乾燥させた木材に酢酸を染み込ませて、また釜で加熱すると、分子レベルで材木の性質が変わり耐久性、耐蟻性が上がるというもの。

昨日そのフォーラムが東京であり参加してきました。
会場は木材会館という所で、主体構造はコンクリートですが、要所要所にふんだんに木を使った建物です。






家具まで木を使ってありました。


アセチル化木材は、通常の屋外使用で耐用年数50年。常時、水に触れる様な場所で25年という大変優れた耐久性を持っています。
日本ではまだ採用例はほとんどありませんが、技術研究は75年以上と長く、技術的にはかなり確立されたものです。
今進行中のプロジェクトでも採用を検討中です。
木は使い方を誤ると腐朽菌により腐ってしまいますから、常にどう耐久性を確保するかとの戦いです。アセチル化木材は、従来の日本の伝統木造建築技術にはなかった次世代の技術と言えるんではないでしょうか。
またこの件についてご報告出来ればと思います。
