目下、少し上がったり下がったりと
明確な方向性のないマーケットであすが・・・
単にに右肩上がりで10%の上昇を達成できるか不透明です!
今年の秋口あたりがそうであったように、
市場は絶対に直線的には上昇しない様子です。
積立投資をしてらっしゃる方は気にしなくてもよいが、
今後まとまった資金を
一括で投資をすることを考えていらっしゃるのであれば
3つのリスクに気をつけたいですね!
下落が始まったタイミングでしか
買い時はないと考えておいたほうがよい。
❶ 米連銀の想定以上のテーパリング
アメリカのインフレが4%台と高い水準を保っている。
一昨年、コロナ対策をうけて米連銀は「2023年までは利上げしない」と明言していた。
しかしそれも条件があって「インフレが2%を大きく超えないかぎり」
4%のインフレは石油価格の上昇もあって強烈な数字。
11月には年換算で6.8%という数字も2023年よりも早く、来年中には連銀は利上げをせざるを得ない。
しかも1度だけでなく何度もしなくてはいけないかもしれない。
利上げのペースが早すぎると
株式市場の地合いは悪くなることは間違いない状況。
❷米中関係のさらなる悪化
バイデン政権となって、米中の緊張が一時的に緩和されるかと思いきやここにきてまたそのリスクが高まっている。
米中貿易戦争は単にトランプ前大統領のヒステリーではなく米中覇権争いのいち局面となっている。
それに半導体がオイル以上に政治的な物資となりつつありマーケットシェアを大きく握っているTSMCのある台湾をめぐって、米中間にはさらなる緊張が走ることも考えられる。
今年、アメリカの第7艦隊が何度か台湾海峡を通航している。
来年もそれは続くだろう。サラエボ事件のように、地合いが悪いなかでちょっとした偶発的事故が大きな悲劇を招くこともあるかもしれない。
❸IT関連株の大幅な下落
テクノロジーセクターに大きなダメージがあるかもしれない。
むしろ今まで期待値が高すぎることもあって真っ先に売られることになるだろう。
時価総額もIT関連は大きいので、IT関連が下落したら相場の地合いはたいてい悪くなる。 |