38年目の「DA・DI・DA」 | 電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ(ウインドシンセサイザー)で、路上演奏を中心に活動しています。その活動の記録です。

38年目の「DA・DI・DA」

 

 またメルカリで、昔は買えなかったCDを買ってしまいました。38年前にリリースされた『YUMING VISUALIVE DA・DI・DA』。ユーミンのライブツアー武道館公演のライブ盤です。

 

 実は、1986年2月11日㈷このツアーの新潟公演に参戦しました。前年の11月に、新潟伊勢丹に朝の4時くらいから並んで、やっと2階席を手に入れての参戦でした。中東の民族音楽風の場内BGMがフェイドアウトすると、ユミーンのシルエットが緞帳に映し出され、アルバム「DA・DI・DA」の冒頭と同じようにスクラッチノイズをバンドサウンドが追いかけて、幕が開くとステージ上には、エスカレーターが4機。「これがユミーンのライブか!」と思った物でした。もちろん、その当時は既に、オフコースや甲斐バンドのライブには足を運んでいましたが、まぁ言ってみれば演奏会で、ユーミンのライブは他と甲乙は付けられませんが、別物だと思いました。というわけでその後は20世紀が終わるくらいまで、ユーミンの新潟公演があると、仲間と予約受付電話を掛け続けたり、徹夜で並んだりしてチケットを確保して参戦しました。でも、たぶん本人たちも疲れたのかネタ切れか、毎年のようにツアーをする事も無くなり、ツアーを再開してもなんかイマイチ気分が乗らずで、昨年2023年まで約20年間、ご無沙汰してしまいました。

 話を戻すとその「DA・DI・DA」ツアーのライブ盤が出ると知ったのですが、それがアナログLPの発売はなく、カセットテープか、当時はまだ珍しかったCDのみの発売になりました。まぁ、所属レコード会社は、家電メーカーの傘下ですから、CDプレイヤーの販売促進の意味もあったのでしょう。それで自分はまだ、CDプレイヤーを持ってはいなかったので、カセットテープを購入しました。大事に扱っていましたが、だんだんとなんとなく間延びしてしまい、これは複製しておかなければと、ダビングをした時には、既に時遅しで部分的に聞きづらくなっていました。 

この作品、大ヒットした曲が入っているわけではなかったのですが、名曲が多く、本編の演奏部分は完全収録しているので、当時の最先端の機材の音を堪能できる名盤だと思っていました。もしかしたら、キーボード二人体制は最後で以降は、あの武部聡志さんが一人で演っているようです。

 

昨年、久しぶりにユーミンのライブを堪能して、もしかしたらオークションやフリマサイトに出ているのではと、網を張っていたところ、当時の定価より安い1990円で出ていたので、手に入れた次第であります。改めてCDを聞きなおしてみると、こんな音が入っていたのかと思ったり、「懐かしい初めまして」という感じです。

既に何曲か、ユーミンの楽曲も、持ちネタにあるのでそのうちやはり、ユーミン縛りの演奏会を演ってみたいと思うのでした。