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30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今日読んだ本です。

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ニセ占い師に学ぶ!
信頼させる「話し方」の技術 コールドリーディング/石井裕之 著


占いに行くと分かりますが、占い師に、言い当てられたとき、
「あぁ、この人は、私の全てが見えてるんだ・・・」と感じる瞬間があります。
でも、この本を読むと、それは、コールドリーディングなんだなと分かってがっかりします。^^;

しかし、「この人は、私の全てが見えている」という気持ちは、信頼感といえるものなので、日常生活やビジネスでも十分利用できる話術のテクニックなんですね。


ということで、

■今回のゴール


一瞬で相手から信頼を得るテクニックを知りたい。です。
ニセ占い師が使う、詐欺の話術ですが、生きるも死ぬも、使う人の心しだい。
私は、相手と自分のプラスのためにこのテクニックを使いますよ。^-^


■コールドリーディングとは?


引用1
まったく事前の準備なしで初対面の人を占うこと
これがコールドリーディング(Cold Readhing)の広い意味での定義です。
英語の"Cold"には、"準備なしに"という意味がありますし、"read"には"占う"とか"相手の心を読む"という意味もあります。

しかし、ニセ占い師やニセ霊能者は、心理的・言語的なトリックを使って、相手の心を読み取っているように思わせる話術を使います。
このニセ占い師や霊能者が使う話術を気軽に使えるようになれば、ビジネスに役立ちそうな気がしませんか?


引用2
まずはじめに本当のことを言って信じさせ、それから騙す
腕の立つ詐欺師というのは、実は、騙す技術よりも、信頼させる技術のほうをより念入りに磨くもの

前置きが長くなりましたが、どうやって、初対面の人から信頼をえるのか?
そこをこれから探っていきたいと思います。


■コールドリーディングの4つのポイント


普段の生活やビジネスのシーンで、占い師や霊能者のように振舞う必要はまったくないので、私としては、この心得その1~その4まで分かれば十分です。

引用3
心得その1 当てているのではなく、解釈しているのだという姿勢を保つ
心得その2 相手がしゃべりたがっていることをしゃべらせる
心得その3 相手が聞きたがっていることを話す
心得その4 ただひとりの特別な存在としての相手に、驚きをもって接する
4つのポイントを自分なりの言葉でカンタンに説明します。

その1
初対面の相手から、「そうそう、そういう人だと思ったんだよねー。わかるわかる」と知ったかぶられたらいい気分はしませんよね。相手のことを当てて、スゴイ人と思われるようにするのではなくて、目の前の人を興味をもって理解しようとする、知ろうとする姿勢が相手から好感を持たれるコツですし、あなたのことをもっと知るために協力してほしいという気持ちが伝わって、相手からいろんな話しをしてくれるようになる。

その2
そして、相手の話しをうなづきながら、会話を奪うことなく、最後まで聞くこと。
自分がしゃべりたいことはどうでもいいんです。
しゃべりたいだけしゃべらせてあげると、相手は承認欲求がみたされて、あなたに好意と信頼を自然によせてきます。

その3
「すごくいいですね」「よくできてますね」「すてきですね」「大変でしたね」「がんばっていますね」
と、認めてあげる。ほめてあげる。人は自分のことを認めてほしい、理解してほしいと常に思っているんですが、なかなか周りの人は、自分が聞きたいことを言ってくれません・・・よね?
そのとき、あなただけは、その人の聞きたいことを言ってあげるんです。
相手と話しているとき、
「この人は、私に何を言ってほしいと思っているんだろう・・・」と考えながら接するといいようです。

その4
あなたに出会えてよかった!
あなたと出会えた偶然に感謝!

引用4
「今、目の前にいるこの人は、他の人では決して代用できない、ただひとりのスペシャルな存在なのだ」という驚きを、常に心の中に感じながら接すること。
恥ずかしいし、変な人と思われちゃいますので、口には出しませんが、心の中でそう思うだけで相手に気持ちが伝わり、あなたの気持ちを感じ取ってくれるようになる。


■おわりに


私は、占い師やセラピストでもないので、以上の4つのポイントだけでも十分日常で使えると思います。コミュニケーションには、言語的コミュニケーションのバーバルコミュニケーションと非言語的コミュニケーションのノンバーバルコミュニケーションの2つがあって、この4つの、、特に4つ目は、ノンバーバルコミュニケーションだと思いました。

すこしズルがしこい考えですが、こういう考えを持って日常生活を送っている人は少ないと思います。つまり、こういうテクニックを活かせばすぐにいろんな人たちとよい関係が築けるのではないでしょうか。

早速明日から試してみたいですね。^-^


コールドリーディング‾ニセ占い師に学ぶ! 信頼させる「話し方」の技術 (FOREST MINI.../フォレスト出版
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今日読んだ本です。
ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣
ツイッター伝道師ノブ横地×ソーシャルおじさん徳本昌大 著


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ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣/ノブ横地×徳本昌大 著
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2014年6月18日に、著者の1人、ノブ横地さんのSNSセミナーに参加したのがキッカケで本書を購入しました。
ノブ横地さんも、SNSで成功しているお一人です。年間200回以上のSNSセミナーを全国各地でおこなっていらっしゃるのですが、セミナーのPR活動は一切しておらず、なんとご自身のSNSのフォロワーからの依頼や紹介でセミナースケジュールが決まっています。

セミナー後、Facebookの友達の承認をしていただいてから改めて分かりましたが、本当に、ほぼ毎日ノブさんはセミナーを開催していらっしゃいます。しかも、全国各地で。

■今回のゴール

今回のゴールは、ソーシャルメディアで成功した人の4つの習慣とは?です。


■1つ目の習慣:本当に伝えるべきことを言う

4つの習慣その1です。
本当に伝えるべきことを言う
SNSって、変なことをしない限りは、最初のつながりは、友人や知り合いです。おはようの投稿からお昼のいただきますの投稿、何気ない気づきとか、そういう投稿をしながらつながっている人と交流を深めていくのがSNSかなと思います。
でも、これがおかしなことに、仕事に利用しようと思ったとたん、「今日から○○%OFFです!」「うちの店のフェイスブックページにいいねをしてくれたら、○○を差し上げます!」というような投稿になり、友達からのいいねも少なくなってきます。

伝えるべきことはお得な情報ではない(ノブ横地)


本書に登場するケーキ屋さんの話です。
その店主は小さい頃、近所に美味しいケーキ屋さんがなく、両親が誕生日のお祝いに買ってきてくれるケーキが嫌いだったのだそうです。
せっかく、お祝いで買ってきてくれていると分かるだけに、両親にはなかなか言い出せず、ケーキが嫌いだと伝えることができたのはずいぶんと時間がたってからでした。
そして、世の中のお祝い事を自分のケーキで素敵に演出したい・・・そんな強い思いからケーキ屋さんを始めたのでした。
ソーシャルメディアをビジネスとして活用して本業を盛り上げたいのであれば、本業に携わる思い入れやこだわりを、ひとつのストーリーとして発信しましょう。
自分が情報を受け取る立場になったつもりで考えると、親しい友人からいつもセールスの記事やお願いが届くと、気安くコメントも書けませんし、うかつに「いいね」もしづらくなりますよね。 でも、このケーキ屋さんのように、思いを伝えてもらえ、それに共感できれば応援してやろう!と思いませんか?

■2つ目の習慣:くり返し

くり返し投稿しよう これは、SNSの特徴をついてるな。と目からうろこでした。
毎回の投稿は、いつも出来るだけ新しいことを投稿しようと心がけがちです。

しかし、私たちは無名の存在です。そうそう新しい情報なんてアップし続けることなんてできません。必ずネタ切れの日がやってきます。
そうして、記事をアップするのが億劫になってきて、いつのまにか止めてしまう。

共感した人が、共感したときに、共感するサービスがソーシャルメディア。(ノブ横地)

つまり、同じ記事がタイミングを変えて何度も投稿されてもなんの問題もない。とのこと。 これは本当に驚きでしたが、
「フォロー型」メディアでは、いろいろな人から発信された情報が次から次へと流れていくため、受け手の目に止まるタイミングで投稿されなければ、古い情報も新しい情報もすぐに埋もれてしまって見てもらえなくなります。

この説明で腑に落ちました。
しかし、本当に同じ情報を何度も繰り返しアップしたら、さすがに、「お前、いい加減にしろよ」となりますので、最初に50本の文章を作って、ブログにためておいて、それを毎日順番に投稿していく方法をノブさんはオススメしています。

過去に書いた記事も、資産として流用できるんですから、非常にいい方法ですよね。

■3つ目の習慣:応援され上手になる

「応援」はいつか自分に返ってくる(徳本昌大)
ソーシャルメディアの本当のパワーを引き出そうと思うなら、ユーザーの力を借りて、ユーザーに自分の情報を発信してもらうという考え方が必要です。
これは、フェイスブックで言えば、いいね、コメント、シェアにしてもらうことですね。
では、どうやったら、いいね、コメント、シェアの応援をしてもらえるのでしょうか?

最も応援したくなるのは何かといえば、やはり「自分を応援してくれたから」です。
つまり、自分から、相手の記事に、いいね、コメント、シェアの「応援」をしてあげることが必要なんです。 まずは私から友人を応援する。
ソーシャルメディアでは、「応援と感謝」の組合せがすごく重要なのです。
応援してもらったときは、応援してくれてありがとう。とコメントで返すこと。
この「ありがとう」のコメントこそ1番使うべき投稿だと書かれていました。
ソーシャルメディアも、使用するのはパソコンですが、人と人との交流ですから、当然ですよね。
でも、それを忘れがちになって感謝を忘れる。


■4つ目の習慣:運営会社を味方にする

これも、見落とし勝ちなことだったんですが、考えてみればなるほどという習慣です。
どのソーシャルメディアもそうですが、営利目的で運営されています。フェイスブックは、無料で利用できますが、当然営利目的で運営されています。だから、フェイスブックが喜ぶような利用をしようということです。

1.毎日(定期的)に投稿する。
2.「いいね」やコメントを増やす
3.フィード購読者機能を利用する
4.公開投稿をする

以上の4つの喜ばれる方法を本書では教えてくれています。
毎日ログインすることで、画面に表示される広告を見ることになり、もしその広告をクリックすればフェイスブックの収益になります。
また、いいねやコメントを残すことで、知らない人へも情報が発信されます。
公開投稿をすれば、フェイスブックを利用していない人にもフェイスブックをPRする機会になります。
こうやってフェイスブックが喜ぶような利用を心がけることによって、おそらく優遇されるのではないかと著者は言っています。

■まとめ

フェイスブックの友だち投稿で、毎回の投稿のいいねが100や200をいつも越える人たちがいますが、その秘密の一端が理解できました。いいねが多い人は、本書にも書かれていましたが、朝、昼、夕方とほぼ決まったタイミングで投稿していて、変な例えですが、NHKの朝の連続テレビ小説のような、いつもの時間にいつものやつが始まるような安心感がありますし、投稿がなかったときは、どうしたのかな?と心配になります。

私も、ビジネス読書会という仕事がありますし、この仕事をはじめた理由もあります。
そういうものをもっとSNSを使って発信していけるよう、今回学んだ方法を活かしたいですね。



今朝読んだ本です。
怒らない技術/嶋津良智著

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■今回のゴール
今回のゴールは、感情のコントロール法を知りたい。

怒らないことで、心や感情のコントロールができるようになると著者は書いています。
怒りというのは、まず最初に克服しなくてはいけない感情なんだろうか?
怒りから起こした結果は、良いこともあるかもしれないけれど、後から後悔することがとても多いのではないでしょうか。


■イライラを選ばない
結果がなにも変わらないのなら、イライラすることを選ばないようにする。
いつも、イライラしたり、怒ったりする人は、病気になりやすく早死にする傾向にあり、逆にいつもニコニコしている人は病気になりにくく健康です。確かにそんな人が多いなと思う。
怒ったところで、何も変わりませんからね。


■自分が決めている
怒るのも、怒らないのも、全て自分が決めています。
怒ると決めて怒りだす、怒らないと決めておだやかに過ごす、この決定がこれから先の自分の人生の質が出来上がっていく。
相手と自分は違う人間。だから当然価値観も違います。その違いを受け入れる。相手にイライラしたとしたらそれは、相手が悪いんじゃなくて、自分の問題。


■老化現象?
ひがみっぽく、怒りっぽい、いつもイライラしている人はとても老けて見えると書かれています。
私もそう思います。そういう人とはお付き合いしたくないし、こちらも老けてしまいそうです。
怒りは老化も促進させる?


■怒らないと決める。落ち込まないと決める。
天候不順で遅れた電車、時間通りに来ないバス、すぐ来ないエレベーター。
自分で変えられないものには、イライラしないこと。
他人のせいにしない。決めたのは自分。
怒らないと決める。落ち込まないと決める。

とはいいながら、怒りの感情をコントロールできない時がやってくるかもしれません。
そういう時は、神様が自分を試しているに違いない。とおもってコントロールしてみる、と書いてありました。
また、ムカつく人には、、こんな人にはならないようにしよう。と反面教師にして感謝する。
それでも、収まらないなら「寝る」


■おわりに
今回のゴール、感情のコントロール法を知るですが、怒りの感情のコントロールが一番難しいのではないでしょうか。
だから、著者も本書の中で、怒りの感情をコントロールすることで心や感情をコントロールできるようになったと書いているし、いろんな感情がある中で、本のタイトルを「怒り」にしたのかなと思いました。

結局のところ、怒らないと決めること。自分で決めること。そして決めたら守ること。
簡単なようで難しい。でも、決めないと始まらない。だから決めてみようか。

▼今回の読書メモ
怒らない技術

今日読んだ本は、

いえる、伝わる、仕事が進む!
アサーティブ「自己主張」の技術/大串亜由美著

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アサーティブと言う言葉は以前から気になっていて、別の海外のアサーティブを扱った本を立ち読み(すみません。汗)したことはあったんですが、それっきりになっていました。
ふとしたことで思い出し、手に入れたので読んでみました。


■今回のゴール
今回のゴールです。
言いたい事を言えるようになるには?

やたらめったら、あらゆる人に自己主張をするつもりも無いし、そういうキャラでもないのですが、言わなければならない人には使いたい。

私にとって言わなければいけない人は、「トゲのある人」です。
本書では、トゲのある人をアグレッシブな人と表現されていました。

トゲのある人に遭遇すると、攻撃をするか、もしくは、無視を決め込む傾向があったのですが、アサーティブを使うことで、プラスの関係を作っていくことができます。

トゲのある人に、自己主張が出来て、かつ、お互い建設的な関係になれたら、人脈も広がるし、もっと成長できます。


■そもそも、アサーティブって何?
私の理解した言葉で説明します。
アサーティブとは、嫌味の無い自己主張です。
自分の気持ちや都合を相手に言い放ち、主張を通そうとしますが、相手もそれを気持ちよく聞いてくれる。

つまり、自分にも相手にもメリットがあり、後々、不満や不服、ねたみや嫉妬が無い。
そういう自己主張のことをアサーティブと言います。
ちゃんと言いたいことが言えるのがすばらしい。


■なぜ、言いたいことが言えないのか?
私たちは言いたいことがなかなか言えません。
言えない人は人によって違います。

・初対面の人に言えない
・よく知っている人に言えない
・上司に言えない
・部下に言えない
・クライアントに言えない

他にあるかもしれませんが、言えない理由の本当のわけは、
相手と自分の違いが、人間としての「差」に思えてしまい、それが愚痴になったり、ねたみに変わったり、欲になったりして、それが変なコンプレックスになり、自分を卑下してしまうため、言いたいことが言えなくなってしまうそう。


■言いたいことが言えるようになるためには?
こうなってしまうのは、同じモノサシで相手と自分を比べるためです。
同じ基準(モノサシ)で比べるんだから、物や環境や人として、違いがでて当たり前。
誰一人として同じ人はいません。
でも、その違いを差に感じてしまう。

相手とは、上下もありません。
違いをみとめる。あるがままを認める。そのまま自分と相手を並べて、あるがままの違いを、違いとしてそのまま認める。
そうすることで、アサーティブ、つまり発展的な自己主張が展開できるようになります。


■言葉にトゲのある人へのアサーティブ
幸か不幸か、身近な人に、アグレッシブな人がいて、その対応方法が書かれていたので、明日から取り入れたいと思います。

どんな対応方法かというと、アグレッシブな人は、人を傷つけるような余計な一言が多い。
そのため、余計な一言はいちいち受け止めず、3回に2回は聞き流す。
そして、トゲのある言い方をされたら、トゲを抜いて言い換えながら会話するように。と書かれていた。

例えば、
「今やってるこの業務って、意味がないんだよね。」
「それは、業務の見直しが必要っていうことですね。」
と、そんな感じで、トゲを抜いて、相手に投げ返す。

ちょっと違うかもしれませんが、こんな会話・・・
「おなか減った。」
「うん、おなか減ったね」
という会話は、すごく相手に共感を持つけど、そういうことなのかな?と、今、この記事書いていて思いました。

あとは、そういうトゲのある人を、
出来ないことを教えてくれる人
足りないことを気づかせてくれる人
と思うことで、言いにくいと思う心理的な壁が薄くなっていく。

あとは、トゲのある人は、殴られ強いが(殴られるって・・・汗)くすぐられ弱いそうです。
要するに、他人を攻撃することが多いため、ほめられることが無いのでほめられると弱い。ということらしい。
アグレッシブな人にも、ちゃんとやっていることを見つけて、認めて、ほめてあげると、めちゃくちゃ喜んでくれることが多いようです。
・・・・まっ、それはそうですね。確かに普通の人よりは、ほめ効果が高そうです。


■おわりに
今回のゴールは、言いたいことが言えるようになるには?でした。
言いたいことを言うようになるだけでは、周りとの関係を壊してしまうおそれがあります。
しかし、アサーティブ=建設的な自己主張をすることによって関係はマイナスどころかプラスになっていくことが理解できました。

言いたいことが言えるようになるためには、同じモノサシで自分と相手を比べて自分を卑下しない。ありのまま相手を認めて理解し、その上で言いたいことを言う。
まずは、明日から、言葉にトゲのある人から、アサーティブを使っていこうかな。^^

今回の読書メモです。
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今日読んだ本は、
<疑う力>の習慣術/和田秀樹著

<疑う力>の習慣術


先日、妻が息子に、
「詐欺にだまされる人ってさ、論理的に考えることが出来ないんだよ。だからお話しの矛盾点を見つけることができない。だからダマされるの。」と言っていた。

早朝の寝ぼけていたときに耳に入ってきた言葉だったのですが、なぜそれを息子に言うのか、その話しの前後がよく分からないけど、すごく頭に残った言葉でした。
疑う力も使うことができれば詐欺にあうこともないのだろうか?


ということで、
■今回のゴール
今回のゴールは、疑う力とは何か?です。
そのまま本を最初から最後まで通読すれば分かることじゃないの?と言われそうなゴールですが、たぶん、この本で言いたいことは、やたらめったら疑うんじゃない、猜疑心の強い人が使うような疑う力ではなく、もっと自分や周りにとってメリットの高い疑う力なんじゃないかなと思ったからです。


■疑う力は日々奪われている
疑う力を奪われるシーンは日常にたくさん転がっています。
・周りがなんとなく同じ意見になったら、自分も考えることを辞め、その意見に自分なりの根拠も無いまま同調してしまう。(同調心理)
・学者さんや先生など、権威のある人が言っていることが、なんとなく正しいのではないかと感じて、疑うことをやめてしまう。
・自分が信じる道、自分こそ正義、自分こそ正しい、と思っているときは、もう疑うことをしない。

大なり小なり、結構こんなシーンって日常に転がってますよね。


■エリートは疑わない
疑う力を発揮するためには、自分を客観視する能力が必要と著者は言っています。

例として、アメリカと日本のマスコミの話しがありました。
アメリカの記者の場合、最初は小さな田舎で活動をし、記事の内容を認められれば、今度は地方都市の記者に。そしてさらに認められれば、大都市の記者にと、認められて少しずつステップアップしていくため、大きなステージで活躍するようになっても日々の勉強を欠かさない人が多いそう。

しかし、日本の場合は、大学を卒業後、大手テレビ局に入れば、最初から大きな仕事を任されるため、自分は頭がいい、自分は賢い、自分はエリートだと勘違いし、そしてそれを疑わなくなる。ということでした。

全部がそうとは思わないけど、そういうこともあるだろうなと思いました。


■疑う力は創造の母
問題の発見、問題の解決、様々な発見や発明、これは疑う力があってこそなせること。

【脱常識!】
例えば、
回転寿司はあるのに回転フレンチはなぜ無いんだろう?
ホストはカッコよくないといけないのかな?
と疑ってみることで、新しい発見や問題点が見つかるそう。
疑わなければ何も生まれないのです。

また、非常識という言葉がありますよね。
しかし、非常識というのは、常識を知らない人が思いつくことを非常識というんだそうですね。

それから、人から聞いた情報は、すべて自分で確認することをクセ付ける。と書かれていました。
これも疑う力を養ういい方法ですし、冒頭の話ではないですが、だまされることも少なくなるのではないでしょうか。


■おわりに
この2つを疑えと書かれていた言葉に、
・偉い学者が行っていることは全部正しい。 と考えるのを疑え
・素人が言うことは全部間違ってる。 と考えるのを疑え
聞けば簡単なことですが、疑うんだ!と意識していないと、そのままスルーしてしまいそうです。
しかし、これからはスルーしないように自分に取り入れたいと思います。

猜疑心の塊の人のように疑うのではなく、疑うことで、たくさんのいいことが生まれるというのが、この本の疑う力なのではないでしょうか。
本書にも書いてありましたが、信用したときでも、もしかしたら他の可能性もあるんじゃないだろうか?といろんなパターンを考えられるように「疑う力」を使っていきたいですね。

今日の本の読書メモ
<疑う力>の習慣術の読書メモ

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