この「まえがき」は、10年ほど前に書籍化した際に書いたものである。
まえがき
本書は筆者が不惑の四十の頃に立ち上げたホームページ上で発表した衝撃の問題作「回顧録」に、若干の加筆・校正を加えたものである。わっはっは。
そして現在、知命の五十を迎えたわけだが――なぜ今さら書籍化することになったのか?
そんなもんほっとけ。魔が差しただけ、俺の勝手だ。わっはっは。
ある日、神の啓示により書き始めたこの物語。書いては読み、読んでは書き。時に爆笑、時に苦笑、時に赤面、時に涙。自分で書いていて面白くて、可笑しくて、楽しくてしょうがなかった。わっはっは。
輝ける高校時代。毎日が楽しくて、恐ろしくて、恥ずかしくて、悲しくて、悔しくて――本当に多感な時代だった。あれから30年以上経った今、俺は輝いているだろうか。酔いどれて、放屁して、ケツかきながら、こんな「まえがき」を書いている俺は輝いているに違いない。ざまあみろ。わっはっは。
自分とごく僅かな関係者しか目にすることのない本書であるが、何の因果か応報か、偶然にも本書を読むことになってしまった貴殿には、笑っていただけるのだろうか。そんな心配するような代物でもないが、もし笑っていただけるのなら本望さ。遠慮せずに大いに笑っていただきたい。馬鹿にして、あっかんべーでも、ファキューでもすればいい。そして小さな幸せを感じていただけたなら幸いである。わっはっは。
――と言うことで、時はさかのぼり、1982年春、この物語は始まる。
