409「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」→作家の誕生 | 映画横丁758番地

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生きているうちに一度は(何度でも)観ておきたい映画について、変幻自在・巧拙緻雑・玉石混淆で書いています。


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その存在を知りませんでしたが、1920年代にアメリカ文学の

名作誕生に大きく関わった編集者の一人にマックスウェル・

パーキンズ(1884-1947年)という人物がいたそうです。

この1920年代後半から30年代にかけては、「ジャズ・エイジ」

(狂騒の20年代)という呼び方もされて、「ジャズ」が先端の

流行音楽となり、享楽的な都市文化が発達した時代であり、

同時に大量消費時代・マスメディアの時代の幕開けでも

あったようです。

ただ、この流れは1929年「世界大恐慌」をきっかけとして

終焉しました。

そうした時代に、編集者・パーキンズは数多くの作家を

見出して文壇へ送り込みました。 たとえば、

○F・スコット・フィッツジェラルド→「グレート・ギャツビー」(1925年)

○アーネスト・ヘミングウェイ→1954年ノーベル文学賞受賞

○トーマス・ウルフ→「天使よ故郷を見よ」(1929年)

 

本作は、この作家トーマス・ウルフと編集者・パーキンズの

出会いから処女作「天使よ故郷を見よ」を巡っての文学上の格闘

を経て、そしてついには出版に至る姿を描いています。

二人はさらなる大作に取り組みました。

昼夜を問わず執筆に没頭したウルフは第二作「時と川について」

(1935年)を完成させると、~この本をパーキンズに捧げる~との

献辞を付け足しました。

「編集者が表に出るのは控えるべき」をモットーとしていた

パーキンズは、ウルフのこの行為をよしとせず、強く断ったと

されています。(最終的には受け入れた)

本作の副題部分はこのことを示しています。

 

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「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」  2016年  

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               監督:マイケル・グランデージ

                     

  コリン・ファース/ジュード・ロウ

 

出演陣がこれまた豪華絢爛で、編集者・パーキンズ役には、

2010年「英国王のスピーチ」(監督:トム・フーパー)

でAW主演男優賞を獲得したコリン・ファース。

対する才能あふれる新進作家トーマス・ウルフ役には、

2003年「コールド マウンテン」(監督:アンソニー・ミンゲラ)

でAW主演男優賞のノミネートを受けたジュード・ロウ。

 

女優陣は、ウルフのパトロン兼愛人役に

2002年「めぐりあう時間たち」(監督:スティーヴン・ダルドリー)

で、AW主演女優賞に輝いたニコール・キッドマン。

この女優さんは、美形であるだけでなく、この他にも数多の

映画賞を獲得したキャリアを誇っています。

劇作家パーキンズの、劇作家志望の野心家でもある妻役には、

2003年「ミスティック・リバー」(監督:クリント・イーストウッド)

など、これまた数多くの映画賞を獲得しているローラ・リニー。

そこに、作家F・スコット・フィッツジャラルド役で、

1997年「」L.A.コンフィデンシャル」(監督:カーティス・ハンソン)

の刑事役で強烈な印象を残したガイ・ピアースが加わっています。

 

監督のマイケル・グランデージは、

英国劇壇随一の芸術監督として君臨する存在だそうで、

本作が映画監督のデビュー作になるとのことです。

 

 

アンティークな作品が多くて恐縮至極にございます。

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