谷川岳 烏帽子岩 南稜に行って来た | 回顧録ーMemoirs of the 1980sー

回顧録ーMemoirs of the 1980sー

激動の80年代、荒れる80年代。
ヤンキーが溢れる千葉の片田舎で、少年たちは強く逞しく、されど軽薄・軽妙に生き抜いた。
パンクロックに身を委ね、小さな悪事をライフワークに、世の風潮に背を向けて異彩を放った。
これは、そんな高校時代を綴る回顧録である。

 谷川岳 烏帽子岩 南稜

  • 2008/07/06
  • コースタイム(大雑把でゴメンよ)
    一ノ倉沢出合い(5:00)~テールリッジ~南稜テラス~南稜登攀~一ノ倉岳~谷川岳~天神平ロープウェー利用~一ノ倉沢出合い(17:00)

久々の岩!忘れかけてたアルパイン魂!! 

まあアルパインったって初級ルートの南稜であるからしてそんな大そうなことじゃないのだけれども、何せ本ちゃんって言ったら2005年の北岳バットレス4尾根以来。

 

感覚忘れちゃってるよなぁ~

ってな具合でちょっと心配もあるのだけれども今を去ること9年前、始めてのアルパイン、本ちゃんデビューの舞台だった南稜。

まーなんとゆーかちょっぴり恥ずかしいのだけどワクワク、ドキドキ。赤面しちゃうなー(^―^* )フフ♪みたいな感じ(笑)

とゆーわけで行ってきたのであるが話しは一旦、横道へそれる。

横道(その1) 

今日チョイスしたアプローチシューズはアクアステルスラバー仕様の忍者。

これは大正解!!ちょいと微妙な部分が多々あるテールリッジや終了点から一の倉岳までの岩場を問題なく安定して歩ける、沢では滑って安定しない忍者であるがこーゆーアプローチではほんと重宝する頼れる奴!最強のアプローチシューズである。

褒めてるのか貶してるのか…。わはは、わはは。

横道(その2) 

得意なって言ってしまうがここ数ヶ月のマラソン効果を実感!

今回の山行中まったく息があがらなかった。ゼーゼーいわないの!すっごく楽なの!!10キロ51分、ラスト2キロを7分で走り抜けた心肺機能は伊達じゃない、マジ驚いた。

これからもマラソンがんばろっ。わはは、わはは。

では本題 

ってコトで今日は手抜き、後は写真でお楽しみください(笑)

一の倉沢出合いから左手の踏み跡を辿り暫くで雪渓上に出る、この時期ひょんぐりの滝はまだ雪に埋もれテールリッジ末端までは一登りで行ける。

▼雪渓からテールリッジへ


 

とゆーわけでテールリッジを登る。忍者着用のため安定感抜群&マラソン効果で心肺機能アップ!さくっと余裕で登りきる。

▼テールリッジを余裕で登る


 

南稜テラス着。
本日のメンバーは6名。ザイルパートナーは「ふちG+変態マツイ」「ヒルティ総統+カキエ」「イカ社長+トモ」ってことで、ちゃちゃっと準備してぱぱっと登攀に入る。

▼南稜テラスを見下ろす図


 

先行、変態マツイでスタート。リード&フォローで順調にピッチを伸ばす。

▼(左)2P目前半の核心チムニーをリード中  (右)眼下には一ノ倉沢の絶景


 

馬の背リッジ手前で先行パーティに追いつき後に続く

「あれれ??」
「<(゜ロ゜;)>ノォオオオオオ!!ルート違うやん!!」

馬の背リッジ左のルンゼに引き込まれちまった…

「う~先行の馬鹿野朗!!」

と言いたいところだが南稜は3回目だってのに何やってるんだかな~情けない。

しかし戻るに戻れないとこまで登ってしまったのでルンゼを無理やり登る、が、岩もろくて微妙…

冷汗かきながら命からがら馬の背に辿り着いた頃には腕パンパンブルブル、╋(゜o゜;)あーめん

とまー自ら難易度を上げる登攀となりましたが順調に(笑)最終ピッチを向かえます。順番通りなら小生がリードになるのだけどここは見せ場、後身に道を譲る。変態マツイ、上部の核心を悩みながらもフリーで突破。

▼最終ピッチ核心をA0突破(笑)


 

って感じで終了点到着。
ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!

烏帽子岩ってこの角度から見ると…マラ岩の方がふさわしくないかい(爆)

わっかるかな~?!

▼烏帽子岩をバックにポーズ


 

本日はこのまま一ノ倉岳まで登るとゆーマゾヒスティックな試みを実施。しかしね~後悔したね~岩場は微妙だし、最後の藪漕ぎは長いし、もう一度登ればいいやって感じ。

次回は絶対懸垂下降して帰ると心に誓った小生だった。

▼一ノ倉岳に出現した裸族とオジサンとオバサン


 

後は谷川岳を縦走し、膝が痛いと泣き言いうイカ社長に情けをかけてロープウェー利用で下山。

いじょ

PS 

最終ピッチでリードするイカ社長が5mほど墜落。本人談によると「カウンターを忘れてきたのが原因」とのこと。詳しくは一部始終を知るトモにお尋ねください。