FT2検証:2009年1月ドル円③ | FXチャート分析1000本ノック

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友人がFXで勝てるようになったので、全く同じ方法でFXの練習をしています。その練習内容を公開中!









前回はこの黄色矢印マークでのエントリーを問題にしました


前回の結論としてはここでエントリーしても良いということになったので、
ここでエントリーした後のところから検証したいと思います


黄色矢印マークでロングエントリーしたあと重要なのは、
エントリー後の上昇(オレンジ矢印)がどのようになるかということです

この上昇が直近高値を抜けてきて、
かつ高値安値を切り上げるような波動になってくれば
ここからの上昇ということを考えていくのですが、
このオレンジ矢印の上昇は結局、
直近高値を更新することなく下落を始めてしまいました

この動きを確認できたら、そのあとのオレンジボックスの範囲、
建値~ロスカットラインの間で損切りすべきだと思います


ロスカット幅がそんなに大きくはないので、
ロスカットに刺さるまで放っておいてもよいのですが、
今までの上昇トレンド中のこの状況は、
上昇を始めたらぐんぐん伸びていたので、
直近高値を更新できない⇒今までのような上昇にはならない
ということを早めに察知して撤退しても早すぎることはないと思います







ロスカット後の動きは慎重に見極めなければなりません、
上か下か、目線がはっきりするまではトレードを様子見するとよいでしょう


15分足のその後の動きとしては、青線の波動のように、
高値安値を切り下げていく方向に動きます

青星マークの高値(直前でエントリーした際の上昇の高値)に
2度ほどトライしますが、その後下落していきます


黄線の大まかな波動にしてみても、高値安値を切り下げています



実はこの画像は60分足で見たとき、
ヘッド&ショルダーの形がはっきり分かるところの足を先端にした画像です


この時点のチャートからは、

15分足:直近高値安値を切り下げだした
⇒下目線でのショートを考える

60分足:ヘッド&ショルダーの出現とMACD・RSIのダイバージェンス
⇒反転のサイン、ここが天井という信憑性の高い状況になった


この2つの事が読み取れるのではないでしょうか





よってここからは、15分で高値安値を切り下げる限り、
ショートを狙っていこうという判断になります










15分足の前回問題にした部分で安値を切り下げたことで、
60分足としても、それまではEMA25押しでのトレンドが続いてきたのに、
そのEMA25押しにならなかったということは、
一旦その波動でのトレンドは終了したと考える事ができます

さらに60分足ではこのあたりで
EMAのパーフェクトオーダーも終了しているので、
EMAからも現在の波動でのトレンドは終了したと考える事が出来ます


しかしながら、ここで60分足も下降トレンドに入る、
と決め付けるのは早計です

ここから今までよりも深押しになる形で
上昇トレンドが続く場合もありますし、
レンジに入るということも考えられます

上昇トレンド終了=下降トレンド発生とはならないので、
15分足ではショートを狙うとしても、
60分足の状況を慎重に見ながらトレードする事が必要です









さて、15分足でどこからショートを狙っていくか
ということになるわけですが、
その前に、60分足のヘッド&ショルダーのネックラインを確認します

反転のチャートパターン

・ダブル(トリプル)トップ
・ダブル(トリプル)ボトム、
・ヘッド&ショルダー
・逆ヘッド&ショルダー

これらが、特にプロとレーダーの重視する
60分足や週足で信憑性の高い条件で出現した際は、
そのネックラインが重視されます



今回のヘッド&ショルダーのネックラインは、
15分足・60分足チャートで示したピンクラインになります


ここを下抜けするのか、しないのかによって、
シナリオが変わってくるので、この付近では様子を見て、
ショートを狙う場合にはここをしっかり抜けたのを確認した、
次の戻り(青矢印マーク)でエントリーするのがよいと思います

15分の波動を見ても、小さい波動(青)でも大きい波動(黄)でも
青矢印マークの上げどまりが丁度良いポイントと言えると思います









ヘッド&ショルダーのトップから、
ネックラインまでの値幅下落する傾向が高いので、
そのラインを当面の目標に
戻り高値でショートエントリーを繰り返します







先程からのショートポジションは、
一旦青丸の部分
(直近安値をほとんど更新できなかったところから
EMA10と25のデッドクロスの間)
あたりで利食いをするのがよいと思います


その後、直近高値を切り下げたのを確認できたら、
青矢印マークのあたりからまたショートしてもよいと思いますが、
下落の勢いが弱まっている事が不安であれば、
高値安値切り下げの波動がしっかり分かる、
2番目、3番目の青矢印からのエントリーでもよいかと思います





ここからは比較的長く下降トレンドが発生しますので、
利益を伸ばしやすいポイントです


画像の青矢印マークでショートエントリーしていきます
4番目の戻りのところに×マークがついていますが、
この直前に60分足で出現したヘッド&ショルダーの
ネックラインからの目標値に付近まで到達しているのと、
3番目からの下落が直近安値を割れていないので、
×マークでのショートエントリーは様子見して見送ります

そのあと、目標値を割れてさらに下落しますので、
そのあとの戻りではまたショートを狙っていきます


ヘキサグラムをつけた部分の戻りでは、
その前までの戻りよりは少し浅いですが、
早い人はショートエントリーをしてしまう部分だと思います
直前までの波動を考慮してもう少し深く戻るまで待つ人は
ここではエントリーできないかもしれません


このあと、ヘキサグラムからの下落は
直近安値を更新できず戻ってきてしまい、
足が込み合ってきて小さな持ち合いになります

というのも、
ネックラインからの下落でつけた安値が、
ちょうど日足ラインに到達しているため、
下落の勢いが下げ止まる様子を見せているのです


このあたりで一旦利食いをしてもよいですが、
60分ではEMAがパーフェクトオーダーで大きく開いていますし、
15分のEMA10・25のデッドクロスまで待ってもよいかもしれません


ヘキサグラムからは直近安値を更新できなかったので、
ショートエントリーは様子見、
その後15分足は緩やかに安値を切り上げてきますので、
そのあたりからEMA15・25のデッドクロスの間(青丸で囲った部分)で
利食いするのがよいと思います








その後、15分では一旦高値を切り上げますが、
EMA75レジスタンスから再び下落します

EMA75レジスタンスとなった場所は、
ちょうどH&Sネックラインからの目標値とも重なります


ここから高値安値を切り下げたのを確認して、
最初の青矢印マークでショートエントリーです

ロスカットは直近高値の上でよいでしょう(青線)


その後、もどりで2回目のエントリーをしますが、
このエントリーでは直近安値を更新できませんでした

その後EMA10・25がゴールデンクロスしてしまいますので、
そのあたりで利食い、
2回目のエントリーは建値撤退になってしまうかもしれません



その後再びH&Sネックラインの目標値をトライしますが、
売り叩かれ結局直近安値も割れて、下落が続いていきます






直近安値を割れたので、
引き続き青矢印マークでショートエントリーしていきます


上の画像で引いた波動と見ると、
計3回エントリーポイントが見られます



この波動では3回目のエントリーの後、
安値を切り上げてしまうので、
その後の持ち合い部分ではエントリーを見送ります


EMA10・25のゴールデンクロスの場合は利食い、
それ以外の場合はポジションは保有したままです

3回目以外のエントリーはロスカットを建値に移動しておきます









大まかな波動で見る場合は、
2回エントリーポイントがあります



上の画像で2回目のエントリーをした後は、
一旦持ち合いが続いた後、再下落します








引き続き青矢印マークでショートエントリーです


上の矢印で3回目のエントリーのあとは、
直近安値を更新できず、
EMAもゴールデンクロスしますので、
ゴールデンクロスあたりで全てのポジションを利食いします


最後のポジションは少しロスカットになると思います






利食いの後は直近高値安値を切り上げていきます


ここからは、再び直近高値安値を切り下げるまでは、
エントリーは様子見します

EMA75をレジスタンスにしてからは高値安値を切り下げて、
オレンジラインの安値も若干ですが割り込みます


なので、青ヘキサグラムの戻りでは、
もしかするとエントリーしてしまうかもしれません

エントリーした場合は、ロスカットとなると思います

ロスカットは直近高値か、EMA10・25の開き始めたところに設定します







下降トレンドが一旦収束したところから
先程のエントリーがロスカットになったところまでを、
オレンジのボックスで囲んでみました


安値を更新したかと思えば高値も更新する
といったような不規則な動きが見られます


決め付けてはいけませんが、
こういった動きをし始めた場合、
60分足でも持ち合いに入るのではないか、
つまり一旦トレンドが収束するのではないか、
ということを考えておかなければならないと思います




ここからはまたしばらく、
15分足で高値安値の切り下げが見られるまでは、
トレードを様子見します