
ビバ牛丼屋
すき屋・月見すきやき牛丼
月見狂騒曲と、べたなボケ
今年も来たぞ。
月見すきやき牛丼の季節だ。
猫も杓子も月見、月見、月見。
街を歩けば月見、SNSを開けば月見、
もう日本列島が卵黄の海に沈むんじゃないかという勢いだ。
馬鹿野郎だ!
そんな月見狂騒曲の中、俺も例によってすき屋へ向かったのである。
秋の風に背中を押され、気分は完全に“月見すきやき牛丼”。
よし、今日はこれで決まりだと席に着いた。
そして──
月見すきやき牛丼、着丼。
おい、おい、おい。
月見になってねーぞ、こら。
……すみません、べたなボケでした。
月見の完成は自ら行うものなのである。
慎重に生卵を割り、
セパレーターで黄身だけを取り出す。
すきやき牛丼のセンターに小さく窪みをつけて、
そっと黄身を乗せたら──
月見すきやき牛丼、完成。
とゆーことで、 「月見すきやき牛丼を食いました。」
……と、いうのは冗談である(笑)。
すき屋・ポークロックカレー
家人の月見欲と、まさかの出会い
家人が「すき家の月見なんちゃらが食いたい」と言うので、
付き合ってすき家へ向かったのである。
秋のすき家は月見の巣窟だ。
店内のポスターもタブレットのトップ画面も、
全部が卵黄の誘惑でギラギラしている。
家人はその波に乗り、俺はその横で静かにメニューを眺める。
さて、何を食おうか──
そう思ってタブレットのページを捲っていたら、 まだいるじゃないか。
ポークロック。
すっかり旬を過ぎ、
世間から忘れられ、
月見の大洪水に飲み込まれた頃に、
まさかの出会いである。
もう諦めていたポークロック、
こうなったら食うしかない。
これはもう運命の出会いだ。
俺の指は迷いなくポークロックを注文した。
ポークロック着丼と、秋の風物詩
では、改めまして──
ポークロックカレー、着丼。
まずは主役のポークロック。
ん、まーまーな大きさ。
「おおっ!」と声が出るほどではないが、
「まあ、こんなもんだろう」と納得できる存在感はある。
そして、ご飯。
大盛りに見えないけど、まあ大盛りなのだと信じよう。
自分の幻想と現実のズレはよくあることである。
大盛りのはずなのに、見た目は“中盛りの気配”。
これもまた、すき家の秋の風物詩だ。
そして、相変わらず──
福神漬け、謎の漬物は抜き。
わはは。
実食、この甘さはカレーに合わない
さっそくポークロックからいただく。
スプーンを入れると、すっと切れるほどの柔らかさ。
これは期待できる──そう思ったのだが。
めちゃめちゃ違和感のある味だ。
こいつ、なんだか妙に甘い。
BBQソースでも染み込ませたのか、
煮込んだのか知らんが、 豚肉そのものより 甘い味付けがしつこい。
しかもその甘さが、ご飯にもびちょびちょに染みこんでいて甘い。
カレーと喧嘩している。
いや、殴り合っている。
カレーの濃い味に合わせるんだから、
肉はもっとシンプルに、
肉本来の味で勝負するべきだったんじゃねーのか。
俺はこれ、カレーには合わないと思うぞ。
すき家め。
わかってねーなー、ばーろー!
腹パンの現実と、次回への宣戦布告
とまー色々と文句はあるが、
カレーは飲み物である。
いつもであれば 3分完食 の俺だが、
今回はポークロックダブルという高額商品ゆえ、
じっくり味わって食べた。
4分完食(笑)
でだ、
ポークロックカレー、肉ダブル、大盛り。
食っている最中は
「まだまだ余裕だな」
なんて思っていたのだが、
完食して店を出た途端──
「……ヤバい。腹パンだ。」
どうやら肉ダブル、
思った以上に効いていたらしい(笑)。
還暦+1歳の若人、
現実を叩きつけられた気分である。
凋落の一途。
いや、まだまだ諦めはしないさ。
また来年、再販を期待しているぞ。
返り討ちにしてやる、ポークロックカレーめ!
ごちそうさまでした♪
撮影日:2026.9.26







