いらっしゃいませ! ようこそ料理居酒屋『雑食館』へ!
毎日寒い日が続いていますがいかがお過ごしですか?
それにしても、富山は雪が降り止みません
どこへ行っても雪かきばかりしているせいで、腕がパンパン、腰もヤバイです(>_<)
先日、お店(※現実世界で勤めている方の)の従業員専用駐車場の雪かきをつらそうにしていると、通りがかった近所のオバちゃんに言われました。
「あんた、そんなツライがなら、もう止めとかれ。さっき天気予報でまだ1メートル積もる言うとったから、そんなことしとってもムダやちゃw」と・・・
オイオイ、あと1メートルも積もるから今の内にせっせと雪よかししとかんといかんのでしょ
ちょっとこの瞬間、オバちゃんに殺意を覚えました。ヤバイです。
あぁ、でもこんな時、年に数回しか使わんだろうとはいえ、自家用除雪機、憧れるなぁ。。。(冬以外の季節はけっこう邪魔になると思うけど。。。)
というわけで、そんな雪のせいでささくれだった身も心もホッコリと癒してくれるような煮込み料理を今日はご用意いたしました。
八丁味噌(赤だし)で作るビーフシチュー風の煮込み です。
ツライ労役の後は温かいお料理でも食べて熱いお風呂に入ってリフレッシュして、また気をお取り直して頑張りましょうか!
では、その作り方です。
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(材料・約6人前)
・牛すじ肉……400g
・ジャガイモ(2Lサイズを1個6等分)……2個
・人参(乱切り)……12切
・牛蒡(乱切り)……12切
・玉ねぎ(中玉を櫛形切りで12切)……1個
・水……1250ml
・赤ワイン……250ml
・ビーフコンソメ……(NET4.5g)1パック(でも様子を見て量は加減する)
・トマトケチャップ……大3
・バター……25~30g
・砂糖……大1
・水溶き片栗粉……水と片栗粉それぞれ大1
① まずは牛スジ肉の下処理から。
適当な大きさの鍋に肉を入れ、肉が被るくらいの水と酒半々を注ぎ入れて火にかけましょう。沸騰したら弱火におとして、約1時間 途中で灰汁をすくいながらコトコトと煮てゆきます。湯の嵩が減ったら水を足しましょう。
1時間下茹でしたら、水にとって冷まし、余分な脂や汚れを取り除いて食べやすい大きさにカットします。
(※)今回は牛スジ肉を使いましたが、手に入りやすくて安価なスライス肉でもOKです。ただしその場合は、下処理は要りません。煮込みの赤味噌を溶く直前に肉を入れてもらえればOKです。その方が、より簡単ですねw
② 調理に入ります。
煮込み用の鍋を用意。バターを火にかけて溶かします。焦がさないように注意。
バターが溶けたら人参、、牛蒡、玉ねぎを炒めます。全体に満遍なくバターが回ったら、一旦火を止めて、ジャガイモと①を投入。水と赤ワインを入れて、鍋肌が沸々とするくらい(約60度)まで強火、その後火力を弱めてその状態をキープしつつ10分間煮込みます。灰汁が浮いてきたらすくいましょう。
(※)ジャガイモは急激な加熱で組織が壊れる、すなわち煮崩れするのです。
これを防ぐためには、組織が安定する60度を10分間キープすることをおすすめします。肉じゃがなどを作る場合も同じ。もっとも、煮崩れしたジャガイモが好きな方もいらっしゃるでしょうが^^
③ 最初の10分間を煮終えました。次。
八丁味噌を溶き入れます。そして火力を上げて沸騰させ、さらに10分間コトコトと煮込みます。残り3分くらいのところでビーフコンソメ、トマトケチャップ、そして砂糖を加えます。この砂糖が無くてもいいんだけど意外と決めてです。さらに水溶き片栗粉を少しずつ加えながら混ぜ込んでトロをつけ、すこしそのまま加熱してタイマーが止まるまで待ちましょう。
完成です!
が、ここでしっかりとフタをして2時間は放置したいですね。煮物は休ませることで具材に味が染み込みます。火を止めてからも調理は続いているのです。なので、煮物の場合は、なるべく早い段階で調理にとりかかり、後で楽して、ごはん時に温め直すのがいいですね。
(※)顆粒ダシの素や今日使ったコンソメのような調味料の場合、僕はなるべく素材のうま味を引き出してから「後入れ」することに拘っています。というのも、後に入れた方が必要以上に量を使わずにすむからです。お味噌汁を顆粒ダシの素で作られている方は、ぜひそうしてもらいたいと思います。その方が、経済的で健康的ですからね^^
ただし、キューブのブイヨンやコンソメなどは煮込み入る早い段階で一緒に入れることが多いです。
いわゆる「もどき料理」なので本格的なビーフシチューに比べると味も風味も異なりますが、これはこれでけっこうイケますよ♪ まかない料理なので、だいたい家庭にある物で作れるかと思います。時間がある時にでも、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
ではまた明日(^O^)/