CARL ZEISS Victory Pocket 8×25 | BLRM ブラッキー リッチモア ~ Be Lucky Rich More!! のブログ

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〜 SINCE 2015.4.8

 

 

これまでに、何度もお取引や、メンテナンス依頼を頂いている、

 

私の、お客様でもある 同志の方から、

 

先日、とある 古い CARL ZEISS JENA 双眼鏡の

 

メンテナンス依頼を受けたのであるが、

 

その時に、有り難い事に、表題の、

 

CARL ZEISS Victory Pocket 8×25 を お貸し頂いた。

 

 

「メンテナンスの合間にでも、宜しければ、楽しまれて下さい。」

 

と、非常に有り難い ご好意によって、送って下さったのである。

 

何とも、ありがたき幸せである!!

 

 

 

 

 

 

 

私は、この CARL ZEISS Victory Pocket 8×25 は、

 

これまでに、まだ 一度も覗いた事がなく、興味津々であった。

 

 

 

お言葉に甘え、メンテナンスの合間に、

 

よく晴れた日を選んで、何台かの双眼鏡を携えて、

 

いつもよく行く河原に、出掛けたのである。

 

 

 

さて、結論から言うと、

 

この CARL ZEISS Victory Pocket 8×25 は、

 

極めて優秀な、超高性能 コンパクト双眼鏡だ。

 

 

 

少なくとも、ライカやスワロフスキーを含め、

 

私がこれまでに体験した、コンパクト双眼鏡の中では、

 

最も、バランスが良く、高性能だと感じた次第である。

 

 

さすが、VICTORY の名を冠するに相応しい出来である。

 

 

 

 

 

 

折りたたみ時

 

 

 

 

CARL ZEISS Victory 8×32 T* FL  と、

 

何度も、交互に覗き比べて 比較してみたが、

 

なんと 驚くべきことに、日中の観察に於いては、

 

像の明るさにも 殆ど遜色がない。

 

 

FL8×32は、像が非常に明るい事で 有名な機種なので、

 

それと 遜色が無い、と言うことは、

 

この、25mmの対物径のコンパクト双眼鏡が、

 

いかに 明るいかが、お分かり頂けるだろう。

 

 

 

参考までに、接眼部と、対物レンズの写真を、

 

以下にアップしておこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

また、1000m視界 FOV が、

 

Victory 8×32 T* FL  が、FOV = 1000m/140m

 

Victory Pocket 8×25 が、FOV = 1000m/130m

 

 

と、スペック上 データ上は、

 

FLの方が、視界が広いと言う事なのであるが、

 

実際に、実機を覗いてみた体感上は、

 

Victory Pocket 8×25 の方が、

 

視界が広いのでは!? と感じる程である。

 

 

 

中心像のシャープさも、FLと ほぼ互角であり、

 

色合いも、極めて忠実性が高く、

 

若干、FLよりも 像も引き締まって見え、

 

小型ながら、非常に優秀な 高性能機である。

 

 

 

 

お客様にお貸し頂いたとは言え、褒めてばかりでは、

 

信憑性に欠けると思われて、致し方ないので、

 

敢えて、粗探し的に、難を言うとすれば、

 

 

小型故に、30mm口径以上の機種と比べれば、

 

やはり、若干 覗きにくいという事と、

 

( これは、どのコンパクト双眼鏡にも言える事だが。)

 

 

この大きさに、これほどまでの高性能を実現させた歪みなのか、

 

上下にパンした時に、像の歪みが 少々目立つようだ。

 

 

左右にパンした際も、FLと比べると、

 

若干 像が歪むが、それほど気になるレベルでもない。

 

上下にパンした際の歪みの方が、

 

より顕著であるように感じた。

 

 

 

とは言え、像の明るさ、中心像のシャープさ、

 

コントラストの良さ、十分な視界の広さ、色彩の鮮やかさ ・・・

 

 

ちょっと出掛ける際に、ポケットに忍ばせておくのに、

 

格好の、高性能機であると言えよう。

 

 

 

ただ、非常に残念な事に、私個人的には、

 

左右対称の、シンメトリーなデザインを好み、

 

左右非対称のデザインが、どうも苦手なのである。

 

 

 

これがもし、シンメトリーなデザインであったなら、

 

購入していたかも知れない。

 

 

個人的に、見え味や性能は非常に気に入っただけに、

 

それが最も 残念な部分であった。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、先日の記事でも紹介させて頂いた、

 

我が愛機の BLRM仕様 と化した、

 

1Q デルトリンテム も持参したので、

 

FLや、ポケットとも、覗き比べて見たが、

 

 

像の明るさや、コントラストの強さ等は、

 

さすがに、最新機種の Victory Pocket や FL には、

 

到底 及ばないのは、致し方無いであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしながら、その像の説得力の強さ、

 

陰影感の素晴らしさ、味わい深さ、

 

心に訴えかけて来る 浸透力のような魅力は、

 

他に代えがたいものがある。

 

 

河原に咲き誇った、菜の花の群生を観ていたが、

 

まるで、絵画の如し である。

 

 

 

以前の記事でも書いたと思うが、

 

双眼鏡で、観察するか、鑑賞するか、

 

その違いなのかも知れない。

 

 

 

また、中心像のシャープさは、

 

最新機種のシャープさとは、ニュアンスが微妙に異なり、

 

上回っているとさえ思える。

 

 

より、繊細で、線の細いシャープさであり、

 

例えて言うなら、

 

最新機種がセラミックの包丁の刃なら、

 

デルトリンテムは、鍛造鋼や炭素鋼の包丁の刃のようである。

 

 

そして、何よりも この アナログ感 満載な 自然な像が、

 

妙に心が落ち着くのであった。

 

 

 

いつもながら、

 

デルトリンテム マンセー的な話になってしまって恐縮だが、

 

そう感じるのだから、仕方がない。

 

 

 

 

 

 

 

話は戻るが、この Victory Pocket 8×25 、

 

私のように、シンメトリーなデザインにはこだわらず、

 

ポケットに入れれるくらい コンパクトで、

 

それでいて、高性能な双眼鏡が欲しい、と言う方には、

 

一押しの双眼鏡である。

 

 

お貸し頂いた 同志の方には、この場をお借りして、

 

あらためて、深く感謝する次第である。

 

本当に ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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