• 豪   7月雇用統計
  • 欧   ECB月例報告
  • 欧   6月ユーロ圏鉱工業生産
  • 米   週間失業保険申請件数



とうとうドル円は84円台をつけてきました。


欧州時間で85円台を割り込み、ドバイショック時の安値を更新し


約15年ぶりとなる水準まで売り込まれましたが、


終始続いたユーロ売りがドル買いを誘い84円台停滞は防げたようです。


しかし、中国景気の減速、米経済鈍化やデフレ懸念、英中銀のインフレレポートなどから


市場はリスク回避の動きで安全資産である債券や金、円などに資金が流れています。






ドルの下落よりユーロの下落が目立った1日でした。


ECBがアイルランド国債を購入したという観測が浮上したことでのユーロ売り加速と


日本の財務省が輸出企業に聞き取り調査が行ったとの観測も浮上し、


ドル買い、そして相対的なユーロ売りが、


ユーロがここまで下げた要因だという声も聞かれます。


もちろん世界経済回復鈍化の傾向が一層高まったことが根底にありますので


まだまだリスク回避からの円高の流れは止まりきっていません。






ここまで来ると80円台割れが視野に入ってきましたが


さすがに重い腰の日本政府、日銀も動きださなければいけない状況になりつつあります。


15年前は日米協調介入(後、さらに日米独で協調介入)で円高を乗り切りましたが


今回は状況が15年前とはまったく違います。


欧米は自国通貨安を容認しているような姿勢ですし


急落による円高ではないことなどや


株価、長期金利にいたっては16000円台、3.4%台と


現在の日本とは大きく異なりますので協調介入は考えづらいです。


日本には打つ手があるのかと疑問すら持ってしまいます。






本日は大分読みづらい展開になりそうです。


下値を試すとも考えられますし、


昨日分の下落を戻すことも可能性は十分ありえます。


午前中は豪7月雇用統計があり、夕方にはECB月例報告、


夜には米週間失業保険申請件数が控えており


波乱も想定したうえで構えていないと深い傷を負うかもしれません。






ドル円のテクニカルを見ますと


「30分足」の一目の「雲」が本日の夕方頃まで分厚く、上限が85円半ば付近にあり


さらには100日、200日移動平均線も雲の上限近くにあります。


85円台半ばを抜けれればと期待したいところですが


好材料なくして突破はかなり難しいと思われます。


下値は大台の85円と昨日欧州時間につけた安値の84円72銭となり


これらを割ってくるようであれば84円前半あたり、


勢いがあれば83円台に挑む展開と読みます。






ユーロは対ドルである程度の買い戻しが考えられます。


テクニカルで「日足」の100日移動平均線が1.2810付近に


ありますので、移動平均がサポートとなりこれ以上の下落は難しいと思います。


また「4時間足」の200日移動平均線が1.2840付近に


「8時間足」の100日移動平均線が1.2850付近にあります。


上値は「4時間足」の200日移動平均線と一目の雲がある


1.30半ばと見ています。






相場状況は変わってきています。


今まで勝ってきたやり方が通用しづらくなると


思いますので固定観念は危険です。


柔軟に動けるようにしておくのが


チャンスにつながるのではないでしょうか。





  • 中   7月中国消費者物価指数
  • 中   7月中国鉱工業生産
  • 米   6月貿易収支



FOMC声明文で米景気への懸念が強まったのと


MBSの償還金を国債に投資することからの日米金利差縮小で


ドル安円高の流れは止まっていません。


中国の景気減速の懸念も浮上してきました。


先週のドル円の安値は更新していませんが、FOMCを通過したことで


84円台、ドバイショック時の安値が近づいたように思えます。


日本の口先介入では影響薄ですし


市場から米政府、FRBのドル安容認という声があがってきています。


ジリジリ下げるドルに日本が実弾で介入をし


流れを大きく変えれるとは思えませんし、


ドル安容認が介入を難しくさせると考えています。






本日は午前11時に発表される中国の経済指標と


米6月貿易収支が注目となりそうです。


昨日の上海株式の大幅下落のあとですから


市場の反応は敏感になっていると思いますので、


中国の経済指標など材料次第では大きく値が動く可能性は考えられ、


経済指標の結果ではドル円レートで84円台の覚悟は必要かと思われます。


ドルやユーロには積極的な買い材料が乏しく


円に至っては相対的に買われているだけですし


夏相場というのもあってレンジが狭くなりやすい状況下というのを考えると


株価の動向に合わせた小動きで経済指標など要所要所で動くといった


展開になりそうです。


小さい利ザヤを取るにも時間がかかるんではないでしょうか。






ドル円の上値下値をフィボナッチで見ると


上値は86円付近で本日好材料が出ないと86円台に戻すのは


難しいと見て取れます。


下値は85円20銭台で、割り込むようであれば


85円割れに挑むといった流れが想定できます。


テクニカルでは「1時間足」の100日移動平均線が85円80銭あたりに


85円60銭~80銭付近には一目の「雲」がありますので


上値が重たいのが分かります。


クロス円もドル円にズルズル引きずられる流れです。






日本ではお盆休み、欧米ではサマーバケーションで


参加者が減っていますので


こういう時こそ無理にポジションを持たずに


エントリータイミングをしっかり狙っていきたいものです。





  • 中   7月中国貿易統計  
  • 米   FOMC



先週末のNY市場で85円02銭を記録したドル円は、やや買い戻され85円90近辺で


取引されています。


昨日のNYでは、重要な経済指標の発表もなく、また夏休みということもあり市場参加者が


少なかったことなどから、値幅はわずか35銭でした。


FOMCを今夜に控えポジション調整のドル買いが進み、円は85円96銭、ユーロも


高値から100ポイントほど売られ1.32台前半まで下落しています。


ただ、ドル円では買い戻しが進んだとはいえ、86円台に乗せる場面もなく、依然として


上値の重い展開とも言えそうです。






ユーロ円などのクロス円も、このところ「レンジ相場」に入っており112円半ばから


114円半ばでの取引が続いています。


これは、円もユーロも対ドルでは同じ様なスピードで強含んでおり、ドル全面安の


展開が続いていることが背景だと見られます。


テクニカルで見てもここ2週間ほど112円半ばを割り込むことなく、110円ー113円


から水準訂正が行われたことが読み取れます。


現在、日足では比較的厚い雲の中ほどに位置しており、しばらくは上下に大きく動きそうもない


状況を示しています。


ただ、一目均衡表の遅行スパンはローソク足を上抜けしていることから、足元では


上値を試す可能性が高いと見られます。


115円台前半の雲の上限と、その上に位置する100日移動平均線が抜けるかどうかが、


ユーロ円が「110円の底固め」ができるかどうかのポイントになりそうです。


そのためには、ユーロが対ドルでもう一段の上昇を見せなけらばならないということに


なります。






今夜のFOMCでは何らかの追加金融緩和策が発表されるのではないかとの期待が


高まっています。


MBS(住宅ローン担保証券)の買い取り継続だけでは、市場への資金供給は変わらず


インパクトがありません。


加えて、国債の購入に踏み切れば長期金利の下落を招き、短期的にはドル安円高に振れる


可能性もあります。


これまでもバーナンキ議長は、米景気は緩やかに拡大しているとの立場に立ちながらも


住宅、雇用にリスクがあると繰り返してきました。


ドルが全面安で推移している状況下で、米景気が「2番底」に向かっているとすれば


このあたりで新たな政策を打ち出さないと「底割れ」という事態を招きかねません。


そうなると今度は、水面に浮上するまでに大変なコストと時間を要することになります。


そのあたりは著名な経済学者である議長は十分認識していることと思われますが、


「ドル安は米経済にとってプラス」との本音が見え隠れすることが気になります。


ドルは全ての主要通貨に対して下落を続けている現状でも「ドル安懸念」の声は


聞えて来ません。


オバマ大統領が政策に掲げた「輸出倍増計画」との兼ね合いが取りざたされています。