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日本株の最高値更新、米CPI後の米ドル売りの流れに上手く乗ることができた一週間でした。
6月米消費者物価指数(CPI)は前月比で2020年5月以来、4年ぶりにマイナスとなったほか、前年比でも2023年6月以来の低い伸び率となりました。
これを受けて年内3回の利下げ観測が浮上するなど、米金融緩和が加速するのではとの思惑からドルの上値はしばらく重くまるでしょう。
今後は米ドル売り目線で攻めていく予定。
今後の注目は以下。
① 政府・日銀、追い打ち介入か 米利下げ期待、円買い後押し
政府・日銀が11日夜の外国為替市場で、円買い・ドル売り介入を実施したとの観測が12日の市場で広がった。11日夜には、6月の米消費者物価指数(CPI)発表をきっかけに米国の利下げ期待が高まり、円相場が1ドル=161円台から157円台へ30分余りで4円ほど急騰。実施を直ちに公表しない覆面方式で、円の買い戻しを後押しした「不意の追い打ち介入」との見方が出ている。
円相場が6月下旬に160円を再び下回ってから約2週間。7月3日には161円90銭台まで下落し、約37年半ぶりの安値水準を更新したが、この間に通貨当局から明確な口先介入はなかった。このため、市場の一部では165円が当局の防衛ラインとして意識され始めていた。
円安・ドル高の背景にある日米金利差の行方は、米利下げの開始時期が左右する。11日夜発表の6月の米CPIはインフレ率の鈍化を示す内容で、市場では「潮目が変わった」(エコノミスト)との受け止め方が広がった。CPI発表後、米金利先物市場では9月の利下げ予想が9割を突破。投機筋が売り持ちに傾けていた円の買い戻しに動く中、「不意の追い打ち介入が実施された可能性が高い」(みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジスト)とみられる。
(出所:時事通信)
米CPI後に、ドル円が下がり日本円が極端に買われてはいたものの、米CPIの結果もあるため、介入なのか判断がつきませんでしたが、どうやら介入だった模様。
正直、ドル円を押し下げるためにはベストのタイミングであり、その介入の仕方は流石と言えます。
米ドルと日本円の両面から上値が重くなってきましたので、ドル円は売り目線へ変更。
② 豪ドル、6月雇用統計に注目
豪準備銀行(中央銀行)の年内利上げ観測が続くなか、6月雇用統計の発表が注目される。豪準備銀行の6月理事会議事要旨では労働市場の下振れリスクに言及がみられたが、前回統計のように労働市場の底堅さが示される場合は、利上げ観測が高まり、豪ドル買いが強まる可能性がある。
(出所:FISCO)
18日の豪雇用統計に注目。AUD買い目線継続。
各通貨の注目ポイントは以下。
米ドル(USD):売り
ドル円は米利下げ観測が高まったことでドルの上値の重さが意識され、不安定な相場展開が予想されます。6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比で4年ぶりにマイナスとなり、前年比でも低い伸び率となりました。これを受けて年内3回の利下げ観測が浮上し、米金融緩和の加速が期待されています。米CPI後にドル円が急落した際、「政府・日銀が為替介入を行った」との報道もあり、ボラタイルな相場が予想されます。
来週は15日に7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日に6月小売売上高、17日に6月住宅着工件数や鉱工業生産、18日に7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などが発表されます。米利下げ観測が高まっているため、指標に対して米金利やドルが過剰に反応する可能性もあります。
日本円(JPY):中立
円相場はドルに対して不安定な展開が続くものの、円安基調が根強く、下値は堅いと予想されます。日銀による為替介入の効果は一時的との見方が強く、市場の警戒感は続いています。9-10日に開催された「債券市場参加者会合」では、国債買入れ減額に対する意見が分かれており、日銀の今後の対応については不透明感が残ります。
ユーロ(EUR):中立
ユーロは米利下げ観測から方向感をつかみづらい状況です。フランスの総選挙の決選投票では極右政党「国民連合(RN)」が第3党にとどまり、左派連合が最大勢力となりましたが、ハングパーラメントに陥り政局不安が高まっています。ムーディーズは大連立政権が樹立されれば意思決定や債務管理が困難になると警告しています。
豪ドル(AUD):買い
豪ドルは底堅い動きが予想されます。米CPIが予想を下振れたことで米金利が急低下し、米豪の金融政策の方向性の違いが豪ドルを支えています。豪ドル円は介入警戒感があるものの、円安を止める手段に乏しく、上値余地があります。18日に発表される6月雇用統計が良好なら、豪ドルはさらに上昇する可能性があります。
ニュージーランドドル(NZD):売り
NZドルは軟調な動きが予想されます。NZ準備銀行(RBNZ)は政策金利を据え置きましたが、声明文で「ヘッドライン・インフレ率は今年後半に1-3%の目標範囲内に戻る」と示しました。ハト派的なRBNZの姿勢と、RBAとの金融政策の違いが明確になり、NZドルの上値は重いと見られます。NZからは22日に6月貿易収支、26日に7月ANZ消費者信頼感指数が発表されます。
南アフリカランド(ZAR):買い
南アフリカランドは堅調な動きが予想されます。親ビジネスの民主同盟(DA)の参加で国民統一政府(GNU)が成立し、経済政策の改善が期待されています。来週は18日に南アフリカ準備銀行(SARB)が政策金利を発表しますが、当面は金融政策によってZARが大きく動意づくことはないでしょう。
英ポンド(GBP):中立
ポンドは神経質な展開が続くと予想されます。英国の総選挙で労働党が政権を奪取し、スターマー首相が就任する見込みです。17日には6月消費者物価指数(CPI)が発表され、結果次第でポンドの動きが左右されます。英中銀の利下げ織り込み度は後退しており、次回会合に向けた市場の見方が注目されます。
カナダドル(CAD):中立
カナダドルは米金利の動向次第で不安定な動きが予想されます。16日に発表される6月CPIの結果が重要視されており、米国のインフレが減速している影響も無視できません。カナダCPIも米国に追随する場合、追加利下げへの期待が高まる可能性があります。
その他、詳しいところは長くなるので、動画の中で↓
日本株最高値更新!米CPI後のドル売りで大成功の一週間! 合計 +995万円( +63,082 USD)/週 カルロス上杉 FX週間予報 2024年7月15日~
https://youtu.be/NEWWc8Je0UQ ・・・続き情報