どうも、ユウタです。


前回は早くポジションを持ちたがる人が負けのパターンであるとお話しました。


今日は負けパターン第二段として「たられば運用」の危険性についてお話します。


FX取引においては「たられば」は禁句になります。


たらればとは、「仮定」「過ぎたこと」、「現実味の無いこと」を言うことです。


「~だったら」・「~すれば」・「~していれば」などなど、普段日常会話でよく使う言葉です。


FXでは「ここが天井・底だろう」・「ここでトレンドの転換がおこれば」・「あの時買っていれば」などになります。


まず、「あの時買っていれば」などと言う過去を悔やむようなたらればはFXでは何の役にも立ちません。

役に立たないどころか、その悔やみを取引に用いると売買ルールに混乱を招きます。


例えば、使っているロジックでは売買チャンスではない値動きで、後からチャートを見ると「この時ここで買いを入れてれば」と思ったとします。


そして、あくる日、同じような値動きがあり、ここぞと「あの時ああだったから勝てる」と言わんばかりに買いエントリーをしたとします。


すると、思った以上に値が上がらなかったり、また、上がると信じ込んでしまっているわけですから、何の根拠も無くエントリーしていることに気づくこともできず、ポジションを長く保有し、大きな損失を出してしまったりと、損失を抱える原因になりかねません。


「あの時買っていれば」と言う値動きを見送ることで、使っているロジックのスペックを保つことができるのに、下手に欲に任せた新しいルールを入れ込んでしまうと、同じ値動きがくれば利益を上げられるかもしれないが、逆にダマシとなる値動きも出てくるため、損失も増える可能性があります。


もし、本当にあの時ああすればと言う事があり、どうしても売買ルールに取り入れたくなったら、しっかりとバックテストとフォワードテストをしてから実トレードに挑みましょう。


次に、現在の値動きを見て、十分トレンドが出来上がった頃に、一時的に値動きがもたつき「ここが天井・底だろう」「ここでトレンドか転換したら」などの感覚的たらればは危険です。


感覚的な判断と言うものは過去の経験からくるものですが、FXの取引対象となる為替相場は常に変化しうるものです。

十分下落したからそろ

そろ上がり始めるだろうといった安易な根拠を元に取引を行うことは非常に危険です。

自分で値動きと対処を仮定付けてしまうとあたかも本当にそうなるかのよな感覚に陥りがちです。

どうも、FX士です。


今日は負ける人のパターンとして「早くポジションを持ちたがる」人のお話をします。


この早くポジションを持ちたがる傾向は負けるパターンの代表的なものです。


最初は冷静に売買ルールに沿った取引をしていても、その取引で損失が発生した後に発生した損失をその場で取り返そうとしてすぐに増額ナンピンなどをしてポジションを保有してしまう衝動のことで、常にポジションを持っていないと落ち着かないケースの人です。


そのような衝動に駆られ、どんどん損失が膨らんでいくと途中で止めようにも止められなくなってしまい、最後には資金の底を付くなんてことも考えられます。


なぜそのような行動に出てしまうのかと言うと、しっかりとした理由があります。


まず一つ目の理由としてはFXのメリットの一つにポジションを入れるタイミングや保有に期間が無いと言う事です。


証券会社が営業日であれば24時間取引に参加できます。


そのため、取引をする時間などはほぼ丸一日取れるわけですので、取引者が時間を許す限り取引をしようと思えばいくらでもエントリーできポジションを保有できる環境があるからです。


二つ目の理由としては人間の心理的な問題です。


プロペクト理論と言う言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。


簡単に言うと、人間は確実な利益を求めながら、損を一気に取り返したいという心理のことです。


プロペクト理論では自分が損失を抱えている時に2つの選択肢があり、一つは無条件で損失が半減するというもので、損失は半減するがまだ損失は残ると言う事になります。


ですから、100%損失は半減されるというものですね。


そしてもう一つの選択肢は、コインを投げて表裏を当て、見事正解すれば損失が帳消しになるが、はずせば損失はそのまま残ると言うものです。

ですから、50%の確率で全ての損失が免除さ

れるが、残り50%の確率では損失に変動は無いと言う事です。

この2つの選択肢では統計上2つ目の方が圧倒的に選ばれるそうです。


おそらく、損失が発生した後、すぐにポジションを持ちたがる衝動もこの心理から来ているのではと私は思います。


実際に手法にロジックがあると言う点から勝てる相場を選ぶ形になります。


しかし、損失が出たからといってすぐにナンピンしては相場を選んで取引していることにはなりません。

地球上に存在する手法は100%の勝率を誇るものが無い以上、損失はつき物です。


ですから、損失が発生してもすぐに取り返そうとポジションを持つのではなく、しっかりと勝てる相場がくるまでチャンスを待ちましょう。

どうも、FX士です。

今日はダウ理論の一般的な使用方法のご紹介です。

為替相場におけるダウ理論の使い方 

トレンドの細かい値動きを見ると常に支持線と抵抗線が交互に発生し、ジグザグになっています。

そして値動きの方向性は支持線の方向性とほぼ等しくなります。

支持線が上昇傾向 → 上昇トレンド


支持線が下降傾向 → 下降トレンド

支持線・抵抗線の振れ幅がほぼ同じ → 横ばいトレンド

等です。

そしてこの支持線と抵抗線の関係に注目した見方が、

上昇トレンド → 高値は更新される、安値は更新されない。
下降トレンド → 安値は更新される、高値は更新されない。


と言う見方ができます。

そのことから上昇トレンドで直近の高値を更新したら買いエントリー、下降トレンドで直近の安値を更新したら売りエントリーを入れる。

上昇トレンド中の抵抗線が直近の安値をこえる値動きになれば、トレンド転換の可能性を考えエントリーを控える、また、下降トレンド中の抵抗線が直近の高値をこえる値動きになれば、トレンド転換の可能性を考えエントリーを控えるなどの一つの判断材料として使えます。

一般的なダウ理論を用いた取引ではこの直近の高値・安値を越えるか越えないかに重点を置いた使い方が幅広く知られています。

しかし、実際の値動きはダウ理論を一筋縄で適用できるものではありません。

例えば、一時的な強い抵抗線等では、上昇トレンドの場合は直近の安値を、下降トレンドでは直近の高値を簡単に更新することがあり、その後また、上昇トレンドに戻る等の不規則な値動きがあります。

ダウ理論の上昇トレンドで直近の高値を更新したら買いエントリー、下降トレンドで直近の安値を更新したら売りエントリーを入れるのルールだけに依存してしまうと、この様な一時的な強い抵抗線には引っかかってしまい損失の発生が考えられます。

所謂、「ダマシ」があると言うことです。

また、上昇トレンドや下降トレンドでもない、横ばいのトレンドではその効力を十分に発揮することができません。

「ダマシ」も連続するため、損失の発生が重なりドローダウンになることがあります。

この様に、ダウ理論は非常に筋の通った内容であると言えるが、ダウ理論だけで取引をすることは非常に難しいのが現状です。

「ダマシ」を回避する方法として、他のテクニカル指標を併用し、特定の条件を定めたり、比較的支持線と抵抗線の関係が安定している長い時間足を使ったスイングトレードで使うなどが有効と言えます。

どうもFX士です。


今日は前回に引き続きダウ理論についてのお話をします。


前回は、


①平均はすべての事象を織り込む

②トレンドには3種類ある

③主要トレンドは3段階からなる


のダウ理論の基本法則の3つをお話しました。


今日は残りの4つの基本法則、


④平均は相互に確認されなければならない

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する についてです。


④平均は相互に確認されなければならない複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとして捉えることは出来ないと考える。


もっともシグナルが同時期に出現する必要はないものの、直近においてシグナルが発生していればトレンドとして捉えるべきであり、且つ可能な限り同時期に近ければ確定的としている。 ダウが活躍した時代のアメリカでは、工業生産が盛んになると共に製品を輸送するための鉄道が整備された時期であった。


工業生産の好調・不振は即座に鉄道業の経営に影響したことから、ダウが創刊した『ウォールストリート・ジャーナル』ではダウ・ジョーンズ工業平均株価と運輸株平均をチャート形式で掲載している。


⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない 市場の終値の変動をダウは重視するが、同様にトレンド発生の確認手段として出来高の推移も重視する。


例えば上昇局面においては値上がり時に出来高が増加し値下がり時には出来高が減少、下降局面においては逆になる。 主要トレンドに従って取引する投資家が多数派であり、二次トレンドや小トレンドで利益を得ようとする投資家は少数派であると考え、それが出来高の多少に反映するとする。


⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する 現在の市場で発現しているトレンドは、明確にトレンドの転換シグナルが現れるまで継続し続けるとする。


トレンドに従った売買によって多くの投資家は利益を得るのであり、トレンドに逆らった売買で利益を得るのは難しい。


この様な理論です。


理解できても取引に簡単に取り入れられそうも無いような気もしますが、この理論を使ったトレンドの把握は非常に有効的です。


具体的な使用方法を次回ご紹介します。

どうも、ユウタです。


今日は「ダウ理論」についてお話したいと思います。 このダウ理論は個人投資家の間でも幅広く知られており、使われており、トレンドの見分け方や値動きの方向性、値動きの強さ等を計り知ることができます。


しかし、為替相場でこの理論をところかしこも使えると言うものではありません。


正しい使い方を知るためにもまず、この理論をしっかりと理解していく必要があります。 まず、ダウ理論(Dow Theory)とは、チャールズ・ダウが提唱した市場での値動きを評価するための理論で、


①平均はすべての事象を織り込む

②トレンドには3種類ある

③主要トレンドは3段階からなる

④平均は相互に確認されなければならない

⑤トレンドは出来高でも確認されなければならない

⑥トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する


の6つの基本法則から構成されています。 これからこの一つ一つの基本法則をお話します。



①平均は全て事象を織り込む。


政府が発表する経済統計や企業の業績・更には自然災害の様な予測不可能な事象に至るまで、需給に関するあらゆる事象は全て市場価格に織り込まれています。


市場価格はあらゆるファンダメンタル(材料)の反映であるという考えであり、その意味で効率的市場仮説の主張に基づいた考えとも言える。


※効率的市場仮説市場参加者は利用可能なすべての情報を迅速に取り入れており、新規情報によって他の市場参加者より有利になるという状況は生じないため、市場の挙動はランダムウォークになるという仮説。



②トレンドには3種類ある


ダウ理論では、価格変動の分析において市場動向(トレンド)を重視する。そのトレンドを以下の3つに分類している。


1. 主要トレンド:1年~数年のサイクル。

2. 二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル。

3. 小トレンド :3週間未満のサイクル。


これらのトレンドは互いに独立しているのではなく、二次トレンドは主要トレンドの調整局面であり、小トレンドは二次トレンドの調整局面として捉えられる。


③主要トレンドは3段階からなる



主要トレンドは3段階からなる また、主要トレンドは買い手の動向によって3つの段階からなるとしている。


1:先行期 :市場価格が下落し全ての悪材料は織り込み済みと判断した少数の投資家が、いわゆる"底値買い"をする時期。価格は、下落しているか底値圏で上下している。

2:追随期 :市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。価格は、上昇局面にある。

3:利食い期:価格が充分に上昇したところを見て、先行期に買いを入れた投資家が売りに出て利益を確定する時期。


価格は既にその前から上昇局面にあるものの、その上昇する値幅は小さくなっている。 続きは次回お話します。