こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
今年は久方ぶりにカクテル作りに身を入れている。
シロートの趣味ゆえ、とてもプロ仕様とはいかないまでも、家飲みとしてならまあ問題ないレベルだろう(と思う)。
かつては、履歴書の趣味欄にまで記載するほどの熱の入れようだったが、その後己の好みも絞られてきて、作るカクテルはいつも同じようになり、バリエーションなど無きに等しくなっていた。
だが、も一度やり始めるとあれこれと作ってみたくなるもの。超基本的なレシピさえ掴んでいれば、両手指くらいの種類は何とかなるのである。
そこで、ホントに簡単にできるクラシックなスタンダード・カクテルを紹介してみたい。誰でも最低限の材料さえあれば、自宅で簡単に作れるものばかりだ。
緊急事態宣言下で家飲みの機会が増大した方々は、今ならカクテル作りを楽しむ手もあるのではなかろうか。もし、興味が湧いたらトライしてみてもらいたい。との願いも込めた。
が、最初はあまり気合を入れ過ぎないよう、ゆるゆるとスタートしてみよう
『サイドカー』
●ブランデー 1/2
●ホワイトキュラソー 1/4
●檸檬果汁 1/4
=作り方=
①カクテルシェイカーに氷を詰める
②そこに上記材料を順番に投入
③シェイクしてカクテルグラスに注ぐ 出来上がり!
=摘要=
・シェイカー内の氷は、一度水を注いで捨てることで角が取れ、氷片混入によって生じる水っぽさを防止できる。
・氷はできるだけシェイカー一杯に詰めてすき間を小さくしたい。
・自宅の冷蔵庫で製氷したものはもろく溶けやすいので、できれば市販の堅い氷が好ましいが、単価が高くそうも言ってられないので、懐具合に応じて使い分けたい。
・グラスも冷やしておくと冷たさがキープできる。が、全体に結露ができてしまうので、それが嫌ならこだわらずとも好い。
・ブランデーは基本的に高価である。なので国産モノでも我慢しよう。サントリーやニッカの製品でいいだろう。とは言え、仏蘭西製の本物にこだわりたいなら、例えばカミュやマーテル、ヘネシーなどの有名どころの最も安いラインで十二分だ。それだけで味わいが飛躍的に違ってくる
・ホワイトキュラソーはコアントローを推奨したい。
・檸檬果汁は、生檸檬をスクィーズするのが最高だが、単価が高くつくし、力任せに絞ると余計な雑味も抽出されるので加減が要る。ので、まずは市販の100%果汁を利用しよう。鮮度が落ちる前に使い切れるよう、とりあえずは小瓶で良い。
・材料の割合を変えて自分好みの味を演出しても好い。個人的には、檸檬果汁を増やして酸味を強調するのが好きである。
ブランデー・ベースの『サイドカー』は、ブランデー特有の上品な味と香りにコアントローの柑橘系の風味が加わり上品でエレガントなカクテルである。檸檬果汁の酸味も加味されて実にバランス良い仕上がり具合の傑作だ。
ここでカクテル誕生の逸話を記しておく。
第一次世界大戦中のパリにて、バーを経営するハリー・マッケルホーン氏が、サイドカーで来店する常連の将校らに提供したことから名付けられたという説。
個人的意見を述べると、この手の誕生秘話の真偽は不明、というのが実際の話ではないかと思っている。だから蘊蓄を披歴する際は、これは聞いた話だけど・・・と、出所や真偽のほどは曖昧にしておくことがベターかもしれない。
ところで、今回トップバッターにこれを選んだのには理由あってのこと。
レシピの各材料の配合に注目されたし。2:1:1という割合となっている。
実はこれこそクラシックなスタンダード・カクテルの黄金比とでも言えそうな比率なのである。
よって、この割合で材料を配合する手法を敷衍すれば、それだけで美味い古典的カクテル数種類が製造可能となる。プラス、これに似たタイプのカクテルまでカバーし得る。
なので、今後ゆるゆると紹介していきたい。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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