入院する時以外にも、

災害時で水が使えない時にこれがあると

便利ですよね…

1日で口の中が最悪になるんだから

何日も歯磨きが出来ないことを考え、

ついでに防災用品の中にも追加しておこうと思います。

 

 

 

 

なんとかマシになった口で2日ぶりの朝食をとった私。

 

今日は術後の超音波検査で

お腹の2人や子宮内の状態と、

子宮頸長があって切迫兆候がないことを確認できれば、わずらわしい尿管カテーテルともおさらば出来ます。

 

 

朝の9時ごろになり、

O先生たちのたちのいる経腹エコー室へ呼ばれました。

 

早ければ手術の次の日には

羊水量に変化が出てくる人もいるよ、と

事前に聞いていましたが

 

お腹の様子を見てみると、

すでに羊水過小の状態が少し改善し、

1センチだった羊水が2センチほどに増えていました!

赤ちゃんの腎機能にダメージを受けている状態にまでなっていると

赤ちゃんのおしっこである羊水の増えにも時間がかかるそうですが、

無事腎機能が元気なままだったためすぐに改善が見られたようでした。

 

一方、羊水過多の方はもともとの12センチからはさほど変わらず。

羊水が増える時は赤ちゃんがおしっこをすることでどんどん増えていきますが、

減る時は赤ちゃんが羊水を飲み込み、少しずつ体内吸収していくことでしか減っていかないそうで、

どうしても時間がかかります。

 

でも、手術で2人の間の血流は正常に戻っているため、

そのうち2人とも正常な範囲に収まってくるよ〜とのことでした。

 

 

ともかく2人とも特に問題なしのよう!

 

「今日は2番ちゃんだったら顔が見れるかな〜」

O先生が最後に4Dエコーに切り替えます。

 

エコーの時は、いつもでこちゃん(姉)は下を向いていて顔が見えないことが多く、

妹のぽこちゃんはだいたい元気に動き回っていることが多いので

顔が見られるのがいつもぽこちゃんになることが多くなります。

(性別を判定する時も、ぽこちゃんはいつも足を開けっぴろげているので判断しやすかったです泣き笑い)

 

 

(ちょうど正面からの写真)

 

画面が切り替わった瞬間、

腕を振り回し上体をくねらせながら

大暴れするぽこちゃんが現れました。

動画ではこんなに暴れているのに、

胎動としては案外何も感じていない、

そのギャップに驚きました。

まだぽこちゃん側の羊水量が多いため子宮壁までが遠く、

こんなに動いているのに私は無自覚なのでした。

 

 

一方のでこちゃん。

また画面が切り替わると、

ちょうどぽこちゃんとは上下が逆だったでこちゃんは、

ぽこちゃんの足側に頭がある状態。

むしろ顔にお尻が押し付けられて顔は全く見えません。

 

 

でこちゃんに切り替わってもなお

ぽこちゃんの足が映り込んでおり、

しかも大暴れしている最中だったため

ばたつく足にめちゃくちゃ蹴られている姉のでこ。

 

衝撃的な状況に先生たちと私は爆笑。

「めちゃくちゃ蹴られてる…!!負けるな!!」

なんて応援していると、

「面白いから顔は見えてないけど写真撮っときますね〜」

とO先生が↑の写真を撮ってくれました。

 

2人が産まれたらこの時のエピソードも話してあげたいなあ。

 

羊水が多いプラスお腹の上側にいるぽこちゃんの方が

スペースが多い分動きものびのびしやすいようで、

今はでこちゃんの方が劣勢ですが、

これからでこちゃんの羊水が増えて動きやすくなってきたら

今度はやり返してお腹の中ですでに姉妹喧嘩し始めちゃうのかなあ

と考えながらニヤニヤしていたのでした。

 

 

 

その後の経膣エコーでも

「うん!子宮頸長は十分にありますね〜」

と問題なし!

 

その検診台で足を開いているついでに

尿管カテーテルも抜けることに。

 

まず膀胱内で膨らんでいるバルーン内の水を抜き

その次にカテーテルを除去します。

 

「ちょっとチクっとしますね」

 

カテーテルが引き抜かれる一瞬、

鋭い痛みが走りましたがこれで

点滴以外は管が取れて自由の身!!

自分でもう顔も洗えるし歯も磨ける!!

 

あぁ健康に自分の力で生活出来るって

なんと素晴らしいことだったのだろう!!

いつもルーティンとして自分の力でこなしていることが

こんなに人間が生きることにとって重要な要素だったなんて…

なんでも、失ってみてから気がつくものなのね。

 

 

自由の身ハイになりつつも、

今日はまだシャワーはなし。

でも少しずついつも通りの生活に戻りつつあることに

とても喜びを感じた一日なのでした。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます!

今後は術後2週間の間の経過を書いていきます。

成育医療センターのご飯もとっても美味しいので

ぜひその紹介もしたいなと思っております。

 

 

(つづく)