1.Jailhouse Rock
2.Blue Suede Shoes
3.Tutti Frutti
4.Lawdy Miss Clawdy
5.I Got A Woman
6.Money Honey
7.Ready Teddy
8.Rip It Up
9.Shake, Rattle & Roll
10.Long Tall Sally
11.(You're So Square) Baby I Don't Care
12.Hound Dog
青春のサウンドトラック。
この一枚でロックンロール開眼したといっても過言じゃない。
ライダースを着てハーレーに腰かけるエルヴィスの姿も強烈なら
内容も強烈だった。
このアルバムはオリジナルではなく、死後に編集されたベスト盤。
タイトル・・・ジャケット・・・選曲・・・コンセプトは明確だ。
エルヴィスが最も尖っていた時代の、最も尖った曲が選曲されている。
名盤である。しかし廃盤である。
確かに12曲25分というのは短いに違いない。
ベスト盤ならもっと曲数が多いのがいくらでもある。
同じ価格なら曲数が多いほうがいいに決まっている。
だけどそれは「アルバム」と呼べるのか?
DJが最もこだわるのが「選曲」と「曲順」だ。
絶対に持っている音源を片っ端からかけたりしない。
「選曲」と「曲順」がフロアの興奮を左右するからだ。
CDが売れなくなった理由のひとつはここにあると思う。
とりあえず限界まで詰め込む。曲を羅列する。
その結果最後まで聞くと退屈、という感想になる。
アーティストにとってこれほど屈辱的なことはないだろう。
これからCDというメディアが生き残るには、
明確なコンセプトを持った選曲というのが必要なんじゃないか。
というわけでこのアルバムをリマスターして再販してください。
何でもするからお願いします。
(でも正直、曲数が多いのもありがたいんだよな・・・)