皆さん、おひさしぶりです。
お元気にされてますでしょうか??
さて、今回はギターではなく、 「双眼鏡」 の話を、
何度かに分けて、してみたいと思います。
双眼鏡 = 「Binoculars」 です。
私は、実は子供の頃から、双眼鏡が大好きで、
双眼鏡に、ロマンを感じていました。
これが、なかなかに 非常に 深い世界でして。。。
此処から先は、興味のある方だけ、読んで頂ければと思います。
私は物心が付いた幼少の頃より、双眼鏡が、
何故か大好きで、色んな双眼鏡で遊んでいましたが、
ある時、カルチャーショックを受けます。
そうです。 あの世界の双眼鏡御三家と言われている、
LEICA、ZEISS、SWAROVSKI の双眼鏡を体験したときです。
日本語で言うと、ライカ、ツァイス、スワロフスキーですね。
ライカやツァイスは、カメラやレンズでも有名ですね。
スワロフスキーは、あの宝飾品、クリスタルで有名な、
スワロフスキーの創業者である、ダニエル・スワロフスキーの
息子である、ヴィルヘルム・スワロフスキーが、
1935年に双眼鏡を作ったことから始まった会社です。
意外と古いメーカーなんですね。
で、何故 カルチャーショックを受けたかと言いますと。。。
それまでは、NikonやPENTAX、VIXEN なんかの
国内メーカーのものしか知らなかったのですが、
初めて、LEICA を覗いた時、まるで世界が違ったからです。
何とも スカーッと、透き通っていて、
それでいて、中心の像が極めてシャープ!!
まるで、カミソリの如くシャープな、キレキレ画像でした。
「 肉眼で見る景色よりも、美しい世界 」 が
そこにはありました。
LEICA や ZEISS を覗いた時、初めて、
"双眼鏡が見せてくれる世界” に、夢中になったんですね。
そこから、病気が発病しまして・・・(^▽^;)
どんどん、重症になって行きまして・・・(笑)
初めて高級な双眼鏡を買ったのは、
LEICA TRINOVID 8×20 BC でした。
確か、6万円近かったと思います。
もう、かなり昔の話です。
この双眼鏡は、名機として有名です。
このサイズの双眼鏡では、傑出した性能を誇ります。
何よりも、私にとっては、
他のツァイスやスワロフスキーの同サイズの製品よりも、
その当時は、色彩的にも 最も好ましく感じました。
言葉では表現が難しいですが、鮮やかでビビッドな、
色彩感が非常に豊かな世界でした。
今は、CARL ZEISS が好きな私ですが、
最初は、LEICA が、沼の扉の入り口でした。
LEICA TRINOVID 8×20 BC
カバンや、車に いつも積んでいましたが、
さすがに、20年以上経過して、
今では、プリズムにカビが発生し、少し曇ってきました。
( 2018年現在では、殆ど使わなくなりました。)
年齢とともに、例に漏れず、老眼も出てきましたし、
遠くの標識などを確認するのに、とても重宝します。
その後も、LEICA TRINOVID 8×42 等をはじめとし、
LEICA 以前の 古い LEITZ の製品なんかにも手を出しました。
( LEITZ は、1988年以降、LEICA となりました。)
LEICA TRINOVID (左) と、LEITZ TRINOVID (右)
LEITZ の製品には、素晴らしいモノが多いです。
また、私の感覚では、 「LEICA」 よりも 「LEITZ」 の方が、
カッコ良く感じたりします。
個人的には、特に LEITZ WETZLAR の時代の製品が好きです。
お気に入りの、 LEITZ WETZLAR TRINOVID 10×40B
↓
最近の双眼鏡を上回る程、シャープな視界と、
ユッペンダールプリズムのお陰で、とてもコンパクトで軽いです。
この軽さと、取り回しの良さは、特筆モノです。
↓ LEITZ WETZLAR 7×42B 通称 黒ライツ( こちらの方が古い )
これもやはり、ユッペンダール プリズムのお陰で、
非常に軽くて、持ち易く、全く疲れない。
手に持った時の、バランス感が最高です。
スッキリとシャープな像は、現行品に全く引けを取りません。
また、魔性が潜む、決して覗いては行けない、と言われてる
「ツァイス沼」 にも、しっかり ハマってしまいました。
CARL ZEISS には、引き摺り込まれるような魅力があり、
何故か、沢山、集めたくなってしまうのです。
色々と、覗いてみたくなってしまうのです。
特に後述する、 CARL ZEISS JENA の製品は魅力的です。
また、私は何故か、双眼鏡の王者、名機と言われる、
ZEISS ClassiC 7×42B/GA よりも、
10×40B/GA の方が好きでした。 (以前の話です。)
CARL ZEISS 10×40B/GA T*P T*P*
この双眼鏡は、本当に良く見えます。
すこぶるシャープで、そして 像の彫りが深く、濃いです。
また、10倍と高倍率なのに、他と比べて、
あまり 手ブレしません。
恐らくは、バランスが極めて優れているのでしょう。
CARL ZAISS ClassiC シリーズから、
今度は、旧 東ドイツ時代の、
CARL ZEISS JENA カールツァイス イエナの
デルトリンテム(DELTRINTEM 双眼鏡の元祖的存在)
なんかにも、手を広げていく事になりました。
この、デルトリンテムが また深い世界でして。。。
その後、私はデルトリンテムを深く愛して行く事になります。
CARL ZEISS JENA DELTRINTEM 8×30 Richter Model
写真のデルトリンテムは、1940年代初期の製品ですが、
今なお、現役で使えるどころか、
最近の数万円レベルの双眼鏡では、
太刀打ち出来ないような、中心像のシャープさと、
言葉では表現が難しい、像の深い魅力があります。
パーツの精度、製品としての緻密で 丁寧な工作精度、
掛けられたコスト、並外れた耐久性・・・
今では もう、こんな双眼鏡は作れないでしょう。
そうして、私は、
世間で言われるところの 「双眼狂 病 患者」 となるのでした。
あなたも決して、ZEISSだけは、覗かないで下さい( ̄▽ ̄)
※写真は全て、私物を撮影しています。
2018年8月6日 平和の日にOPENしました。
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