「植物油」だからって安心できない!「パーム油」が健康を破壊する

 

前回の米油に引き続いて、また油の話をしようと思います。

 

みなさん知っての通り、食用油の値上がりが止まりません。


ジープロダクツでは、なんとか品質を落とすことなく猛烈に頑張っていますので、どうかこれまで通りご愛顧くださいね。

 

オーガニック化粧品

ジーサボン、ジーオイルは原材料の段階から完全無添加を追求しています

 

この数年でありとあらゆる油が驚くほど値上がりしましたが、一言で油と言っても、大量生産された精製油から、希少価値の高い天然油まで、本当に色んな油がありますよね。

 

毎日、食べて、毎日、肌に塗っている油、
それなのに、毎日使っている油が、体に良い油なのか、悪い油なのか、分からないものがすごく多い。

 

「石油」でなければいい、「植物油」であれば安心かというと、そんな単純な話じゃあない。

 

「植物油」だって危険な油がいっぱいある。

 

そのひとつが、「パーム油」
亜熱帯地方の森林に生息している「アブラヤシ」を伐採して抽出する、最も安価な油。

超安物の粗悪品です。

 

森林伐採が地球環境の観点からも、温暖化の原因にもなって問題になっていますが、その前に、「パーム油」は、私たちの健康も破壊しているってことを知っておきたい。

 

価格の安さと加工のしやすさから食品や石鹸、化粧品まで、めちゃくちゃたくさん使われている。
日本で最も消費されている「キャノーラ油」に次いで、2位が「パーム油」なんですね。

 

油の消費量
【引用 プランテーション・ウオッチ】

 

「パーム油」を家庭で使うことは無くても、加工品はほとんどが「パーム油」を使っているんですね。

 

パン類、インスタント食品、スナック菓子、チョコレート、マヨネーズなどなど・・・。


そりゃーもうめちゃくちゃ多くの食品に使われているから、こうなるととてもじゃないけど避けきれない。
でも、だからこそ少しでも意識して、摂取量は減らしておいた方が賢明です。

 

ところで、そんなパーム油は、「見えない油」とも言われていて、成分表に「パーム油」と記載されていないものが多いんですね。
「パーム油」は、「植物油」、「植物油脂」などと一括表示されている。

だから、それを知らないと「パーム油」を避けることができません。

 

成分表を見て、「植物油」と書かれていたら安心と思っている消費者も多いのでは?


でも、その「植物油」と表示されたものは、ほとんど危険な「パーム油」のことなんです。

 

他にも、ショートニング、マーガリン、グリセリン、界面活性剤と表示されているものにも「パーム油」が大量に使われていることを覚えておいた方がいい。

 

成分表示の落とし穴ってヤツです。

 

ショートニングやマーガリンを避けてきたのに、「植物油」までもが危険だったなんて!!!

がっくりしますよね。


「植物油」よりも、バター、牛脂、ラードの方がずっとマシかもしれません。

 


  何が危険なの? 「パーム油」は添加物まみれの危険な油

 

パーム油の危険性は、多量の農薬散布や製造過程での大量の添加物。

 

その添加物の中でも、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)という超危険な酸化防止剤が含まれているということ。


ラット実験では癌が多発するほど、発癌物質の中でも直接発癌物質に分類される、とりわけ危険な物質なんです。


『パーム油、危険性の警鐘相次ぐ・・・動物実験で発がん性、日本で野放し、表示上は「植物油」』
08/01-2018 | その他,ニュース

 


  食品だけではない、石鹸、化粧品にも多用されている「パーム油」

 

パーム油の問題は、口から摂取する際の危険性だけではありません。
食品だけでなく化粧品の分野でもたくさん使われてますね。

 

毎日、全身を洗う石鹸は、特に気を付けたいアイテムです。


皮膚や粘膜から体内に入る経皮吸収を絶対に侮ってはいけません。
表皮の厚みなんて、たったの0.2mm、体に入り込んだ添加物は、皮膚のすぐ下にあるリンパ管に乗って全身をめぐり、排泄されることなく体内に蓄積されるのだから。

 

乳液やクリーム類、石鹸、手作り石けんにもパーム油が入ったものがすごく多い。
価格が超安いうえに、パーム油をいれると、滑らかなテクスチャーが得られて、酸化しにくくなるから製造者にとって超便利な油なんです。

 

ナチュラル志向の方に人気のマルセイユ石鹸だって、「ヤシ油脂肪酸Na」と成分名に書いてありますものね。
他の市販石鹸には「植物性石鹸」とか「純石鹸」とか書かれたものも多いけど、それもやっぱり「パーム油」ってこと。
もちろん「グリセリン」「界面活性剤」と表記されたものも「パーム油」から作られたもの。

 

化学溶剤どっぷりの「パーム油」は粗悪な油、そんな酷い「植物油」に騙されないようにしないとね!

 

マルセイユ石鹸の真実はこちら。
『マルセイユ石鹸』 1.本物と偽物の見分け方
『マルセイユ石鹸』 2. 誰も書かなかった本当の話
『マルセイユ石鹸』 3. 舶来石鹸から国産石鹸へ

 

 「米油」が危険と言われる理由

 

オリーブオイルが、急激な値上げと品薄で大変。
円安に現地の干ばつが追い打ちをかけて、超高値になっています。

 

そんな中で最近、食用油売り場では「米油」が急に存在感を増してますね。

 

スーパーに行くとオリーブオイル置き場が縮小されて、米油のスペースがドーンと大きくなっている。
ちょっと目立つ場所を設けて、米油がケースごと重ねて売られていたりします。

 

ビタミンEがたっぷり、栄養豊富な米糠からとった「米油」、原材料も国産。
それだけ聞くと、確かに米油の印象はすごくいい。

 

きっと売れているのだろうね。
オリーブオイルも胡麻油も抜いて、売り場での地位が急激にアップしています。

 

糠の独特な臭みもなく、軽くて美味しいらしい。
揚げ物なんかも、カラッとうまく揚るらしい。

 

私もひとつ買ってみよーかなー、なんてちょっと惑わされるけど。。。

うーん、やっぱりやめておこう。。。

 


米油

 

だって、「米油」はほとんどが精製油だものね。
あの強力な溶剤「ヘキサン」が使われているんだよね。

 

一番搾りなんて書いてある圧搾油もあることはあるけど、取扱い店は少ないしかなりの高級品。
 

けっこうお高かったりするから、値上がりしたEXVオリーブオイルの代用にはならないし。


それに、一番搾りといっても高温で圧搾していればトランス脂肪酸の心配はある。

 

糠から油を絞り出す工程は、オリーブの実を絞るように単純ではないはず。


米糠はすぐに腐る性質なのに、米油は酸化しにくいって言うのだから、そりゃもうきっとスゴイ高熱を加えているんだろう、と想像する。

 

糠の匂いを取り除くためには、脱臭剤が使われてるはず。

ヘキサンだけでなく、色んな薬剤が使われていることだろう。

 

原料から製品までのプロセスを想像することって、大事ですよね。

 

製品になってしまうと、目や鼻では確認できなくなってしまうから、頭を使って考える。

原料の知識があれば、加工が容易かそうでないかぐらいはわかるもんね。


化学薬剤をバンバン使って加工に加工を重ねて、原料の栄養分なんてスッカラカンで全く残ってないなんて物はザラにある。

 

原料が体に良くても、加工過程で体に悪くなってしまう食品は多いからうっかり惑わされないようにしないとね。

 

エキストラバージンオリーブオイルの素晴らしさは、全く加工を施していないところにある。


オリーブの実をギュッと潰せば、素手でも簡単に絞れるほど。熱も加えないで冷圧搾で採油できる。
だからオリーブの実の芳醇な香りと栄養価がそのまま残っているのだ。

 

EXVオリーブオイルに代わるオイルはなかなかない。

 


  米油の危険性、「カネミ米油事故」から学ぶべきこと

 

「カネミ米油事件」(現カネカ食品株式会社)、

1968年に起こった衝撃的なこの事故を知っている世代の方はまだまだ沢山いらっしゃいますよね。

 

米油の製造過程で脱臭剤に使用されていた溶剤が油に混入して、多くの被害者を出した悲惨な事件です。


昔の話だからと言って、忘れてはいけないよね。

こういう事実はしっかり記憶にと留めておかないと!
要は、油の精製には強い薬剤が使われているということを、しっかりと覚えておいた方がいい。

 

一般人には工場の内部がどうなっているのか知る由もないけど、こうした事件が起こって突然明るみに出るわけだ。

その時に初めて精製油の工程などを知る機会になったりするのだけど、まさにこうした記憶や知識が役立つんですよね。

 

こういう事故や事件から、物の見方、選び方を養うことができるってことだ。

 

「食品は、美味しいとか不味いとか、舌だけで選んじゃダメ!ましてや値段だけで選ぶのもダメよ!!」と祖母や母によく言われました。

「体にいいものを基本に選ぶように!」と、ね。


そんな言葉を思い出しながら、国産の米糠油、残念だけどやっぱり買う気にはならないのであります。

 

油、塩、砂糖、

毎日使う基本の3つ。

この3つだけは、精製していない確かなものを選ぶようにしています。

 

 「シャネル No.5」にも調香されている「ベチバー」

 

「ベチバー」は、
ごぼうの匂いにも似ている、湿った土のような香り。
濃い琥珀色で粘ばり気が強い個性的な精油です。

 

ちょっと変わった精油なんですが、
シャネルの5番にも調合されているんですね。


「シャネルの5番」と言えば誰もが知る香水。
1921年の発売から100年、今なお愛され続けています。

 

それもそのはず、莫大な広告費用をかけて、
世界で一番売れた香水ということだけど、

 

マリリンモンローの「シャネルの5番をつけて寝る」

 

あの伝説的名セリフは、
宣伝広告費を貰って発言したわけではなかったらしい。


今ではとても考えられない、なんかちょっといい話。

 

今じゃ、使ったこともないものをCMして稼ぐ人達も多いけど、
マリリンモンローは、本当にシャネルの5番をつけて眠っていたんですね。

 

シャネル香水

「シャネルNo.5」は、
合成成分の「アルデヒド」を使って人工的に香りを引出した香水としても話題になりましたが、歴史に残る名香であることは確か。

 

100年を超えて愛される香りに、使われている天然アロマは以下の調合です。

 

トップノート:ベルガモット、レモン、ネロリ


ミドルノートに:ジャスミン、ローズ、イランイラン、スズラン


ラストノートに:ベチバー、サンダルウッド、パチューリ、シダーウッド、バニラ、ムスク


香水をまとった瞬間に感じるトップの香り。


次に、一番の印象となるミドルの華やかな香りが、立ち上がってくる。


そして時間の経過とともに、最後に訪れるラストノートの香りが、余韻を残すように穏やかに持続する。

 

ミドルノートがその香水の持ち味ではありますが、
実はラストノートって、すごく大切なんですよね。

 

持続時間も10時間以上と長く、自分に纏わりつく香りでもあるし、立ち去った後の残り香でもあるものだから。


ローズとジャスミン、華やぎのある香りを引き立て、いくつもの香りを一つにまとめながら最後まで香り続ける。
そんな役割をしているのが「ベチバー」

いい仕事してますねー。

 

地味な土の香りの「ベチバー」、見直しました。

 

 

  精神が安定する大地の香り、ベチバー

 

ベチバーは、イネ科の植物、原産国はインド。

タヒチ、ハイチ、インドネシアなどでも生産されていますが、国内需要が高いため海外への出荷量はとても少ないようです。

 

防虫効果と芳香作用が高く、簾のようなブラインドやシェードの材料として用いられ、亜熱帯地方の人々の暮らしの中で大いに利用されています。

 

日本ではなじみではないけど、暑い国では重宝されて親しまれているんですね。


ベチバー

 

ベチバーの精油は、掘り起こした根っこの部分だけを使用して水蒸気蒸留します。
土の香りが特徴的な安堵感のある香りです。

 

主な成分はベチベロール、ベチボン、ベチベロン、
「静寂の精油」と呼ばれ、ストレスを和らげ心の安定をもたらしてくれます。

 

神経症、情緒不安など、高ぶった神経を鎮静します。


神経が高ぶって寝つけない夜にいいですね。

 


  ベチバーの皮膚への効能

 

ベチパーは、
殺菌効果はもとより、抗炎症作用、痒みを緩和します。
ニキビや肌荒れに効果があり、顔用のローションなどにもよく使われています。

 

その他、免疫力を高め、血行を良くする作用も知られています。

 

ジーオイル春用は、ハイチ産のベチバーを配合。

 

気候も不安定、新生活が始まり何かとストレスが多い春、
ジーオイルで、体と心をほぐしてください。

 

ジーオイル

 

ベチパー特有の大地の香りに包まれて、穏やかに春を楽しんでくださいね。