5月上旬 | 角目好き

角目好き

四角いライトいかがです?

5月の上旬は予定が詰まっていて天気もGW前半と違って恵まれた。

まずは娘が出演する舞台の観劇からだった。オーディションを経て、レッスンを経て、緊張を乗り越えて、舞台に立つ。小4にもかかわらず本当に良く頑張っている。気合の入れ方はプロの俳優さんに引けをとっていない。と、思う。

 

 

将来は舞台女優になりたいのだそうだ。そして今は日本の子役主体の3大ミュージカルの1つに出られるようになった。

かみさんはよくぞここまで育てたもんだ。今回は第二部のダンスでセンターを取っていた。体のキレが素晴らしい。アルペンボーダーに育てたら、いいタイムを出したのだろうな。


そして翌日は友人の別荘に遊びに行く日だった。前日朝7時半の関越下りは38kmの渋滞だった。だから友人には朝6時半に吉祥寺まで来てもらうことにした。

 

R299はすでに飯能の手前から混み初めた。小川町に続く国道に右折し、神川町、吉井、下仁田と、裏道をつないで渋滞に巻かれることなく松原湖に到着した。

 


別荘では先輩がお昼の準備をして出迎えてくれた。

午後になり、木こりの仕事が始まった。のこぎりで斜面に倒れた赤松を引きずり落とせるまでにカットし、下で丸ノコと斧で薪にカットしていった。この薪をしっかり乾燥させて、冬に滑りに来た時のストーブの燃料にするのだ。

 

 

見事な連携で斜面の倒木は片付いて行った。まだ一本倒れきらずに傾いて、収納小屋の屋根にひっかかっている松がある。これは夏に来た時に片付けようと、作業を終えた。時計を外しての山での作業は清々しかった。

 


作業を終えて、私は買ったばかりの山岳テントを張ってみることに した。皆エキスパートなのでものの5分とかからずに設営してしまった。期待通りの造りで最高に気に入った。暴風雨でコールマンMDXを建てられない時には、このハスキーファイターに頼ることにしよう。吊り下げメッシュインナーを取れば、2.7m四方のグランドシートを敷くことが出来た。

 


しばらく経って、買い出しをしてから温泉に浸かりに行くことにした。スーパーは10分とかからない。そして近所の大型銭湯に行くと、駐車場は満杯で、受付に入りきれない人が建物の外まで並んでいた。それではと、八ヶ岳へ北側から入る登山口にある温泉に行くことにした。車のすれ違いが相当に厳しい山奥にある旅館だった。

 

 

そろそろ夕方かな、と言う時間帯。こじんまりした浴室には私達3人だけだった。

 

別荘に戻り車に積んできたテーブルの上に炭コンロを載せた。台所でも調理を初めて、いつのまにか贅沢な料理でテーブルが埋まった。それから庭の石組みのかまどで焚き火を初めた。気がつくとすっかり暗くなり始め、キャンプ場でくつろぐのと同じ時間が流れ始めた。ぽつんと一軒家なので、誰に遠慮すること無く酒が進んだ。風がまったくなく、居心地の良い夜っだった。

 

 


寝床はリビングで、積んできたコットを置いた。寝袋に潜り込んだらすぐに寝てしまった。

翌日はキャンプ道具を車に積み込み、お昼前の出発となった。24時間過ごしてすっかりリフレッシュできた。別荘というよりもキャンプ場にあるコテージというような過ごし方となった。

倒木や薪割りや虫やネズミといった、山に住むなりの苦労はあるけれど、住宅街にある札幌のセカンドハウスと比べてしまうと、ちょっと複雑な気分となった。ま、ガレージハウスなので目的が違うのだけれど。

 

 

帰り道は秩父を超えてから芦ヶ久保までが混んでいたけれど、順調だった。吉祥寺までは行きと同じ時間で到着した。

こうして5月の第1週を最高に楽しく過ごすことが出来た。そして6月からは私の来道シーズンが始まる。山のコテージからガレージハウスへ。まずは息子に、寮で乗る自転車を届けに行かねばならないのだった。