何かに向かって進んでいくと、どうしようもない不安や焦りを感じることがある。もう諦めよう。。と思うこともあるはずだ。そんなとき、その思いを断ち切る唯一の手段は、ただ行動することなんだ。
生まれてきた赤ちゃんは何故歩けるようになるのだろう。寝返りさえ打てなかった赤ちゃんが、やがてハイハイができるようになり、自力で立とうとし始める。
まだ足腰の筋肉も発達していないから、踏ん張ることもできず、赤ちゃんは何回も何回も転んでしまう。時には頭を打ったり尻餅をついてしまったり、毎日たくさん泣くことになる。
それでも赤ちゃんは絶対に諦めない。毎日毎日痛い思いをして、辛くてもひたすらに立ち上がって歩こうとする。このすごいガッツと信念は、一体どこから来るのだろう。
でも、赤ちゃんはガッツなんて持ち合わせていない。転ぶことを失敗とも思っていない。ただ立ち上がって歩く、ということのために歩を進めているだけなんだ。
やがて赤ちゃんは、自力で立ってしっかり歩くことができるようになる。
赤ちゃんは転んでしまっても、何故転んでしまったのだろう。。と腕組みをして立ち止ったりはしないんだ。痛いからもうやめよう。と、歩くのを諦めた赤ちゃんを見たことがない。
歩けるということは当たり前の大前提で、ただひたすら今できることを必死に頑張っている。そうこうしているうちに、だんだんと歩けるための手段や感覚が自然と養われていく。
赤ちゃんは、自分が歩けるようになることを深い部分で分かっている。そう分かっているから、途中で諦める理由なんて見当たらない。赤ちゃんにとっては、今ただ出来ないだけで、それは失敗ではないんだ。
初めは歩き方なんて分からなくても、歩くことを前提としてとりあえず一歩を踏み出すことで、それに必要な視界は広がっていくんだ。逆に、このプロセス以外では何も変わらない。
準備をしっかりしてから進もう。としても、一歩踏み出したときに、それまでの準備と呼ばれるものの多くは無駄だったことに気付く。踏み出してから、本当に必要なものは現れてくるんだ。
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