湯檜曽川本谷に行って来た | 回顧録ーMemoirs of the 1980sー

回顧録ーMemoirs of the 1980sー

激動の80年代、荒れる80年代。
ヤンキーが溢れる千葉の片田舎で、少年たちは強く逞しく、されど軽薄・軽妙に生き抜いた。
パンクロックに身を委ね、小さな悪事をライフワークに、世の風潮に背を向けて異彩を放った。
これは、そんな高校時代を綴る回顧録である。

日程 : 2009/09/05-06

  • 参加 : ふちG・ヒルティ総統閣下・イカ・変態マツイ・トモ・カキエ・アヤ
  • ルート
    白毛門登山口P~新道経由~武能沢出合~湯檜曽川本谷~二俣(泊)~ゴボウ沢右俣~朝日岳~白毛門~白毛門登山口P

まことに遺憾ながら・・・

例年、この時期には「ふちGと行く☆美女軍団ツアー☆」を開催している。ところが近年、主役である肝心要の美女軍団も高齢化が進み、寄る年波には適わず・・・じゃなかった(冷汗)

結婚を控えていたり

子作りに勤しんでいたり

無謀な2重ローンによるマイホーム購入により休日返上で労働に励んでいたり

等々

家庭や職場の都合でキャンセルが相次いじゃったんだよぉ(泣)

しょうがないのでいつもの見飽きたメンバーで行ってきた。

 

本題へ 

 

近頃やけに多忙につき本題は手抜きモード、写真でお楽しみください。

▼我々は入渓した、しかし、前には先行パーティの姿有り。


 

▼最初の滝で早くも順番待ち、暇な馬鹿どもがおどけてるの図。


 

▼楽しい小滝が連続する。


 

▼いかにも落ちそうでしょ!?


 

▼しかし、落ちたのはこいつでした、ギャハハ。


 

▼名物のゴルジュを行く、真ん中でにやけてるオジサンは一度は逃げかけたチキンです(笑)


 

▼大滝の前で記念撮影。


 

▼まだまだ滝は連続します。


 

▼男は度胸!10mぐらいはノービレー。


 

▼沢が開けてくれば今夜の寝床の二俣は近い。


 

宿泊地に着いた  

とゆーことで本日の宿泊地である二俣に到着すると、既に先行パーティのテントやタープが設営されているのが目に入り、一等地の確保は困難かと思われた。

ところが一等地と思われる所に設営された4人パーティのタープの隣にはまだ大きなスペースが残されていた。

我々は7人の大所帯!!

この人数に相応すべく持参したタープは巨大なオートキャンプ用である。このような巨大タープを張れるスペースなどそうそうあるもんではない。すぐ隣に別パーティがいるのは若干気を使うわけだが、労せずこれだけのスペースが手に入るなんてラッキー♪

ところが事は上手くはこばない。

「隣に他人が居るのは絶対に嫌だ~」

総統閣下の駄々が始まった。

こうなるともうどうにもならない。唯一無二の絶対君主、総統閣下の意思は絶対である。何人であろうと従うしかない、これが大ならしの山の会に長く続く不文律。

「俺が正義だバカ野朗」

とゆーことで総統閣下と配下の下僕どもは新天地を求め旅立って行った。

ある者は上流へ

またある者は下流へ

またまたある者は右俣へ

またまたまたある者は左股へ

各々偵察に散らばった。

しか~しっ

俺の名は、大ならしの山の会の良心ふちG

またの名は、マハトマふちG

断固動かぬ、無抵抗主義、ガンジーの如くその場に座り込みを決める。

徹底抗戦 レジスタンス

なーんて、偵察なんぞの面倒は総統閣下と若い衆にお任せ、念のためこの場のキープ係りと称し、アヤ、カキエをはべらせペチャクチャ、ペチャクチャお喋り、わっはっは。

しかし、そんな至福の時は15分ほどで終焉を迎えることになる。

得意のキラキラ光線を発しながら総統閣下が戻ってきた。

「お~いっ、イイ物件あったぞ~!しかも、敷金礼金ゼロだよ」

眉唾なのはわかっているが仕方が無い、重たい腰を上げ現地に急行。現地ではすでにトモが到着しており準備を開始していた。

「イイ物件って何処だよ?!」

トモにたずねる。

「そこ、そこ」

無言で目配せする方を見ると、やっぱな・・・

そこには、熊笹ボウボウ生え放題、雑草ボウボウ生え放題、木々がうっそうと生い茂る荒地が広がっていた。確かに平らではあるが開墾作業が難航するのは一目見ればわかる。

「何処が一等地やねん、また開墾かよっ!」

(# ̄З ̄) ブツブツ言ってると背後から総統閣下の一喝!!

「馬鹿者!我々はこれまで何時だって何処だって開墾してきただろっ!」

「つべこべ言わずに俺に続け、開拓者魂を見せてやる!」

陣頭指揮に当たり荒地に突入する総統閣下であった。

総統閣下 ヽ(゜▽゜*)乂(*゜▽゜)ノ バンザーイ♪

とゆーワケで大規模開墾を開始した愚か者たち  

片っ端から熊笹を刈り取る。ありとあらゆる雑草をむしり取る。邪魔をする枝葉は容赦なく伐採する。その作業は難航を極め1時間以上に及んだ。

やがて作業を終えるとそこには推定7.27坪の更地が広がっていた。

「ここって国有地ですよね、こんな開墾、勝手にやって問題無いんですかね?」

誰かが呟いた。

「問題なんか無い!その為に税金を払っているではないか!」

総統閣下が吼える。

「あっ、そうか、それもそうだな」

何となく納得する一同であった。

そーゆーワケで我々がテロリスト的開拓した新天地のありかは秘密である。従って写真も無し、証拠隠滅、隠蔽気質、ご了承ください。

▼俺のタオルが消失した跡


 

2日目に続く  

▼なんちゅームーブだよっ!


 

▼ツメの藪漕ぎは面倒くせ~な~。


 

▼稜線に出た。


 

後は足早に朝日岳、白毛門を経由し帰ったとさ。