<疑う力>の習慣術/和田秀樹著

先日、妻が息子に、
「詐欺にだまされる人ってさ、論理的に考えることが出来ないんだよ。だからお話しの矛盾点を見つけることができない。だからダマされるの。」と言っていた。
早朝の寝ぼけていたときに耳に入ってきた言葉だったのですが、なぜそれを息子に言うのか、その話しの前後がよく分からないけど、すごく頭に残った言葉でした。
疑う力も使うことができれば詐欺にあうこともないのだろうか?
ということで、
■今回のゴール
今回のゴールは、疑う力とは何か?です。
そのまま本を最初から最後まで通読すれば分かることじゃないの?と言われそうなゴールですが、たぶん、この本で言いたいことは、やたらめったら疑うんじゃない、猜疑心の強い人が使うような疑う力ではなく、もっと自分や周りにとってメリットの高い疑う力なんじゃないかなと思ったからです。
■疑う力は日々奪われている
疑う力を奪われるシーンは日常にたくさん転がっています。
・周りがなんとなく同じ意見になったら、自分も考えることを辞め、その意見に自分なりの根拠も無いまま同調してしまう。(同調心理)
・学者さんや先生など、権威のある人が言っていることが、なんとなく正しいのではないかと感じて、疑うことをやめてしまう。
・自分が信じる道、自分こそ正義、自分こそ正しい、と思っているときは、もう疑うことをしない。
大なり小なり、結構こんなシーンって日常に転がってますよね。
■エリートは疑わない
疑う力を発揮するためには、自分を客観視する能力が必要と著者は言っています。
例として、アメリカと日本のマスコミの話しがありました。
アメリカの記者の場合、最初は小さな田舎で活動をし、記事の内容を認められれば、今度は地方都市の記者に。そしてさらに認められれば、大都市の記者にと、認められて少しずつステップアップしていくため、大きなステージで活躍するようになっても日々の勉強を欠かさない人が多いそう。
しかし、日本の場合は、大学を卒業後、大手テレビ局に入れば、最初から大きな仕事を任されるため、自分は頭がいい、自分は賢い、自分はエリートだと勘違いし、そしてそれを疑わなくなる。ということでした。
全部がそうとは思わないけど、そういうこともあるだろうなと思いました。
■疑う力は創造の母
問題の発見、問題の解決、様々な発見や発明、これは疑う力があってこそなせること。
【脱常識!】
例えば、
回転寿司はあるのに回転フレンチはなぜ無いんだろう?
ホストはカッコよくないといけないのかな?
と疑ってみることで、新しい発見や問題点が見つかるそう。
疑わなければ何も生まれないのです。
また、非常識という言葉がありますよね。
しかし、非常識というのは、常識を知らない人が思いつくことを非常識というんだそうですね。
それから、人から聞いた情報は、すべて自分で確認することをクセ付ける。と書かれていました。
これも疑う力を養ういい方法ですし、冒頭の話ではないですが、だまされることも少なくなるのではないでしょうか。
■おわりに
この2つを疑えと書かれていた言葉に、
・偉い学者が行っていることは全部正しい。 と考えるのを疑え
・素人が言うことは全部間違ってる。 と考えるのを疑え
聞けば簡単なことですが、疑うんだ!と意識していないと、そのままスルーしてしまいそうです。
しかし、これからはスルーしないように自分に取り入れたいと思います。
猜疑心の塊の人のように疑うのではなく、疑うことで、たくさんのいいことが生まれるというのが、この本の疑う力なのではないでしょうか。
本書にも書いてありましたが、信用したときでも、もしかしたら他の可能性もあるんじゃないだろうか?といろんなパターンを考えられるように「疑う力」を使っていきたいですね。
今日の本の読書メモ

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