こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
先月の『ゆるキャン△スペシャル』に続き、間髪入れず『ゆるキャン△2』がスタート。主要メンバー5人のキャストは変わらず。大垣推しの自分は、とっても楽しみにしていた。
で、なんと第4話は期待に応えるが如くまさかの大垣回。観てみたよ。
第4話△梗概
野外サークルの大垣千明(田辺桃子)は冷える部室でひとりシュラフにくるまり、ごろごろと転がってその摩擦熱でもって体を温めていた。そこに犬山あおい(箭内夢菜)もやってきて、大垣はとくとくと“おしゃれキャンプ”への憧憬を語る。購入したばかりの鉄鍋、木皿を駆使してしゃれこんでみたいのだ。が、鉄鍋はシーズニングなる処置を要し、木皿はスープのような熱いものはNGと知り落胆。
それでも家庭科室で大垣教授になりきると、斉藤恵那(志田彩良)も交えて鉄鍋と木皿を使えるようにする処方をレクチャー。鉄鍋で手を火傷しそうになりつつも大垣と犬子は斉藤のサポートでどうにか作業完了。
ワクワクしつつ木皿でコーンスープを作るもアカシア材特有の匂いが強烈でモノにならず。大失敗の態。
三人は次回のキャンプ計画を練るが、志摩リン(福原遥)と務原なでしこ(大原優乃)はアルバイトで無理。顧問の鳥羽先生(土村芳)を誘うことにする。
今月4月はTVドラマ4本掛け持ちで、現在3本が放映中の女優田辺桃子の大渋滞発生。
→『ゆるキャン△2』『リカ~リバース~』『ガールガンレディ』『リコカツ』で田辺桃子を観た
そんな中、『ゆるキャン△2』の大垣千明部長が絶好調だ。もはや制作側や田辺の思惑とは別に、大垣のキャラクターが独り歩きしている様相。
いや勿論、中の人・田辺あっての大垣だが、大垣=田辺本人というより、大垣=大垣本人みたいに、演者の存在そのものを凌駕する勢い。
この第4話は、ほぼほぼ全編が大垣まみれ。大垣ワンマンショウ。大垣オンステージ。だ。
相も変わらず独り芝居の暑苦しいことこの上も無し。
△
おしゃれキャンパーへの限りない憧憬。
大垣教授になりきりでグッズのメンテナンス法レクチャー。
いつも大袈裟な顔芸が抜群の売り。
しかし、単にゲテモノ扱いできるような低レベルの芸ではない。田辺渾身の全身全霊入魂の芝居なのである。ちょっとやそっとじゃ真似できない。
それもこれも彼女の経験に裏打ちされた演技力の賜物と言えよう。
前シーズンでもそうだったが、一つ一つのリアクションにアドリブと思しき小技を効かせたり、フレーム内にいる時はセリフがなくても気を抜かずに責任持って芝居を続けるなど、現場の空気を読んで演技プランを構築しているフシが見え隠れするのだ。
ひとつのシークエンスの〆には必ずと言っていいほどに、田辺おまかせの間を取っており、彼女がそれに応えるカタチのように思える。
これらはきっとシナリオには明記されず、現場での臨機応変の演出だろう。
恐らく女優田辺ゆえの信頼感から彼女に一任されているに違いない。他の4人には見受けられない小芝居だ。
顔の表情の豊かさが群を抜いているのは見てのとおりだが、それも無駄に作っているわけではない。理由あってのこと。
例えば、ここで犬子を見やる視線と表情の動きが異様に目立つ。
実はこの後、少し時間が経過してから、犬子に過去のサークル活動での失敗談をカミングアウトするのだった。その心的葛藤が表出していたのである。これは巧かった。
同様に、演技しながらのちょっとした身振りや仕草で、人の自然な反応を捉えていることが窺える。
これは『ゆるキャン△』以外のドラマでも見られるので、田辺が心がけていることなんだろう。
当初はただの色物キャラかと高を括っていたがさに非ず。全く見事な芝居巧者・田辺により3D化されたキャラで驚きをもって迎え入れられた。
となれば、これからも引き続き野クルの大垣千明部長には大注目でしかないのは自明。
あと、犬子もな。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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