GW1日目。待ちに待ったオートバイの季節。ZZRはフォークオイル漏れの修理が必要なため、今回はFZ。あらかじめ整備をしておいた。去年の11月にホーン、ウィンカー、グリップヒーター、タコメーターが動かなくなったまま半年近く眠っていたFZ。グラグラだった管ヒューズソケットを新品に交換したら、電装系はあっさりと復活した。中古のショーライバッテリーを積んでいたが、セル一発で火が入った。オイルはいつものワコーズタフツーリング25W50に交換し、今回はSOD-1という添加剤を追加してみた。
早朝5時。家の前でVTRの到着を待ち、出発した。第三京浜、横浜新道、西湘BPと走りきり、西湘PAで一休み。つなぎの下はシャツ一枚で少し寒かった。でもそんな時にはグリップヒーター。装備しておいてよかった。新しくしたゴリラG510Dというナビも実に見やすいし、ETCではバーも開くし、長生きしてよかったな。FZ。添加剤のおかげなのだろうトルク感が増し、ノイズと振動が減り、スムーズにエンジンが吹け上がっていく。絶好調だ。ツーリングはやっぱりこうでなくちゃ。
早川ICで下道に降り、旧道真鶴を飛ばし、伊豆半島の東海岸を淡々と下っていった。本当にGW初日かというほど道は空いていた。朝8時半。伊東の道の駅で2回目の休憩をとった。日差しは暖かく波は穏やかだった。早めに弓ヶ浜につきのんびりする予定でいた。
多々戸浜が眼下に見渡せた。白浜も過ぎた。下田をすぎると目的地は近い。そこで私のお腹がなった。腹が減ったのだ。信号で並んだ先輩に「久しぶりにはじめ行きましょう」。はじめの駐車場はガラガラで、カレーのいい匂いが漂っていた。先客は家族連れが一組だけで、注文はすぐに出てきた。私は酢豚を注文した。その後カレーライス、ナポリタン、キャベツ、豚汁のおかわりが盛られることになった。親父さんの言うことは、30年前から何も変わっていなかった。
下田の市街地に入っていった。大学生の頃、毎年GWは下田に住み込んでサーフィンをしていた。実家が建設会社をしている友達の家の寮に、転がり込んでいたのだ。街はすっかり整備され、きれいになっていた。昔よく通ったスーパーがどこにあるのか、思い出せなかった。
サスペンションの動きが苦しかった。早くビーチで寝転がりたかった。海が見渡せる松の木の下で、先輩と寝転んだ。昔話をしながらウトウトした。気がつくと12時半を過ぎていた。家に帰って子供のご飯の支度を任せられているという。遅刻させる訳にはいかない。ここからはアクセル全開だ。
マーガレットラインはガラガラで好きなように飛ばせた。リアとフロントのタイヤメーカーが違う私のFZ。リアは入るサイズなのか試しに履いている3年落ちの中古T30。ハンドルに振動が出るので無理はできないが、見通しの良い右コーナーでは今シーズン初の膝スリを堪能できた。私は早く走れなくても、フルバンクしている実感があれば十分に幸せだ。だからもうハイグリップは履かないことに決めた。ハイグリップの車体の動きについていけなくなったらそこで終わってしまうから。ツーリングタイヤで十分に楽しめる。そんな事を考え、オイルも燃やして図太い音を奏でる集合サウンドに包まれながら、幸せを噛み締めた。
14時半。仁科峠への入口になる2つ目の交差点に辿り着いた。二人共眠くて仕方がなかった。マーガレットラインが終わると車が増え始め、眠気を誘うのどかな流れとなったのだ。交差点にある7-11でメガシャキを買って飲んだ。沼津から高速に乗るという先輩とはここでお別れとなった。私は仁科峠に登っていった。風早峠を超えR136に降りるまで貸し切りだった。FZには荷が重い道だった。次回はRCで走りに来よう。
修善寺駅の脇を超え、いつもの裏道を走り、山伏峠から伊豆スカに乗った。伊豆スカはやっぱり緊張する。巡航スピードばかりじゃない。高いところを走るのが緊張するのだ。崖の向こうに大きく富士山が見える。気になって仕方がない。私にはここで全開にする度胸はない。
熱海峠を超え箱根新道に入りそのまま西湘BPに入った。藤沢、戸塚を抜け、来た道を戻った。どこも空いていた。帰宅は18時前だった。これなら私も夕飯を作れる時間だが、私は駐車場でツーリングの余韻に浸った。FZはやはり体に優しい。クラッチは軽いし前傾は程よいし車体も軽い。一日ぶん回してもビクともしない。リヤタイヤの外径は目論見通りだった。次回のロングの前にメッツラーM8インタラクトを買うことに決めた。こうして2018年のGW初日は無事に終わった。



