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一松亭のブログ

労働問題、社会問題、心に残る映画について書いています。

 前回のブログで3月一杯と書いたBar『Speak easy』ですが、本日行ったところ4月19日くらいまでになったとのことでした。最後と思って花束を持っていきました。ひまわりです。今の季節なかなか置いている店が無かったのですが、運よく池袋の「花誠」さんで入手できました。リボンはブルーにしてもらいました。残る期間、皆さんできるだけ行ってあげてください。事前にSNSで開店の状況を確認しておくとよいでしょう。

 

 

 

急ぎのご連絡です。
9日に紹介でブログにあげたお店のうち、Bar『Speak easy』が急遽3月一杯で閉店することとなりました。残る営業日は3月22日(金)、3月29日(金)のみです。
事情としては、今お店はお母さんとお嬢さんで開業しており、「キイフ(Kyiv)」にお父さんのみ残していましたが、やはり一人残していて心配とのこと、お嬢さんが中学を卒業するのを境に「キイフ(Kyiv)」にお母さんとお嬢さんが帰国することとなったということです。戦火治まらぬなか、やはり家族一緒にという気持ちはなにより大切でしょう。ご家族の安全と幸運を祈り、月内はずっとお店に行ってあげたいと思います。

様々なことがありますが、『Все буде добре』(ブセ ブデ ドーブレ きっとうまくいく)
そして『Слава Україні ! 』(スラーヴァ ウクライーニ ウクライナに栄光あれ)

 

 

 

開戦より2年を越え、終わりの見えない『ウクライナ戦争』ですが、避難して来た皆さんの生活の為の営みも戦争の終結を祈りながら続いています。
今回はウクライナ避難民の方が開いているウクライナ料理のお店を3カ所ご紹介します。

私は巣鴨の住人ですが、隣の大塚駅の駅1分のところにあるBar『Speak easy』に足を運んでみてください。
近いので隔週で足を運んでいます。
(豊島区北大塚2-14-1 鈴矢ビル3F 金曜の夜のみ18:00~11:30開店)でもともとは外国人との交流スペースですが、その一角で営業しています。
臨時休業は事前にFB(Speak easy)やインスタグラムで確認をしてください。

 

 

 

 

 


代表的なウクライナ料理のボルシチやペリメニ、チキンキエフなどが楽しめます。最近はボルシチがウクライナ料理であると一般に周知されるようになりましたね。
赤い色はビーツで、大地の恵みと滋味を味わってください。ポーランドやウクライナのウォッカもどうぞ。
美味しくいただき応援!食べ終わったら一言どうぞ。「ドゥージェ、スマーチノ(дуже смачно)」(とても美味しい)

中央線の吉祥寺駅から2分にあるのは『Babusya REY』です。(武蔵野市吉祥寺本町1-25-4 吉祥ビル2F 土日祝の昼
11:00〜15:00のみ開店) 臨時休業等はインスタグラムでご確認ください。ウクライナビールが飲めます。

 

 

 

https://twitter.com/BabusyaRey

 

 



中央線の三鷹駅北口から徒歩15分、三鷹駅から保健所前までバスで5分、吉祥寺東急から徒歩20分にあるのは『KRAIANY(クラヤヌィ)』(東京都武蔵野市西久保3-2-5

少し距離はありますが、ここは毎日営業で10:00-17:00(テイクアウト18:00まで)、夜営業22:00の日もあります。(金土)

https://twitter.com/Ukraine_cafe


オリジナルのドリンクがおしゃれです。パンの横の白いのはサーロ(豚の脂身の塩漬け)です。お店が広いので、イベントもあったりします。ツイッターでチェックしてください。

ボルシチ等も各店の料理の違いを楽しんでください。
それで最後に、「ジャクユ(Дякую)」(ありがとう)「ド、ポパチェンニヤ(до побачення)」(さようなら)

『乾と巽 -ザバイカル戦記ー』の10が出ました。ついにロシア革命の主役たちの登場です。
レーニン、ウラジミール・イリイーチ・ウリヤーノフが本名です。ちなみにレーニンは「レナ川の人」という意味のペンネームです。


ロシア革命を成功させますが、党が革命を主導するという主張については、ローザ・ルクセンブルグなどは「それでは独裁になってしまう」と言っております。(実際そうなりましたね、革命は成功させますが・・・。一方ローザはスパルタクス団蜂起で非業の死をとげます。)
スターリン、ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリが本名です。スターリンは「鉄の人」という意味のペンネームです。
〇〇シビリという名前からわかるとおりジョージア(グルジア)の人です。
レーニンは「スターリンは粗暴すぎる」と言い遺書ではスターリン以外を後継者にするよう書いていますが、レーニンの死後の権力闘争で後継者となってしまいます。


エヴゲーニャの嘆きは胸に迫りますが、それどころではない悲劇を彼はロシアにもたらします。
今回はガイダ事件を経て敗戦の白軍に大きな悲劇の足音が忍び寄ります。

ところで第162回直木賞を受賞した川越 宗一氏の『熱源』という作品に、このレーニンの兄が登場します。
樺太、アイヌについての膨大な調査をもとに書かれた力作ですが、故郷を追われた者、樺太生まれのアイヌ、ロシアの流刑囚ポーランド人を中心に当時の様々な人たちを絡めて描かれ、ポーランド初代大統領であるユゼフ・ピウスツキやレーニンの兄アレクサンドル・ウリヤノフが登場します。文春文庫でも出ていますので是非お読みください。