失敗行動パターン | 社会投資家 竹井佑介日記

社会投資家 竹井佑介日記

FX17年、株式投資14年、アメリカ不動産投資10年、日本不動産投資9年、ベンチャーキャピタル投資5年、会社経営14期目
投資を通して人々を幸せにする社会投資家竹井佑介ブログ

今回はFXを行う上で知っておかなければならない人の失敗行動パターンについて説明していきます。

実際ここをよくないがしろにしている方が非常に多いのですが、長く勝ちを重ねていくためには、そしていち早く負けパターンから抜け出すために避けては通れないところです。

人は勝ったり、負けたりする中で少しずつ当初定めていたルールを変えていってしまいます。

勝つと慢心からルールを弱め
負けると焦りや相場への復讐心からルールを忘れる

こんなことを続けていたらいくらお金があっても持ちません。

まずは相場で生き残ることを覚え、そこから勝てるようになるまでの、人の心理について一緒に身につけていきましょう。


それでは早速紹介していきます。

皆さんはこれまで色々な本やセミナー、実践を通して相場の心理学、マインドについて学んできたことと思います。

それでもうまくいってないとしたら。。。

うまくいかなかったのはなぜでしょうか?

よく考え直してみてください。


人は勝ち続けているときには自分の状態を高く保ち自然とルールも守って取り組んでいます。

しかし一度の負けを通して
(一般に大負けになることが多いのですが)

一気に学んできたものを崩壊させ、ルールを忘れ、連敗し復活不能なレベルまで自分をたたき落とす方があまりにも多いのが事実。


よって大事なのは負けたときに自分の心を如何に早くニュートラルにリセットできるかどうかにかかってきます。


負けパターンをより深いレベルで認識し負けからの回復パターンをつくりあげること。


これが相場で長期的に生き残れる唯一絶対の必要条件となります。


これまでの諸先輩方の経験と私の実体験を通してわかってきた人の失敗パターンについて説明していきます。



★★失敗パターン★★
実はこの失敗パターンを学ぶことは本なんか読まなくても簡単に勉強することができます。

なぜなら


9割以上の方が投資で失敗しているからです。


周りで投資している方々の9割が反面教師として存在してくれているからです。

だからそのうまくいっていない方々の行動パターンと発言をしっかりと聞いておき、パターンを分析し、自分のパターンをそれとは異にすることである程度防ぐことができてしまいます。

ここでは彼らの失敗パターンを詳(つまび)らかにしていきます。
それは次のようなものです。


?技術ばかりを学ぶ
?入金する
?損する
?レバレッジを上げ取り返そうとする
?資金がなくなる
?新しい技術を学ぶ


たったこれだけです。
ひとつずつ説明していきます。

?技術ばかりを学ぶ
人は何かを始めようとするとき安易に技術(やり方)を真似して、できるだけ早く結果を出そうとします。

これ自体はすべてが間違いではありませんが、ただこれだけは言えます。

やり方を習得するにはある程度の人間レベルに達していることが必要!



自己啓発の世界ではモデリングという言葉がありますがこれは真似することによって技術を習得することです。

世界NO1テニスプレイヤーがこれから野球をするといって半年間真剣にトレーニングを積んだとします。
するとよっぽどの経験者でない限りそのテニスプレイヤーに勝つのは厳しいでしょう。


なぜならそのテニスプレイヤーは技術を習得するための、体、心の基礎レベルが非常に高いところにあるため習得スピードは常人の想像をはるかにこえるものになっているからです。


もっと言うと心の基礎レベルが常人とはかけ離れたレベルにあるのです。

つまりモデリングするために必要なのに一般人があまりにも軽視しているのが心のレベルなのです。

技術を習得するためには心の技術(あり方)までモデリングして初めて、あなたの本当の力として見につくのです。

心の技術を読み取るためにはその人の発言、声の抑揚、行動パターン、体の動きから情報を得ていきます。

つまりより深いレベルで技術のモデリングをすることに他なりません。

しかしながらほとんどの方は表面的な技術ばかりに目がいくため、同じノウハウなのに成功する人もいれば失敗を繰り返す方もいるというわけなのです。

成功する人と成功できない人の違いについては次の節で紹介しています。

失敗パターンの第1番目は表面的な技術ばかりを習得すること。
これをまずは抑えておいてください。


?入金する
これは文字通りです。
技術を学んだ後、人はすぐに(安易に)活用して成功している自分を描いてしまいます。

この技術を使えば利益が1ヶ月後に2倍にできる!
ということは

10万円でFXやれば1ヶ月後に20万円
50万円でFXやれば1ヵ月後に100万円!
100万円でFXやれば1ヶ月後に200万円!!
200万円でFXやれば1ヶ月後に400万円!!!

年収が1ヵ月で稼げてしまう!!!!

そして生活資金にも安易に手を出すようになってしまいます。

まずは入金するとしても10万円、レバレッジが高い現在であれば5万円でも十分です。
生活資金には手を出さずにできるレベルで始めることを強く自分に誓ってください。

どこの本にも

投資は余裕資金で。

と謳(うた)われていますがそれをキチンと実践することは基本中の基本ですので、FX解体新書をお読みになった後も調子に乗って生活資金には手を出さないようお願い致します。



?損する
文字通りです。
これは絶対に避けては通れないことです。

100%の勝率で勝ち続けることははっきりいって不可能です。

ということは損をしても復活できるレベルで損するということが大事なのです。
そしてその損を出した自分のパターンを認識し2度と同じ失敗をしないことがあなたの勝率を上げることにつながります。

これは単に売買ルールを破ったという損の出し方だけをいっているのではありません。

まずあなたは損の出し方にも実に様々なパターンがあることを知らなければなりません。

(1)売買ルールを破る
これは大別してエントリータイミング、損切りタイミングの2パターンがあります。
それぞれどういう時に起こりやすいのかを認識してください。

そして

エントリーすべきときにしなかったという「機会損失」パターンがあります。
こちらも重要です。

数少ないチャンスを逃したことによって本来得られていたであろう利益を得なかった。
これも立派な損失ですので、どういうときに自分が見逃すのか、しっかり把握しておく必要があります。



(2)売買ルール通りにやったけど損失になってしまった
相場の値動きは人の感情と同様少々きまぐれなところがあります。
これは損切りもルールのひとつですのでルール通りの損切りは問題ありません。

そのためルール通りの損切りが十分復活可能なレベルであることが大事になります。

そしてルール通りにやったのにも関わらずなぜ損切りになってしまったのか。

これはその損切りせざるを得なかった時のチャートパターン(ここでは心理は必要ありません)をしっかりと頭に焼きつけ認識し、さらにルールを改良するときです。

移動平均の傾き、ローソクの形、経済指標発表の有無など様々な要因について調べ新たなルールを付け加え改良してください。

この確認による最も大きな収穫はルールが当てはまりにくい時間帯や値動きのパターンといった「ルールの例外」を知ることができることです。

損切りの仕方にも技術が必要だということです。



?レバレッジを上げ取り返そうとする
これが最も最悪なパターンです。
レバレッジを上げたのにも関わらず損切り幅は変わっていないため、一度の損失レベルが何倍にも膨れ上がり復活不能なものにしてしまう諸悪の根源です。

だからこそ損切りの幅はpips数ではなく、

一回の損失で許容できる範囲
例えば資金の2%など
設定する必要があるということです。

ちょっと考えてみてください。

8割の勝率。

悪くない数字だと思います。

100回売買したら80回勝てる。
それが8割の勝率です。

ここで突っ込んで考えます。

8割の勝率は

100回売買したら20回負ける。

とも言い換えることができます。

もっと突っ込んで言うと

20回の負け方には色々なパターンがある。
それは仮に連続20回負けていたとしても8割の勝率となる。

と言うことができます。

つまりもし損切り幅を5%に設定していた場合、8割の勝率だったとしても連続で負けると途中退場してしまう可能性が高いということです。

つまり一回の損失幅は非常に重要です。

損切りを設定する際には常に連敗を想定することが大事です。

例えば一度の負けの損失幅は5%から4%とする。

負けた場合必ずそのパターンを分析し答えが出るまで次の売買を行わない。

2連敗した場合その日はツキがないと判断し売買はストップする。

といったルールを設定しておく必要があるということです。

勝率のいい売買ソフトも一度泥沼に入ってしまうと一気にこれまでの利益をはきだしてしまうのと同じです。

システム売買はあくまでシステムのため泥沼に入ってしまうとシステム通りきっちりと負け続けてしまいます。

そのためシステムトレードの手法を自分で理解しシステムが破綻する相場ではスイッチを切るという作業が必要とされます。

それは自分自身でトレードする場合も同じです。

長期的に生き残るという目標は限りなく遠ざかり、撤退せざるを得ない状況が遅かれ早かれやってくることでしょう。



?資金がなくなる
損切りと連敗の想定がうまく噛(か)み合わなかった場合いきつく先は1つしかありません。


破産です。


普通に就職し生活している分にはなかなかお目にかかれない破産ですが投資の世界においては実に簡単にやってきます。

ゲームの世界でお金をすぐに使いきってしまうのと同様です。

ゲームの世界ですのでそこには「痛み」が存在しません。

そのため実際の世界ではありえないお金の使い方をしてしまいます。

RPGのドラクエの世界でカジノをして全てのお金をすってしまったとしても

リセット


してしまえばまた元のお金の状態になります。


あくまで非現実的な世界としてお金をとらえているため無茶ができるのです。

ドラクエの中だけでしたらまだ良いでしょう。

しかし人は「欲」が絡むと理性をしばしば失うことになります。


FXの世界でよくある最悪のパターン

大負けするとゲーム感覚になる

というものがあります。

FXのお金はドラクエと違い実際の世界にモロに関わってくるお金です。

その意味でゲームの世界とは全く異質のものです。

それは皆分かっていることです。

しかし一度大負けすると

取り返したい!!!

という気持ちが大きく膨らみ、負けがかさんでくると、あなたが頑張って創造してきたルールをベシャッと押し潰してしまいます。

そうなると歯止めがきかなくなり一度の損失額が一気に膨らんでいきます。

そしてそのストレスにあなたは押し潰されていきます。

次に至る境地が

一度で損失を取り戻す!
一度でこれまでの損失をペイし利益に変える!

という希望的観測です。

ここまで来るとあなたは破産という沼地に足を一歩踏み入れたことになります。

そして頭までずっぽり埋まってしまった時、

あなたの思考は停止し
いつでもリセットができるのではないかといった錯覚した行動を取るようになり

イチかバチか

という損切りの無い、言わばルール無視の取引がスタートするのです。

冗談はドラクエの世界だけにしておいてください。

実際の売買でこのようなことをやってしまえば破産はいとも簡単にやってきてしまいます。

ゲーム脳という言葉は何もプレステやDSだけの世界を言っているのではありません。

投資の世界にも存在しています。

ゲーム脳とは言い換えれば

リスクを管理できていない状態

のことです。

ゲーム脳でよく引き合いに出される人殺しの問題。

要は人殺しをしてしまうことで何が起こるのかを考えられる想像力の問題です。

相手の人生を踏みにじり消し去ってしまう。
自分自身が死刑になる。
相手の家族が深い悲しみに陥る。
自分のお世話になった人が絶望する。
今世だけでなく来世もその人殺しの枷をおっていかなければならない。
などなど。

そういったリスクに対して頭が働かない状態です。


しかし多くの人たちはその後反省、後悔をしているということを考えるとリスクを管理できていなかったということができます。

非常にきわどい例を出したのには理由があります。

相場でお金を失うことも同様に真剣にとらえてほしいからです。

お金を失うことは多かれ少なかれあなたや家族の命を削ることにもつながります。

その命のようなお金をリスク管理ができないゲーム脳でやってしまうことほど怖いことはありません。

ですので損を出したときにレバレッジを上げるというゲーム脳は今日この場で捨ててください。

なぜなら人にはツキが存在します。

相場に負けたときは通常よりもツキが落ちているのです。

そのツキが無い時にレバレッジを上げるというのは異常なことなのです。

負けてしまったときには必ずツキを取り戻すまでレバレッジは下げるようにしてください。

そうすることでひとつの負けパターンという輪廻からあなたは解脱することができますので。


?新しい技術を学ぶ
最後のパターンですが要は?に戻るということです。
習得した技術ではうまくいかなかったからまた新しく学ぶということです。

これ自体は全然悪いことではない、むしろ良いことです。

しかしながら新しい技術を学ぶ際には注意が必要です。

新しい技術を習得するためにより高いレベルで習得するということです。

そもそも使っていた技術を正確に踏襲できていたかをチェックします。

自分のレベルが上がれば上がるほど習得できる範囲も拡大していきます。

その中であなた独自のルールがある日いきなり生まれることもあります。

人には帰納的な思考と発見的な思考の2パターンが存在します。

演繹的な思考も言ってしまえば結論から原因を辿るという意味でやっていることは帰納的な思考と大差ありません。

ただ深く研究し考えていく中である日、ポッとアイデアが浮かぶことがあります。

これこそが発見的思考の萌芽です。

相場の世界にも同じことが起こります。

ひとつの売買ルールをとってもそのまま適用して結果を出す方がいる一方で結果が出せない方もいます。

また売買ルールをマスターし実践していく中で改良点をみつけ、他のルールと掛け合わせていくことで最も自分に適したパターンをひらめく方もいます。



是非これを読んでいるあなたにはその発見的思考ができるレベルまで実践していって欲しいと思っています。

そのためにも上記の6つのパターンは頭にしっかりと刻んでおいてください。

それぞれの説明を読んでもらえれば分かるように全てには2面性があります。

失敗パターンも認識し活用することによって、それはそのまま成功パターンにも変化させることができるのです。

だから相場で負けて熱くなってしまっているときには自分がこのパターンに嵌(は)まっていないかどうか毎回確認してみてください。

相場初心者は損するたびに読み返し頭に刷り込んでください。