♪夏が忍び足で近づくよ~ZARD『揺れる想い』(加筆・再掲) | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。

 

今月に入ってから、なぜか過去記事【あの女優を探せ!【女優顔】写真展】(2019年8/10)と【あの女優を探せ!【女優顔】写真展2021 TOKYO】(2021年4/24)にアクセスが集中。前者は493847、後者は277387のアクセス数である。

おっかしいな~、と訝しんでいたら、今年はどうやら5月開催が延期されて7月開催となっていたようだ。

開催日時が変更されて・・・

下矢印

そんな事情もあり、検索数が伸びたようだ。

 

もう一件ある。

夏に飲みたいカクテル10傑選】(2018年7/1)も453572アクセスで、時宜に適った記事として検索されているようだ。

シロート指南でお恥ずかしいが、皆さんのお役に立てれば望外の喜びである。

 

 

さて、1993年の邦楽ヒットチャートを繙くと当時の個人史的な記憶が痛痒く思い起こされる。
『裸足の女神』 B’z
『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』 B’z
『世界中の誰よりきっと』 中山美穂&WANDS
『もっと強く抱きしめたなら』 WANDS
『愛を語るより口づけをかわそう』 WANDS
『時の扉』 WANDS
『KISS ME』 氷室京介
『夏の日の1993』 class
『By For Now』 T-BOLAN
『すれ違いの純情』 T-BOLAN
『刹那さを消せやしない』 T-BOLAN
『ぼくたちの失敗』 森田童子
『サボテンの花』 財津和夫
『負けないで』 ZARD
『君がいない』 ZARD
『MELODY』 福山雅治
『YAH YAH YAH』 CHAGE&ASKA
『エロティカ・セブン』 サザンオールスターズ
『真夜中のダンディー』 サザンオールスターズ
『ロード』 THE 虎舞竜
『このまま君だけを奪い去りたい』 DEEN


と、まあ思いつくままに書き連ねてみたが、やはり強いねビーイング系。と言わざるを得ない感じだ。

あの頃はWANDST-BOLANDEENZARDB’zTUBEZYYGMANISH大黒摩季らを擁し、空前の“ビーイングブーム”を巻き起こしていた。

同時にそれは、織田哲郎ブーム”と言い換えても良いほどに織田の手腕を世に知らしめることにもなった。


そんな中、1993年の自分は、ZARD『揺れる想い』は歌詞が稚拙であるものの楽曲そのものは実に素晴らしい。と、カーラヂヲに耳をそばだてるのであった。


そう、1993年は『揺れる想い』で決まり!なのである。

作詞:坂井泉水

作曲:織田哲郎

編曲:明石昌夫

 

今聴けば、後年リリースされたZARDの楽曲群と比較すると幾分かシンプルで、スカスカしたいわば余白の部分が目立つような構成である。

意外とロック色の強い造作はオーソドックス。サビ始まりでスタートするなど外連味に溢れてもいる。所謂、売れ線ど真ん中。流石ビーイング。

揺れる想い

揺れる想い(Live ver.)

 

個人的には、あのギターソロ部に、今風に言ふなら“キュンキュン”しちゃう。そこを聴かなきゃ終われないのである。もう涙目、鼻の奥がつんとする。

 

いや、もちろんその他のギターパートでも魅了されること請け合いだが、あのエモーショナルなギターソロこそマジ泣ける

そして、最後のサビ“揺れ~る~、想~い”のフレーズからエンディングへと連なるパートの盛り上がりも素晴らしい。曲終わりもフェードアウトせず、びしっと決まる。

 

全体的にアレンヂの妙が効果を上げており、巧みな編曲が認められる。そう、作曲も好いのだが編曲で素敵に仕上げられているのだ。

 

加えて、坂井泉水の少々滑舌の悪い、声量不足気味で、苦しそうな必死とも言えるような決して上手いとは言へない歌唱も何故だか却って好感するようなところがあった。


J-POP史に名を残すような名演奏といふわけではなかろうが、楽曲自体が邦楽史にその名を刻む作品だけに、後世にも聴き継がれることだろう。

 *アルバム『止まっていた時計が動き出した』*
 

名曲として、世間の素人ギタリストらからも中々評判が宜しいようで、毎年のように“ギターパートを弾いてみた”、といふような動画がYouTubeなどにアップされている。しかも彼らは堂々と好きな曲だ。と明言しているではないか。

ZARD 揺れる想い (ギター)・・・・・・・・10万回再生!コメント多数。上手い。見惚れる。

【ギター】ZARDの揺れる想い弾いてみた/ギターカバー・・・痒い所に手が届く完コピ。独自性抜群の個性派。

 

自分など、ABBAを聴いていた。なんてことは恥ずかしくて決して口に出せなかったが、それと同様に『揺れる想い』が好きだ。などと公言できずにいた。なぜか。


要因は、坂井泉水の歌詞にある。

いかにも素人くさくダサい詩には辟易とさせられる。などと言ったら言い過ぎか。でも、未だにそれはないだろう。と聴くたびに残念に思う。

業界用語で何といふか忘れたが“in my dream”とか“in your dream”などとイングリッシュで誤魔化すような部分はどうにもいただけない。と思うのは自分だけなのか。


だが、楽曲自体は音楽を志すギタリストたちに訴求する力を放っていることは間違いない。それは素直に嬉しいことだし、他者からの承認を得ているといふ安心感も持てるし。

いずれにせよ、自分の中ではザ・ベストの楽曲(作曲・編曲)である。

 *デビュー25周年記念アルバム*


1993年

個人的に、春から秋にかけてまあ色々あったので実に思い出深い年(夏)だった。

そこに、最高度に心の琴線に触れる楽曲『揺れる想い』のヒットが鮮烈に記憶された。

しかも、ポカリスエットTVCMのBGMに使われ、一色紗英の起用が成功を収めてもいた。

そんなこんなで「夏がしのび足で近づくよ・・・」で始まる『揺れる想い』。リリースから四半世紀を過ぎていても、初夏には必ず思い出す一曲である。


ちなみに、自分としては太眉系の中山エミリが大好きである。

彼女が登場したポカリスエットTVCMには、ZARDの『心を開いて』が流れていた。それも『揺れる想い』に匹敵する名曲だと思っている。

 *「心を開いて」収録『TODAY IS ANOTHER DAY』*
 

ところで、ZARDトリビュートバンド「SARD UNDERGROUND」とかいふ女性四人組がデビューアルバムをリリースするらしい。その名も『ZARD tribute』。全14曲。もちろん全てZARDのカバー曲である。

しかも、アルバムジャケットのデザインがまたふるっている。

実力のほどはどうなんだろうか・・・。

 *『TODAY IS ANOTHER DAY』を模してるし↑*

*ビジュアル的にイケてるか?*

 

さて、近年では橋本愛石橋静河の二人がポカリスエットCMに起用されたのが記憶に新しいが、今年は吉田羊鈴木梨央が何と『揺れる想い』を歌っているではないかっ!懐かしさにマジ泣けた。


吉田羊と鈴木梨央
織田哲郎セルフカバー


今年は梅雨空が続いて7月も終盤なのに「夏が足踏みしてまごついてるよ・・・」みたいな感じだ。いきなり猛暑に突入するのだろうか。

そうなれば、お次はいよいよ浅香唯『C-Girl』の出番ですね。


本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

 

【近年のポカリスエットCM出演者】

*中条あやみ*

*八木莉可子*

*橋本愛と石橋静河*

*茅島みずき(下も)*