ふとした興味で量ってみたら──
思わず「やれやれだ」と笑ってしまう数字が出た。
持ち帰ってきた弁当の総重量は 657g。
あとで容器を計ったら 70g だったので、 中身だけで 587g。
そりゃ腹パンになるわけだ。
内訳を自分なりに推定していくと、
これがまた“いちかつらしい構成”で妙に納得する。
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ロースカツ:150g前後(衣込み) 厚みも見た目も、まさに職人系とんかつ屋の標準サイズ。
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ご飯:330g(山盛り) 両国の弁当らしい、気前の良い盛りっぷり。 これだけで腹の半分は埋まる。
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キャベツ:107g 山に見えるけど軽い、あの“ふわっと盛り”の千切り。 普段なら残しがちなキャベツを、珍しく全部食べきったのは もう満腹の証拠だ。
数字を並べていくと、
いちかつのロースカツ弁当が 「腹パン確定の満足セット」 であることが
あらためてよく分かる。
そしてこの重量分析が、
今日の昼餉の“静かな幸福感”をそのまま物語っている。
デスク飯、整えの儀
重量チェックと分量の分析を終えたら、
次にやることはもう決まっている。
デスク飯、整えの儀。
弁当をそのまま食うなんて芸がない。
俺の昼餉は“整える”ところから始まるのだ、わはは。
まずは山盛り330gのご飯を、小ぶりの丼へ移し替える。
さすが推定330g、丼のサイズぎりぎりで納まった。
この時点でちょっとした達成感がある。
次にロースカツとキャベツを白い丸平皿へ。
ロースカツはセンターの断面を上に向けて配置する。
この“断面を見せる”だけで、料理の格が一段上がるから面白い。
最後に永谷園のひるげを添えれば──
デスク飯とは思えない完成度の昼餉がここに誕生する。
この整えがあるからこそ、美味しい昼餉になる。
ただのロースカツ弁当が、俺の手で“昼餉の儀式”へ昇華するのだ。
やれやれだ。
それでも店で食わない理由―俺の食哲学
ところで、他人はこう言うかもしれない。
「そんな手間かけて整えの儀なんてしないで、店で食えばいいだろ」と。
だが俺には俺の事情がある。
まず第一に── 俺は並ぶのが嫌いなんだよ。
両国の人気店「とんかつ いちかつ」と言えば、
昼時は行列必至の名店である。
横綱通りの「2はせ川」と並ぶ、両国とんかつ界の双璧だ。
(“はせ川”については、いつか記事として発表するので今日は置いておく。)
話がそれたが元に戻そう。
俺は行列に並ぶのが嫌い。
そして第二の理由がある。
俺は トンカツには塩派、千切りキャベツには醤油派 なんだよ。
最近は塩を置く気の利いた店も増えてきたが、
いちかつには置いていない。
そして醤油に至っては、ほとんどの店で置いていない。
だから俺は、還暦+1歳の若人ではあるが、
どうしても言えないんだよ。
「すみません、塩と醤油いただけますか」
これが恥ずかしいんだよ。
わかるだろ、いい年した若人がそんな声をあげなきゃならん恥ずかしさをよ。
わかっておくれよぉ〜
(忌野清志郎風で)
結論―旨い、そして腹パンパン
ここまで重量を量り、分量を分析し、
整えの儀まで済ませたら──
もう結論はひとつでいい。
いちかつのロースカツ弁当は旨かった。
そして腹パンパンだ。吽。
ごちそうさまでした♪
撮影日:2026.9.4
<おまけ>
醬油をズボンに垂らしてしまい、ギャーなった(笑)











