今月号は10年前の2011年6月に世界遺産登録になった中尊寺金色堂をとりあげます。
登録の正式名称は「平泉 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡跡群」となり、金色堂ほか毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山、によって構成されてます。
さて金色堂は眩いばかりの金と螺鈿細工の柱などが目を引きますが、須弥壇には奥州藤原一族 藤原清衡、基衡、秀衡のミイラと泰衡の首級が安置されています。
また最盛期には堂塔40、僧坊300以上もあった中尊寺ですが現存するのは金色堂のみとなり、900年の長きにわたって藤原一族の栄華を今に伝えています。
源義経を匿い滅ぼされた奥州藤原氏の歴史を鑑みながら見学、参拝するとよいと思います