エルヴィス・プレスリー【Rocker】 | STUDIO 67

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ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

1.Jailhouse Rock

2.Blue Suede Shoes
3.Tutti Frutti
4.Lawdy Miss Clawdy
5.I Got A Woman
6.Money Honey
7.Ready Teddy
8.Rip It Up
9.Shake, Rattle & Roll
10.Long Tall Sally
11.(You're So Square) Baby I Don't Care
12.Hound Dog

 

青春のサウンドトラック。

この一枚でロックンロール開眼したといっても過言じゃない。

ライダースを着てハーレーに腰かけるエルヴィスの姿も強烈なら

内容も強烈だった。

 

このアルバムはオリジナルではなく、死後に編集されたベスト盤。

タイトル・・・ジャケット・・・選曲・・・コンセプトは明確だ。

エルヴィスが最も尖っていた時代の、最も尖った曲が選曲されている。

名盤である。しかし廃盤である。

 

確かに12曲25分というのは短いに違いない。

ベスト盤ならもっと曲数が多いのがいくらでもある。

同じ価格なら曲数が多いほうがいいに決まっている。

だけどそれは「アルバム」と呼べるのか?

 

DJが最もこだわるのが「選曲」と「曲順」だ。

絶対に持っている音源を片っ端からかけたりしない。

「選曲」と「曲順」がフロアの興奮を左右するからだ。

 

CDが売れなくなった理由のひとつはここにあると思う。

とりあえず限界まで詰め込む。曲を羅列する。

その結果最後まで聞くと退屈、という感想になる。

アーティストにとってこれほど屈辱的なことはないだろう。

 

これからCDというメディアが生き残るには、

明確なコンセプトを持った選曲というのが必要なんじゃないか。

 

というわけでこのアルバムをリマスターして再販してください。

何でもするからお願いします。

 

(でも正直、曲数が多いのもありがたいんだよな・・・)