ようこそ「雑食館」へ!
さて、僕のピグ居酒屋「雑食館」は、昨日も一応営業していましたが(笑)、現実世界で僕が勤める料理居酒屋の某店は、残念ながら臨時休業とでした(泣)。
というのも、この地方を襲った、
大雪のせいです。。。
元々閑散とした時期なのですが、こんな有様では集客が見込めない。その上、昨日の予約状況ははゼロ。
こうなったら製造業と一緒です。ヒマなのに工場の機械を動かすくらいなら赤字になるんで休んじゃえ! てな感じです。
しかしどういうわけか今日は宴会場の半数以上がうまっているのですからわけがわかりませんが。。。世の中の波というのは何年この仕事に携わっていても、未だに不可解で理解に苦しみますです^^。
おかげで個人の自由時間がかなりできてしまいました。
たとえ、その何分の一かの時間を雪かきに取られようともw
なので、出かけるのは大変でしたが、おもいきって、久々に映画を観に行くことに。作品は、今、話題のあの映画、「ソーシャルネットワーク」です。
今月は米アカデミー賞がありますね~。賞の主要部門に絡んでいる作品で唯一地方の映画館でも現在観られるのがこの作品だったので、これは押さえておかねば! と思いまして(*^.^*)。 かなりミーハーなオイラです。
ただ、ミーハーといっても、この作品自体はスターが出ている映画でもなんでもありません。なにしろキャスト中、最高にネームバリューのある俳優といったら、「ナップスター」を立ち上げたショーン・パーカー役を演じる歌手・ジャスティン・ティンバーレイクなんだから。あとはコアな映画ファンしかしらないような人ばかり。
その上、幕開けから2時間、ほぼずっと喋りまくっている会話劇で、派手なカーチェイスやアクションシーンがあるわけでなく、観る者を特別驚かせるような仕掛けがあるストーリーでもない。ハリウッドには珍しいタイプの映画でした。
実在の人物や事件を描いていながら、たかだか5~6年前に起こったことのお話ですから偉人の伝記映画というわけでも、また、サクセスストーリー的な映画というわけでもありませんしね。
少なくともシネコンに行ってデートで観る映画ではないでしょうw
ま、アメリカにしてみたら「facebook」を巡る一連の騒動というのは大きなスキャンダルで映画にする価値のあった出来事だったのかもしれませんが、ツイッターやその他のSNSに押されている日本の現状を思うと、この映画、オスカーノミネートでも絡まなければ、まず当たらなさそうw
公開が今で良かったのかもしれません。「英国王のスピーチ」という作品がかなり追い上げているというので、授賞式の後だと、かえってパッとしないかもしれないですしね。
でも、脚本は見事です!
これといった説明も無く過去と現在を行ったり来たりする流れに戸惑いを覚える観客も確かにいるでしょうし、PCやネットに無縁の方々が観ても取っつき難くて一体なんのことやら・・・でしょうが、分からないこと、難しいことは取っ払って観ると、すごく単純なこと、即ち、ちゃんと「人」というものを描いている素晴らしい脚本なんですよね。
恋。友情。心の葛藤。他人との関わりあいの中で生じるアヤや亀裂。そして成功によって得た物と支払われた代償。
なんの解決もなく終わってしまう映画でしたが、主人公が見つめる視線の先に映るものを捉えたラストシーンの余韻が素敵な、そんな映画でした。
オススメ!
ところで、昨日こんな ニュースが配信されておりました。
実際のマークって、こんな人なんですね~♪ 若いのに大金持ちか・・・おカネかしてくれーっ!!
あ、失礼、、えっと、「ソーシャルネットワーク」は現在全国の主要映画館にて、絶賛公開中です!