インドネシアの治安 | ジャカルタ駐在アラサー男子

ジャカルタ駐在アラサー男子

2011年6月末で会社を辞めて、2011年7月中旬より、インドネシアのジャカルタの会社に就職することとなりました。さらに2012年8月に結婚、新婚生活を始めました。

最近理由はよくわからないのだが、「インドネシアの治安はどうですか?」「ジャカルタは治安良いですか」といったメッセージを稀に戴く。
基本的に挨拶も何もなく不躾な文章であり、全くもって返答する気にすらならないので無視しているのだが、そういうメッセージを送るまでではなくても当該国乃至は都市の治安情報については一定の需要があるのだろうと推測する。

したがって、本Subjectに対して当ページで一応の解答を致そうと思った次第であり、それを以下に記す。

外務省の海外安全ホームページによると、本記事を投稿している現時点においてはインドネシアに対する渡航情報(危険情報)の発出という題で危険情報が発出されている。
また、ジャカルタ、バリなど各都市における犯罪被害情報は上述のリンクからも辿っていけるが、こちらのページに書いてある。
気になる方、渡航される方にはご一読戴ければよろしいかと思う。

私が云々と書く以前にこれで十分伝わっているかと思うが、これだけでは当地在住者の生の声を聞きたいという需要には答えられていないので、以下の通り記述する。

私が当地に渡航してから1年半が経過しているが、これまで命の危険に晒された、法外な賄賂を請求された、といった問題には遭っていない。
ATMで大金を下したり、両替所に大金を持ち込んだりしているが、一切恐ろしい目には遭っていない。
これを運が良いと捉えるか、その程度のものだと捉えるかは、各人の判断に委ねる。

もっとも、私の場合は基本的にジャカルタ近郊の移動はドライバーを伴う完全車移動であり、公共交通機関は飛行機程度しか使用していないのが現状だ。
タクシーを利用する場合も、安心安全なブルーバードタクシー、エクスプレスタクシー、タクシーク程度しか利用しない。その場合はいずれも明朗会計、日本のタクシー同様非常に心地よい移動を演出してくれている。
バスなどは一切利用していないが、これをどう捉えるかも各人の判断に委ねる。

ひったくり、スリなどの被害にあっている人は、大抵低所得者の乗るバスや歩道橋などで被害に遭っている。
私の印象では、これらのパターンで被害にあっている人はジャーナリストの方が多い。

日系の当地法人に出向で来ている方には基本的にドライバーと乗用車が少なくとも仕事の範疇においては支給されていることが多い為、特に被害に遭うことはないかと思料する。

また、国家権力は強大であり、ライフルやピストルを持った警察官、軍人が至る所にいる他、民間の警備員もオフィスビルをはじめホテルやモール、アパートの門前におり、出入りの車両チェック、持ち物チェックに余念がない。

このようなことを考えると、毎日わけのわからない殺人事件や電車への飛び込み事件が起きている日本よりよっぽど安全であるように感じるが如何だろうか。

そもそも毎週火曜日の夜に温泉女将や家政婦が連続殺人犯を追い詰め、小学生探偵の行く先々で難解なトリックを使った殺人事件が起きている日本のテレビは如何なものかと思うが。

過激なゲームを規制する前に、そちらを規制しては如何かという議論が一切起きないことが異常に思える。

話は逸れたが、当地の危険情報について、主観的な意見を述べれば上述の通りとなるが、もし漏れなどあればまた別の機会に記述したいと思う。