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30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今日読んだ本です。

できる大人のモノの言い方大全

できる大人のモノの言い方大全/話題の達人倶楽部(編)

私は人と話すとき、極力聞き役になるように意識しています。
自分のことを話すより、どんな人なんだろう?と興味をもっていろいろ聞き出すのが好きだからっていうのもあります。

で、そのときに一番気にするのが、あいづち。
上手にあいずちがうてると、相手が本当にうれしそうにノリノリで話しをしてくれることが多いです。

なにげなくこの本を手にとって開いたら、
さまざまなあいずちのバージョンが載っていてまして。^-^
これは今後、参考になりそうなのでぜひ覚えて使いたいと。

■定番のあいずち


□よかったですね。
□それは何よりです
□うらやましいですねえ
□それは、それは
□さすがですねえ
□素晴らしい!
□すごいですねえ
□それはようございましたね

から始まり、

■話しを引き出すあいずち


□と、おっしゃいますと
□なるほど
□ほう、そういうものですか
□いやそれは、おもしろいですね
□それからどうしたのですか

■共感してるあいずち


□まったくです
□お察しします
□そう考えるのも当然だと思います
□わかりますよ、その気持ちは
□それはさぞ、お困りでしたしょう
□ご苦労なさったんですね
□がっかりですね
□なるほど一理ありますね

こういうバージョンは覚えておいて損はないですよね。

■まとめ


他にも、この本には、
あいさつ、お願い事をするとき、質問、断る、謝る、感謝する、いたわる、慰める、誘う、訪問するなど、様々なモノの言い方、使い方が網羅されています。
実用書というか、辞書に近い部類の本だと思いますが、とても役立ちそうな予感がします。^-^

1025WEB読書会【朝カツ】

今日の早朝5時からWEB読書会を行いました。
今回ご参加いただいたのは大阪のCさん。

私は福岡、Cさんは大阪。
WEB読書会は時間さえ合えば、場所関係なく参加して読書術を習得しながら本を読むことができます。

本当は前日まで参加予定の方がいらっしゃらなかったので、一応中止にしてたんですが、朝4時過ぎに起きて、読みかけの本を読んだりしていたところ会員のCさんから連絡があり、いつもの読書会開催となりました。^^

今日Cさんが読んだ本は、コチラ。


学歴・競争・人生: 10代のいま知っておくべきこと
吉川 徹  (著), 中村 高康 (著)


Cさんの読書感想を聞いていて、
子どもをもつ親として、とても気になる本の内容でした。
日本の受験競争のそもそもの原因は、日本が近代化に送れたことが原因だというCさんの冒頭の感想が頭に残ってます。
中卒だろうと高卒だろうと、目的をもってのそれであれば問題は無い。
しかし、無目的のフリーターは今後年齢を重ねていくごとに大変になってくる。

小学生までは、競争をあまり意識しない教育が行われていますが、中学からはいきなり競争の中に放り込まれていく。
親として、小さいときから自分の失敗や成功したことを踏まえてある程度の将来のイメージやレールを引いてあげる必要ってあるよな。とCさんのレビューを聞いていて思いました。

だって、自分が小さい頃を思い出しても、自分で将来の目標なんて決めれなかったですもん。
それよりも、子どもが自分で将来を決めたいと思える年齢になったとき、どういう道にも進める環境に身を置けるように全力で引っ張っていくことが必要なんだろうと思います。

今日、私が読書会で読んだ本です。

独学という道もある

高校に行かずに東大の教授になった方の本です。
(ザックリすぎな説明ですが興味でたでしょ?)
私の読書レビューはまた別にアップします。


■まとめ


ビジネス読書会では、読書会に参加するだけで、30分読書法がマスターできるようにプログラムされた読書会です。
自分が持参した本を読むだけでなく、読んだ内容を参加者の前で発表もしてもらいます。
自分が読んだ本の内容が深く頭に入るだけでなく、参加者の方の本の内容も聞くことができ大変刺激になりますね。

偶然にも、今回の本はお互いに関連のある内容で、Cさんは、私が読んだ本も読んでみたいとのことでした。

WEB読書会に興味がある、30分読書法を習得してみたいと感じたときは私までお気軽にご連絡ください。

ではまた次回のWEB読書会の報告をお楽しみに。^-^

今日読んだ本です。
「読み」の整理学/外山 滋比古

「読み」の整理学
読書術の基礎と応用を教えてくれた「本を読む本」の翻訳もされている外山 滋比古先生の本で、タイトルに「読み」と書いてあったので中身も確認せずに手に入れました。
さて読もうかと思ったとき、、、、

「はて?読みの整理学って、わかるようでわからない・・・汗」

何をゴールに読んだらいいのかな?と迷ってしまい、でも手に入れてるわけだから読まないともったいないし・・・ただ読むだけでは時間がかかるし記憶にも残らないし・・・。
ということで、一旦、中身を調査することにしました。

そして、既知の読み未知の読みという2種類の読み方について書かれている本だということが分かったので、普段なにげなくおこなっている本の読み方について深く知ろうということをゴールにして読み進めることにしました。

■既知読みと未知読み


読みには、2つの種類があります。
それは、既に知っている、知識がある状態で読む既知の読みと、全く知識も情報もない状態で読むことを未知の読みと言います。

既知読みは、わかっていることを読むため、やさしいし、よくわかるし、おもしろいと感じます。
読んだ!分かった!は低次元の読み方で、わかることは読めるし読めて当たり前なんです。
知っていることをいくら読んでみても新しいことが分かるようにはならないんです。

本の読みじゃないけど、本書に書かれていた例がとても分かりやすかったので少し紹介します。

野球がおもしろいと感じる人は多いですよね。
私の周りにも会社を休んで球場に応援に出かけたり、決勝戦では神社に願掛けに行って、その神社から球場まで祈りながら歩いて行く(10キロ近く距離があるのに)。勝敗で泣く。という人間がいます。

これは、ファンと言ってしまえば終わりですが、野球という競技やルール、選手の事等かなりの部分を知っているから、分かっているから楽しいんです。


これが、野球と同じ団体競技のクリケットだったらどうか?


野球みたいに球使いますよ。
でも、熱狂しないと思うんですね。
それは、クリケットが未知の競技、つまり知らない競技だから。

知っていることをいくら読んでも新しいことがわかるようにならない。
本書で言う、新しいことっていうのは、新しい分野のことを言っていると思います。


■未知の読み


実は、わからないことは読めないんです。
本を読めども本は読めない。。。

未知の読みには2つの壁があります。

一つめは、言葉や文字の壁。
知らない言葉や文字は、読めても意味が分からないですよね。

二つ目は、言わんとする考えそのものが分からない。
これじゃあ、理解なんて程遠い・・・。


じゃあ、どうやって新しいジャンルを理解していったらいいのだろう?
という疑問にぶつかってしまいますよね。

一つの勉強法としては、分からなくても何度も繰り返して読むことによって理解できるようになり、次第に未知から既知に変わってくるそうです。

また、未知だけの本というのは、あまり無いそうです。
未知の部分もあれば既知の部分もある、未知の部分を既知が補ってくれていたり、説明してくれていたりする場合も多い。そうすると、既知を手がかりにして未知を理解していくことができますね。

■まとめ


ちなみに、IQの高い子は、知っている言語の量が多いほどIQが高くなると書かれていました。
つまりこれは、語彙が多くなればなるほど、いろんな言葉と意味が分かるので、言語を知らない子よりも様々な内容を考えることができるため、結果的にIQが高くなってくるんじゃないかと思いました。(IQの低い私が言うのもなんですが・・・汗)

知らない新しいジャンルを理解していく方法としては、ゆっくりと読み、知らない言葉は調べて理解する、またマンガでもいいので入門書を2~3冊手に入れて読み、新しいジャンルの知識の基礎を作る。そして、徐々に難しい本を読んでいく。

これも、未知を既知に変えていく方法の一つではないかと思います。


今日読んだ本です。

語彙力と読書/塚田泰彦著

語彙力と読書

昔、読書術なんか知らなかった頃だったら絶対読んでないよなって本です。
実用書じゃなくて、学術書?のような本です。
良い本なのにアマゾンにレビューが掲載されてない。私1番目に書こうかな。

読書、読解でさけて通れないのが語彙です。
「ごい」って読みます。

本書にはいろいろ説明されていましたが、語彙は、その人が持っている言葉のボキャブラリーのことです。

本書では、読書と語彙の関係、そして、読書力や読解力を上げていくには語彙知識を改善するのがいいということを言っています。
その語彙知識の改善のために後半では意味マップ法というマインドマップやフィッシュボーンににたメモが紹介されています。

■語彙が無いと理解できない


語彙が無いと、どんな本を読んでも理解が出来ない。読解できないです。
つまり、言葉の意味をたくさん知らないと文章をうまく理解することができないんです。
だから、語彙は読む力や読解力を支配する存在だということです。

豊富な語彙で文章を読解できるようになってくると推論読みもできるようになるそうです。
推論読み・・・「あー、こういうことが書いてあるのね。」みたいに本の内容を予想で来ちゃう読み方ですね。

これは、文章の中の漢字やフレーズを見ただけで本の内容が予想できるということと似ていると思います。(実際、そういうことは出来ます。)

■まとめ


この本は、学校の先生が読んで国語等の授業に活かすための本なのかな?
なので、語彙知識を改善したり、どれくらいの語彙知識を持っているのかを調査する方法にかなりのページがさかれていました。

私たちは大人の読書なので、自分でそういうのは鍛えていかないといけません。
だから、大人の場合は、語彙知識の改善ではなく、語彙知識を増やすということをやっていくほうがレベルアップした実感も使えてる実感も得られるし楽しいと思います。

語彙と読書は強い関係で結ばれているのは間違いないです。
語彙が増えれば、読書の読解力も理解力も推論力も読む速度も上がります。
最近ブログでよく書きますが、新しいジャンルの本を理解できないのは、そのジャンルの語彙が無いためで、能力が無いのではないというこですね。

語彙はどうやって増やせるか?ですが、これはほんと読書ですね。
難しいジャンルや新しいジャンルの本を読むときは、入門書を2~3冊読んでから徐々に中級、上級の本に進むのが理にかなった知識習得の方法です。





今日読んだ本です。

イノベーション・シンキング

イノベーション・シンキング/ポール・スローン
以前読んだウミガメのスープと同じ著者の本です。
本書も水平思考なるものを勉強することができます。

■今あるものをそのまま受け入れない


水平思考の10のスキルとして

1.前提を疑う
2.探り出す質問をする
3.見方を変える
4.奇抜な組合せをしてみる
5.アイデアを採用し、応用し、さらりと改良する
6.ルールを変える
7.アイデアの量を増やす
8.試してみて、評価する
9.失敗を歓迎する
10.チームを活用する

という全部で10個のスキルが紹介されています。
目次を見るだけでも、どういった思考をすべきなのかがよく分かります。
これだけのスキルの一つでも実践できれば、今あるものをそのまま受け入れないというクセがつきそうです。


■創造力を高めるゲーム


実際に水平思考を行うことができるゲームが紹介されています。

A.ブレインストーミング
B.ランダムワード
C.問題を言い換えよう
D.たとえてみよう
E.問題を逆にしよう
F.ルールを破れ
G.最低の解決策
H.アイデアカード
I.目的の再発見
J.包みを回せ
K.サイコロゲーム
L.水平思考パズル
M.仮想のライバル
N.もしもクイズ
O.遠隔建築ゲーム
P.六つの帽子
Q.物語リレー
R.10ポンドの予算
S.今夜のテレビは?

この中であなたもご存知のゲームはブレインストーミングですが、このA~Sまでのゲームで実際に仕事上のミーティングにも使えそうなものがいくつもあるので、全てとはいわなくても2~3こ発想用のツールとしてもっておくのもよいかと思います。
私も企業研修のツールとしてとりいれてみてもいいなかとか思ったり。

個人的には、Gの最低の解決策なんかが面白そうだなと感じてます。
使い物にならない最低の解決方法をどんどん言い合うんですけど、なんだか面白くないですか?