家庭医との語らい~やっぱりとんこつラーメンでしょ! | 地方の小さな介護事業所を引き継いで一年で売り上げ1.5倍、利益27倍にしたサラリーマン

家庭医医療という分野について習っています。

見つけてしまったこれからの日本の医療のキモ


さて前回からの続きで、糖尿病や高血圧症で薬を飲むのは動脈硬化を予防して心筋梗塞や脳卒中にならないためという事でした。


しかしその家庭医の先生は、ご自分が指導する立場でありながら、こんな思いが多少なりともわいてくることがあるそうです。

「そんなに食事制限をして美味しいものを食べられないで、生きている喜びがあるだろうか」、と。


そして、もちろん食事だけが人生の関心事ではないし、糖尿病で食事制限をしつつも人生を楽しんでいる方もたくさんいるでしょうが、しかし一方で食べることがすごく好きで、食べることが幸福と直結している人もいると思います。そのような人にとって食事制限をしながらの生活が果たして幸せと言えるのでしょうか?

そんな事も仰ってました。


医療は病気の治療という側面で発達してきました。そして現代では病気にならないよう予防する、リスクを減らすという観点も重要視されています。

それはそれで良いと思います。

しかし、この医療の態度が、必ず人間の幸福につながるとは限らないという視点も忘れずにいたい。

高血圧症だから、糖尿病だから、脳卒中の事や心筋梗塞の事も分かってる。
でも俺は、とんこつラーメンを喰う!


そんな考えも尊重すべきだと。