前週末からの豪ドルは軟調です。
先週に発表された各種信頼感指数は継続的な改善を示しましたが、
同国の原材料輸出相手国である中国の経済指標が弱い結果となったこと
その中国が「中国は外需後退により非常に大きな圧力に直面」と声明を発表したことなど
が豪ドルの大きな重石になっています。
対ドルで一時0.81ドル台まで下押したほか、対円でも78円を割り込む場面が見られ警戒が必要です。
豪ドルには現在下押し圧力がかかっている状況ですが、
一部ではさらに下落幅が拡大する可能性も指摘されているようです。
これを裏付ける指標となっているのがバルチック海運指数です。
同指数は5月末に4000台前半の水準でピークアウトしてから現在まで大きく下落して、
5月半ばに示現した2000台後半水準までなんと25%以上も押し戻されています。
市場では中国の在庫積み増しの動きが後退した影響との声も聞かれていますが、
これまでバルチック海運指数と同様の動きを見せていた豪ドルはここにきて大きく乖離しています。
これまでの傾向通りであれば豪ドルが今後さらに下落する可能性があり要注意です。
もっとも、これまでの豪ドルの堅調な地合いは、
他国よりも景気回復見通しが鮮明となっていることを背景に
金融引き締め方向への転換をちらつかせる豪準備銀行のタカ派の方針や、
世界的な景気回復基調も材料視されているため、
商品市場の動きのみをもって大幅下落との判断は不十分です。
しかし、豪ドルのファンダメンタルズが強気一辺倒ではないことは
今後も考慮しておく必要がありそうです。
一方で来週までの短期的なタームではやや底堅いようには見えますが。。
今週の豪ドルの下押しはその後の大幅反発をもって、
テクニカル的にむしろ下値を確認したとも言える状況を示唆しています。
特段の材料も予定されていない来週の豪ドルは、
前週からの動きで確認された0.81~0.85ドルのレンジ内で
推移する公算が高いでしょう。
このようにどちらともとれるでしょうがお盆の大暴落しやすい時期です。
大暴落が起こった場合は常識は捨てて流れについていく必要があります。
もしくは落ち切ったところを拾ってほっておくかです。
暴落がなければ現在の水準が買い場となりずるずると上昇していくでしょう。
もみ合いになれば参加者が少ないため本当にレンジは狭くなりますのでその場合は様子見です。