バイト帰り、ロイホで語らう4人。
その夜、俺のアパートで布団を分け合った。
笑いとざわめきと、ほんの少しのときめきが混ざった、
甘酸っぱい夜の記憶。
バイトのシフトで、フジモンと女子大生のヒトミ、
それに同学年の女子高生ミサと一緒になることが多かった。
バイトが終わると、よく4人でロイヤルホストに行って、
コーヒーをすすりながら夜遅くまで他愛もない話をしていた。
そんなある日のこと、
「じゃあ、俺のアパートに行こうよ」という流れになった。
4人でちょっとだけ酒を飲みながらおしゃべりしていたんだけど、
そのうち「そろそろ寝ようか」という話になった。
俺の部屋には布団が一組しかない。
敷布団とマットレス、掛布団と毛布に分けて二組にし、
フジモンはヒトミと、
俺はミサと同じ布団に入った。
電気を消して真っ暗になってしばらくすると、
「フジモン、ダメだよ。みんないるんだから」
とヒトミの声が聞こえてきた。
「ああ、フジモンめ。ヒトミにちょっかい出してるな」
と俺もミサも思わずクスッと笑った。
その笑いのせいか、
二人ともどこか妙な空気になり、
俺がそっとミサの手を握ると、
ぎゅっと握り返してきた。
自然と唇が触れた。
けれど、調子に乗って手を動かすと、
「ダメだよ。それ以上変なことするなら帰るよ」
とミサがぴしゃり。
そこで終了。
しばらくすると、ミサはかわいい寝息を立ててすやすや眠ってしまった。
俺はその隣で、胸の奥がざわざわしたまま、
眠れぬ夜を過ごした。
甘酸っぱい青春の一ページだった。
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