富士吉田ルートの登山道で出会った植物たちです
2012年6月30日~7月1日
■ダケカンバ
花には雌雄の別があるが、同じ株に両方が現れる。雄花は多数が密集して細長い尾状の花序になる。秋に長枝上に現れ、晩春から初夏に新葉が展開するとともに伸びて、長さ5センチくらいとなり、垂れ下がる。雌花の方はぐっと短く、短枝の頂に直立してつく


■フジハタザオ
アブラナ科ハタザオ属
富士山の固有種。森林限界付近、荒地に分布する多年生草本。根は細かく、礫の移動が激しい場所でも、礫とともに下方に流されながら生育することができます。名前は富士山に咲くヤマハタザオの意味。ヤマハタザオは山地帯に生育し、果実は主軸に接してつきます。
イワハタザオが高山に進出したもののひとつがフジハタザオですが、学名上はフジハタザオの変種にイワハタザオがあり、さらにいくつかの高山型の変種があることになっています
イワハタザオが高山に進出したもののひとつがフジハタザオですが、学名上はフジハタザオの変種にイワハタザオがあり、さらにいくつかの高山型の変種があることになっています


■シロバナノヘビイチゴ
バラ科オランダイチゴ属の多年草。
根茎は肥厚し、枝はよく分枝し、長い匍匐枝を伸ばし、地をはう。
葉は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。頂小葉は卵形から長楕円形で長さ2-5cm、各小葉は側脈が目立ち、縁には鋭い鋸歯があり、裏面には伏毛がある。葉柄と花茎に開出毛がある。
花期は5-7月。細い花茎の先端に少数の花をつける。小花柄の毛はやや斜上し、果時には湾曲して下向きに果実(果床)をつける。花は白色で径15-20mm、円い花弁は5個で、萼片、副顎片も5個になる。雄蕊は黄色で長さ3-4mmになり、果実(果床)は花後に径1cmの球形から卵形になり、赤熟し、食用になる。
日本では、本州の宮城県から中部地方まで、および屋久島に分布し、山地帯から高山帯下部の日当たりの良い草地に生育する。

■ツマトリソウ
サクラソウ科 ツマトリソウ属
北半球に広く分布し、亜高山の草地や林縁に生える小さな多年草。初夏に小さく可憐な花を咲かせる。
茎は直立して分岐しない。葉は広披針形で全縁。上部のものはまとまって付き輪生状となる。花は一見すると頂生しているように見えるが、よく見ると葉腋から花柄がでている。裂片は7烈するものが多いようだが、6烈や8烈のものもある。見たところ裂片の数と雄しべの数は等しくなるようであった。
茎は直立して分岐しない。葉は広披針形で全縁。上部のものはまとまって付き輪生状となる。花は一見すると頂生しているように見えるが、よく見ると葉腋から花柄がでている。裂片は7烈するものが多いようだが、6烈や8烈のものもある。見たところ裂片の数と雄しべの数は等しくなるようであった。


■名前がわかりません?ご存知の方教えてください!


厳しい環境の中でも華麗に咲いていました 。
☆もしも名前が違っていましたらご指摘お願いいたします