23日発表のMPC議事録で、7月の金利据え置き決定の際に委員1名が利上げ提案をしていたことが判明しポンド買いが活発化しました。
しかし、翌24日の英小売売上高の大幅悪化がカウンターとなりポンドは急反落。
やはり英経済の弱さを意識した戻り売りのスタンスで臨むべきなのではと考えています。
ポンド:テクニカル要因による上振れは警戒すべき
23日発表の英金融政策委員会(MPC)議事録では、7月の金利据え置きが賛成7票、最左翼ブランチフラワー委員による利下げ提案1票、そしてベズリー委員の利上げ提案1票の7対1対1での決定だったことが明らかとなりました。
市場では、英景況への懸念が高まるなか、ブランチフラワー委員に加え、もう1名が利下げ票を投じて利下げ2票、賛成7票との結果を見込む向きが多かったようです。
そのため予想に反し利上げが1票出た形になります。
次の金融政策変更は利下げ方向との見方を背景にポンド売りを進めていた向きの買い戻しが入りポンドは上昇しました。
ポンド円も目先のテクニカルポイント200日線を越えて上振れ。上値の節目と考えられる高値である1月25日の214.04円を上抜け215.88円まで一気に上昇しました。
しかし24日、英小売売上高が前月比▲3.9%の低下と、86年以来の下落幅となると反転急落し、212円台へ下落しました。
今後の利下げを前提としたショートポジションはいったん解消を余儀なくされたが、即座に英ファンダメンタルズに沿うかたちでの売りスタンスが有利だと再認識されました。
MPC委員の見解が分かれたことからも理解できるが、ファンダメンタルズに基づき先行きの見通しをたてることが非常に難しい局面です。
戻り売りスタンスを基本に置きつつも、年初からの節目214円水準を上抜けて買いが加速したようなテクニカル要因による上振れを警戒しながら臨むべき展開が続きそうです。