ブルペン待機の真意や? | 燕党の宴

ブルペン待機の真意や?

 やっと石川雅規が勝ちました。

 今季初勝利。通算186勝。ルーキーイヤーから23年連続の勝利投手。

 この1勝のために今週はまったく勝てていなかったのだと思えば、なんとなく我慢できなくもない。

 それくらいには嬉しい。

 

 まァ、石川の場合はまだ今年4試合目の先発ですから、

 9試合に投げて未勝利のサイ・スニードや7試合に投げて未勝利の小澤怜史に較べれば早いかな(苦笑)。

 

 

 降雨コールドでの石川の完封劇の裏で、その小澤怜史はなんとブルペン待機

 

 今日は先発が石川だったので、第2先発的な役割だったのかな?

 今週は高橋奎二の復帰と石川登板が重なって先発投手が溢れちゃいましたからね。

 

 まァしかし、チームの現状を鑑みるとやはり配置転換なのかも知れません。

 

 今年は順調っぽく見えていた長谷川宙輝や、

 一時期は抜群の安定感を誇っていた丸山翔太に疲労の影が見え隠れ。

 早い段階で戸田に送ったのは悪い判断ではないように思います。

 

 今年は、

 開幕前は期待されていなかった先発陣よりも、

 開幕前は心配されていなかったリリーフ陣の方が不安定。

 そこそこ人数の揃っている先発陣から誰かをリリーフに回そうと思えば、

 適性がありそうなのは小澤だけです。

 

 だから、配置転換だとしても納得できないワケではない。

 …ですが、ここまで7試合に先発をして防御率が2.77の投手が1つも勝てていないという事実は、

 野手陣・リリーフ陣と首脳陣まで含め、チームとして恥じた方がいい。

 

 あ、

 小澤のブルペン待機を「リリーフ降格」なんて意見もチラリと見えましたが、それは違う。

 先発よりもリリーフを下位に考えてしまうのはあまりにも昭和然としている。 

 降格させるんなら戸田に送りますよ。

 現在あふれている先発陣の中で、リリーフもできるのが小澤だけ。ってだけのことだと思います。

 

 ただ、

 サイ・スニードは9試合に先発して、負けが付いたのは2つ。

 一方の小澤は7試合に先発して5つの負け。

 防御率2.77という数字以上に、相手投手との勝負に勝てていないのも事実です。

 

 もちろん援護の有無も大きいとは思いますが、

 チームに小澤を勝たせて欲しいと思う反面、

 小澤にチームを勝たせて欲しいと思う面もあるんですよね。

 その辺は小澤の踏ん張りどころなんだろうと思います。

 

 

 配置転換なのか一時的な措置なのかは来週以降になってみなければ分かりませんが、

 どこで投げるにせよ、引き続き期待しております