久しぶりに本籍地を見て、思い出した。
わたしの本籍地は、父が昔住んでいた家の住所らしい。
わたしは行ったことがないけれど。
父が若かったころ、父の両親(わたしのおじいちゃん、おばあちゃん)と姉(わたしのおば)と住んでいたところだ。
物心ついたころから、おじいちゃんおばあちゃんの家はそこじゃなくて、全然違う県。
だから、本籍地とはいえ、わたしにはなじみのないところだった。
それからン十年。
わたしは中国籍の人と結婚し、日本に住む。
2人で住み始めたのも、特に縁もゆかりもない土地。
ただ、なんとなく決めたところ。
そこで、ダンナは職を得る。
そして家を買った。
家があるところも、ダンナの職場から電車通勤できるところというざっくりしたもので、
ただ、なんとなく条件に合ったところを買い、住んでいる。
でも、この家。
なんと本籍地にほど近い。
一切気にしていなかったのに、なぜか結果、購入した家が本籍地の超近所。
こりゃ、おじいちゃん、おばあちゃんに呼ばれたか。
と思ったりもしたけれど、2人が眠っているお墓は、こことは全然ちがうところ。
父方のご先祖様に呼ばれたか。
なんだかそんな気がしてならないのです。